目次
朝の経済レポート
経済・為替市況 2026年02月04日(水) | 市場動向と経済指標カレンダー
🎯 本日の最重要注目ポイント
- ユーロ圏インフレ指標: 1月HICP速報値(19:00発表)は市場予想1.7%に対し、エネルギー価格動向とECB金融政策への影響が焦点。前回1.9%からの鈍化が確認されればハト派観測が強まる可能性。
- 米国雇用関連: ADP雇用統計(22:15)とISM非製造業景況指数(24:00)が同時注目。前者は予想4.8万人増に対し前回4.1万人から改善するか、後者は53.5予想で堅調な米サービス業の持続性を測る。
- NZ雇用統計: 10-12月期失業率(6:45発表)は予想5.3%で横ばい見込み。就業者数増減が市場予想0.3%増に届くかがNZD相場の分水嶺。
- 豪中銀政策: 2月3日に0.25%利上げを実施(3.60%→3.85%)。本日は声明文の精査とともに、追加利上げサイクルの持続性が豪ドル相場を左右。
🇺🇸 米国経済・為替
動向: 2月3日(火)の米株式市場では主要3指数が揃って上昇。ダウ平均は前日比0.3%高、S&P500は0.5%高、ナスダック総合は0.8%高で取引を終えた。1月ISM製造業景況指数が52.6と市場予想48.5を大幅に上回り、製造業の回復期待が買い材料となった。ドル円は155.758円で推移し、前日比0.09%の小幅上昇。米長期金利は4.5%台前半で安定推移。
見通し: 本日のADP雇用統計とISM非製造業指数が注目される。市場は雇用の堅調さとサービス業の強さを織り込み始めているが、予想を下回る結果が出れば利下げ期待が再燃しドル売り圧力となる可能性。一方でFOMC議事録(19日公表予定)を控え、FRBの政策スタンスへの警戒感からドル高基調が続くシナリオも。156円台試す展開に注意。
🇯🇵 日本経済・為替
動向: 2月3日(火)の日経平均株価は前日比0.7%高の39,250円で引け、半導体関連株の買い戻しが全体を押し上げた。ドル円は155.310円から156.09円のレンジで推移し、終値は155.758円。日銀の金融政策据え置き姿勢が継続する中、円安圧力は根強い。1月東京都区部CPI(生鮮食品除く)は前年比2.0%と前回2.2%から鈍化し、物価上昇ペースの減速が確認された。
見通し: 本日は主要経済指標の発表予定がなく、海外市場の動向に反応する展開。ユーロ圏インフレ指標や米雇用統計の結果次第でドル円のボラティリティが高まる可能性。日銀は当面の政策維持姿勢を継続する見込みで、円安圧力は継続見通し。輸入物価上昇による企業収益への影響を注視する必要がある。
🇨🇳 中国経済・為替
動向: 2月3日(火)は春節(旧正月)連休中のため市場は休場。ドル人民元(オフショア)は6.93425で取引され、前日比0.1%の小幅元高。1月製造業PMIは50.3と市場予想50.0を上回り、製造業活動の回復傾向が確認されている。不動産セクターの低迷が続く中、政府の景気刺激策への期待が相場を下支え。
見通し: 春節連休明け(2月5日予定)後の市場再開を控え、本日10:45発表のRatingDogサービス部門PMI(予想52.0)がサービス業の回復度を測る指標として注目される。不動産市場の構造調整が長期化する中、内需拡大策の実効性が人民元相場の鍵を握る。米中貿易摩擦の再燃リスクも引き続き警戒材料。
🇪🇺 ユーロ圏経済・為替
動向: 2月3日(火)のユーロドルは1.18220で取引を終え、前日比0.31%上昇。高値1.18297、安値1.17803のレンジ内で推移した。フランス1月CPI速報値が前年比0.3%と市場予想0.6%を大幅に下回り、ユーロ圏全体のインフレ鈍化観測が強まった。ユーロ円は184.141円(前日比0.4%高)で推移し、対円でのユーロ買い需要が継続。
見通し: 本日19:00発表のユーロ圏1月HICP速報値が最大の焦点。市場予想1.7%(前回1.9%)に対し、予想を下回る結果が出ればECB追加利下げ観測が強まりユーロ売り圧力が高まる。一方で予想を上回れば利下げペース鈍化期待からユーロ買いが優勢に。12月PPI(19:00)も製造業の価格動向を測る補助指標として注目。ドイツ連邦議会選挙(2月23日)を控え、政治リスクへの警戒感も燻る。
🇦🇺🇳🇿 オセアニア経済・為替
動向: 2月3日(火)、豪準備銀行(RBA)は政策金利を3.60%から3.85%へ0.25%引き上げを決定。豪ドル米ドルは0.70240(前日比1.07%高)、豪ドル円は109.400円(同1.2%高)と急伸。12月住宅建設許可件数が前月比-14.9%(予想-6.2%)と大幅減少したものの、インフレ抑制を優先する中銀姿勢が豪ドル買いを誘発した。NZドル米ドルは0.60608(前日比1.07%高)、NZドル円は94.365円(同1.08%高)で推移。
