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朝の経済レポート
経済・為替市況 2025年07月22日 | 市場動向と経済指標カレンダー
🎯 本日の最重要注目ポイント
- パウエルFRB議長の発言 (21:30): 今後の米金融政策の方向性を探る上で最重要。タカ派的な発言が出ればドル買い、ハト派的ならドル売りの材料に。
- ベイリーBOE総裁の発言 (18:15): 英国の利下げ観測が高まる中、今後の金融政策に関するヒントが得られるか注目されます。
- 日本の参院選後の市場反応 (終日): 与党の過半数割れという結果を受け、週明けの日本市場がどのように反応するか。政局の不透明感が円相場に与える影響を注視。
🇺🇸 米国経済・為替
動向: 前日21日は、主要ハイテク企業の決算発表を前に方向感に欠ける展開。ダウは小幅続落したが、S&P500とナスダックは最高値を更新。米長期金利の低下を受け、ドル円は一時147円台前半まで下落した。
見通し: 本日はパウエル議長をはじめ、ウォラー理事、ボウマン理事とFRB高官の発言が相次ぐ。発言内容が今後の金利見通しに影響を与え、相場の変動要因となる可能性が高い。また、リッチモンド連銀製造業指数にも注目。
🇯🇵 日本経済・為替
動向: 7月20日投開票の参院選で与党が過半数割れとなったが、石破首相の続投意向が伝わったことで、市場の反応は限定的。ドル円は米金利の動向に連れて147円台まで下落した。
見通し: 引き続き、参院選の結果を受けた国内政局の動向が上値の重しとなる可能性がある。明確な方向性は、米国の金融政策に関する発言待ちとなる展開が予想される。
🇨🇳 中国経済・為替
動向: 特段の材料はなく、米ドル相場に連動する展開が続いている。
見通し: 今週発表される主要な経済指標はなく、他国の動向をにらんだ展開となりそう。
🇪🇺 ユーロ圏経済・為替
動向: 米長期金利の低下を受けて、ユーロドルは一時1.17ドル台まで上昇。ユーロ円はリスク回避の動きから一時171円台まで下落した。
見通し: 本日はラガルドECB総裁の非公式な会合が予定されているが、発言が伝わる可能性は低い。木曜日のECB理事会を控え、様子見ムードが強まる可能性がある。
🇦🇺🇳🇿 オセアニア経済・為替
動向: 前日は目立った材料がなく、米ドルの動きに連動した。
見通し: 本日はNZの貿易収支、豪RBAの議事要旨公表が予定されている。特にRBA議事要旨の内容が、今後の金融政策を探る上で注目される。
🥇 ゴールド & 🛢️ 原油
ゴールド: 米長期金利の低下を好感し、堅調に推移。FRB高官の発言によっては、さらなる上昇も期待される。
原油 (WTI): 世界経済の先行き不透明感から上値の重い展開が続いている。
🪙 仮想通貨
BTC: 金融市場全体のリスク回避ムードが和らぎ、底堅く推移。大きな変動はなく、次の材料を探している状態。
🗓️ 本日発表予定の主要経済指標 (完全版)
時刻 | 国 | 指標名/発言者 | 前回 | 予想 | 重要度 |
---|---|---|---|---|---|
07:45 | 🇳🇿 | 6月 貿易収支 | – | – | ★★☆☆☆ |
10:30 | 🇦🇺 | RBA金融政策会合議事要旨 | – | – | ★★★☆☆ |
18:15 | 🇬🇧 | ベイリーBOE総裁 発言 | – | – | ★★★★☆ |
21:30 | 🇺🇸 | パウエルFRB議長 発言 | – | – | ★★★★★ |
未定 | 🇺🇸 | ウォラーFRB理事 講演 | – | – | ★★★★☆ |
未定 | 🇺🇸 | ボウマンFRB理事 講演 | – | – | ★★★★☆ |
23:00 | 🇺🇸 | 7月 リッチモンド連銀製造業指数 | – | – | ★★★☆☆ |
注記:
本日発言・講演予定のパウエルFRB議長、ウォラーFRB理事、ボウマンFRB理事は、全員が金融政策決定会合(FOMC)での投票権を持つ常任メンバーです。そのため、彼らの発言は特に重要視されます。