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今朝の経済レポート 2025年7月16日 (改訂版)

目次

朝の経済レポート

経済・為替市況 2025年7月16日 | 市場動向と経済指標カレンダー

🎯 本日の最重要注目ポイント

🇺🇸 米国経済・為替

動向: 6月CPIが予想を上回り、関税による価格上昇が顕在化。FRBの9月利下げ観測が後退し、長期金利が上昇しました。

見通し: ドル円は148円台後半と4月以来の高値を更新。本日発表のPPIがインフレ加速を示せば、150円到達も視野に入ります。

🇯🇵 日本経済・為替

動向: 5月の機械受注は市場予想より改善したものの、日銀の物価見通し上方修正観測が浮上しています。

見通し: 米金利上昇と日米金利差拡大を背景に、円売り圧力が継続。150円が近づくにつれ、政府・日銀による為替介入への警戒感が高まります。

🇨🇳 中国経済・為替

動向: 4-6月期GDPが+5.2%と予想を上回り、政策支援効果が供給サイドに現れています。6月の鉱工業生産も大幅に上振れました。

見通し: 経済指標の好調を受け、人民元は対ドルで上昇。米中間の関税交渉の行方が今後の変動要因となります。

🇪🇺 ユーロ圏経済・為替

動向: 米国の対EU関税導入の動きを受け、ECBによる追加利下げ観測が浮上。欧州景気の長期的な減速が懸念されます。

見通し: ユーロ/ドルは米欧金利差の拡大から下落基調。本日のビルロワドガロー仏中銀総裁の発言が注目されます。

🇦🇺🇳🇿 オセアニア経済・為替

動向: RBA(豪州準備銀行)とRBNZ(NZ準備銀行)は共に利下げに慎重な姿勢を維持。最大の支援材料は中国経済の好調さです。

見通し: 豪ドル/米ドルは8ヶ月ぶりの高値圏で推移。中国経済の回復期待が続く限り、底堅い展開が予想されます。

🥇 ゴールド & 🛢️ 原油

ゴールド: 米金利上昇が上値を重くする一方、地政学的リスクの高まりが下支え要因となり、高値圏で推移しています。

原油 (WTI): 中東情勢への警戒感が続く中、需給バランスの綱引き状態にあり、方向感に欠ける展開です。

🪙 仮想通貨

BTC: 12万ドルを突破後に調整が入り、利食い売りが優勢。米国の金融引き締め長期化懸念が上値を抑えています。

🗓️ 本日発表予定の主要経済指標 (完全版)

時刻指標名/発言者前回予想重要度
15:00🇬🇧6月 CPI (前月比)+0.2%+0.1%★★★★☆
15:00🇬🇧6月 CPI (前年比)+1.9%+1.8%★★★★☆
17:00🇫🇷ビルロワドガロー仏中銀総裁 発言★★★★☆
20:00🇺🇸MBA住宅ローン申請指数+1.1%★★★☆☆
21:30🇺🇸6月 PPI (前月比)+0.1%+0.3%★★★★☆
21:30🇺🇸6月 PPI (前年比)+2.6%+2.8%★★★★☆
22:15🇺🇸6月 鉱工業生産 (前月比)-0.2%+0.1%★★★☆☆
22:15🇺🇸メスター・クリーブランド連銀総裁 発言★★★☆☆
23:00🇺🇸バーFRB理事 発言★★★★★

注記:
– バーFRB理事: 常設投票権保有
– ビルロワドガロー仏中銀総裁: ECB政策委員会メンバー
– メスター・クリーブランド連銀総裁: 2025年投票権なし

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