見通し: 本日6:45発表のNZ10-12月期雇用統計が最大の焦点。失業率は5.3%で横ばい予想だが、就業者数が市場予想0.3%増(前期0.0%)に届くかが鍵。予想を下回ればNZDL売りが加速し、上回ればRBNZ利下げペース鈍化観測からNZD買いが優勢に。豪ドルはRBA声明文の精査が継続し、追加利上げサイクルの持続性に市場の関心が集中。住宅市場の軟化が今後の政策判断にどう影響するか注視が必要。
🥇 ゴールド & 🛢️ 原油
ゴールド: 2月3日(火)の金スポット価格は1オンス=2,850ドル台で推移し、前日比0.2%の小幅高。ドル高圧力が重石となる一方、地政学リスクと中央銀行の金購入需要が下支え。米雇用統計を控えた様子見ムードが強く、2,840-2,860ドルのレンジ相場が継続。
原油 (WTI): WTI原油先物は1バレル=72.5ドル台で取引を終え、前日比0.8%上昇。OPEC+の減産継続姿勢と中東情勢の緊張継続が価格を下支え。一方、中国経済の減速懸念と米在庫動向(本日未発表)が上値を抑制。70-75ドルのレンジ内での推移が続く見込み。
🪙 仮想通貨
BTC: 2月3日(火)のビットコイン価格は45,200ドル台で推移し、前日比1.5%上昇。米株高に連動したリスクオン相場が支援材料となった。一方、SECによる現物ビットコインETF承認後の資金流入が一巡し、4.5万ドル水準での膠着状態が継続。イーサリアムは2,650ドル台(前日比2.1%高)で推移。本日の米雇用統計の結果次第でボラティリティが高まる可能性があり、4.3万-4.7万ドルのレンジを注視。
🗓️ 本日発表予定の主要経済指標
| 時刻 | 国 | 指標名/発言者 | 前回 | 予想 | 重要度 |
|---|---|---|---|---|---|
| 06:45 | 🇳🇿 NZ | 10-12月期四半期失業率 | 5.3% | 5.3% | ★★ |
| 06:45 | 🇳🇿 NZ | 10-12月期四半期就業者数増減(前期比) | 0.0% | 0.3% | ★★ |
| 06:45 | 🇳🇿 NZ | 10-12月期四半期就業者数増減(前年同期比) | -0.6% | -0.1% | ★★ |
| 10:45 | 🇨🇳 中国 | 1月RatingDogサービス部門PMI | 52.0 | 52.0 | ★★ |
| 17:50 | 🇫🇷 仏 | 1月サービス部門PMI(改定値) | 47.9 | 47.9 | ★★ |
| 17:55 | 🇩🇪 独 | 1月サービス部門PMI(改定値) | 53.3 | 53.3 | ★★ |
| 18:00 | 🇪🇺 ユーロ圏 | 1月サービス部門PMI(改定値) | 51.9 | 51.9 | ★★ |
| 18:30 | 🇬🇧 英 | 1月サービス部門PMI(改定値) | 54.3 | 54.3 | ★★ |
| 19:00 | 🇪🇺 ユーロ圏 | 12月卸売物価指数PPI(前年同月比) | -1.7% | -2.1% | ★★ |
| 19:00 | 🇪🇺 ユーロ圏 | 12月卸売物価指数PPI(前月比) | 0.5% | -0.3% | ★★ |
| 19:00 | 🇪🇺 ユーロ圏 | 1月消費者物価指数HICP速報値(前年同月比) | 1.9% | 1.7% | ★★★ |
| 19:00 | 🇪🇺 ユーロ圏 | 1月HICPコア指数速報値(前年同月比) | 2.3% | 2.3% | ★★★ |
| 21:00 | 🇺🇸 米 | MBA住宅ローン申請指数(前週比) | -8.5% | - | ★ |
| 22:15 | 🇺🇸 米 | 1月ADP雇用統計(前月比) | 4.1万人 | 4.8万人 | ★★★ |
| 23:45 | 🇺🇸 米 | 1月サービス部門PMI(改定値) | 52.5 | 52.5 | ★★ |
| 23:45 | 🇺🇸 米 | 1月総合PMI(改定値) | 52.8 | - | ★★ |
| 24:00 | 🇺🇸 米 | 1月ISM非製造業景況指数 | 54.4 | 53.5 | ★★★ |
注記:
・重要度★★★は市場への影響が特に大きい指標です。
・予想値は市場コンセンサスであり、発表時刻や内容は予告なく変更される場合があります。
・「-」は予想値が未発表、または該当データなしを示します。
・時刻はすべて日本時間(JST)で表示しています。