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朝の経済レポート
経済・為替市況 2025年08月13日 | 市場動向と経済指標カレンダー
🎯 本日の最重要注目ポイント
- **英国 第2四半期GDP (15:00):** 本日最も重要な経済指標です。英国経済の健全性を示すこの指標が市場予想から乖離した場合、ポンド相場や欧州市場全体に大きな影響を与える可能性があります。
- **米国 週間原油在庫統計 (23:30):** 夏のドライブシーズン終了に伴う需要減退が意識される中、この統計は米国のエネルギー需要の実態を探る上で重要です。結果は原油価格、ひいてはインフレ関連の思惑に影響します。
- **FRB高官発言 (日本時間14日 02:00~):** 昨日の米CPIが強弱混合の内容だったことを受け、市場は金融政策の方向性を探るためFRB高官の発言に注目しています。特に投票権を持つグールズビー・シカゴ連銀総裁の見解が重視されます。
🇺🇸 米国経済・為替
動向: 12日の米国株式市場は大幅に上昇し、S&P500とナスダックは過去最高値を更新しました。発表された7月のCPIはコア指数が予想を上回ったものの、市場が過度に警戒していたインフレの加速には至らず、9月の利下げ期待が維持されたことで買い安心感が広がりました。
見通し: 市場の焦点はFRBの金融政策に移っています。本日のFRB高官発言や今後の経済指標を受け、利下げ観測がどう変化するかが注目されます。株価は高値圏での推移が予想される一方、インフレの根強さを示すデータが出た場合は調整が入る可能性もあります。
🇯🇵 日本経済・為替
動向: 昨日の米国市場が大幅高となったことを受け、本日の日本株は堅調なスタートが期待されます。為替市場では、米利下げ期待からドルが軟調に推移したことを受け、ドル円は一時147円台まで下落しました。
見通し: 本日は国内企業物価指数が発表されますが、市場の関心は海外要因、特に米国の金融政策の方向性に集まっています。株価は外部環境に左右される展開が続く見込みです。為替は、日米の金融政策の方向性の違いから、円高圧力と円安要因が綱引きする展開が予想されます。
🇨🇳 中国経済・為替
動向: 米国が対中関税の適用停止を延長したことで、目先の懸念は後退しましたが、中国経済の減速懸念は根強く、市場は様子見ムードが続いています。人民元は対ドルでわずかに元安方向に設定されました。
見通し: 今後発表される経済指標で、不動産市場や個人消費の動向が注目されます。経済の先行き不透明感が続く中、政府による追加の景気刺激策への期待も燻っています。人民元は、当局の管理下で安定的な推移が続く見込みです。
🇪🇺 ユーロ圏経済・為替
動向: 昨日の欧州株は、米CPI発表を前にまちまちの展開となりました。ドイツのDAX指数は下落した一方、英国やフランスの指数は上昇しました。為替市場では、米ドル安の流れを受けてユーロドルは上昇しました。
見通し: 本日はドイツのCPI改定値と、最大の注目材料である英国のGDPが発表されます。特に英国GDPが市場のセンチメントを大きく左右する可能性があります。ユーロ圏全体の景気回復の足取りは依然として鈍く、今後の金融政策の方向性を見極める上で、各国の経済指標が重要になります。
🇦🇺🇳🇿 オセアニア経済・為替
動向: 昨日、豪準備銀行(RBA)は市場の予想通り0.25%の利下げを実施しました。インフレ鈍化と景気の先行き不透明感を背景とした決定で、声明や総裁会見もハト派的な内容と受け止められ、豪ドルは主要通貨に対して下落しました。
見通し: 市場では年内の追加利下げ観測が広がっており、豪ドルは上値の重い展開が予想されます。本日はオーストラリアの賃金価格指数が発表され、インフレの先行きを占う上で注目されます。
🥇 ゴールド & 🛢️ 原油
ゴールド: 利益確定売りに加え、米国が金の輸入に関税を課さない方針を示したことで懸念が後退し、下落しました。米国の利下げ期待は支援材料ですが、短期的には調整圧力がかかる可能性があります。
原油 (WTI): 夏の需要期が終わりを迎えるとの見方から需要減退が懸念され、1バレル63ドル台まで下落しました。本日の週間在庫統計が目先の需給を判断する材料として注目されます。
🪙 仮想通貨
BTC: 史上最高値圏である12万ドル前後で推移しています。機関投資家の資金流入やマクロ経済環境が支援材料となり、専門家の間では年内にさらに価格が上昇するとの強気な見方が多いですが、足元ではボラティリティの上昇も見られます。
時刻 | 国 | 指標名/発言者 | 前回 | 予想 | 重要度 |
---|---|---|---|---|---|
08:50 | 🇯🇵 | 7月 国内企業物価指数 (前月比) | -0.2% | 0.2% | ★★☆☆☆ |
08:50 | 🇯🇵 | 7月 国内企業物価指数 (前年同月比) | 2.9% | 2.5% | ★★☆☆☆ |
10:30 | 🇦🇺 | 7月 賃金価格指数 (四半期) | 0.9% | 0.8% | ★★★☆☆ |
10:30 | 🇦🇺 | 7月 賃金価格指数 (前年同月比) | 3.4% | 3.3% | ★★★☆☆ |
15:00 | 🇩🇪 | 7月 消費者物価指数(CPI、改定値) (前月比) | 0.0% | 0.3% | ★★★☆☆ |
15:00 | 🇩🇪 | 7月 消費者物価指数(CPI、改定値) (前年同月比) | 2.0% | 2.0% | ★★★☆☆ |
17:00 | IEA | 月次石油市場レポート | – | – | ★★★☆☆ |
20:00 | 🇺🇸 | MBA住宅ローン申請指数 | 3.1% | – | ★★☆☆☆ |
23:30 | 🇺🇸 | 週間原油在庫統計 | -3.029M | – | ★★★★☆ |
14日 02:00 | 🇺🇸 | グールズビー・シカゴ連銀総裁 発言 | – | – | ★★★★☆ |
14日 02:30 | 🇺🇸 | ボスティック・アトランタ連銀総裁 発言 | – | – | ★★★☆☆ |
注記:
FRB高官発言について、グールズビー・シカゴ連銀総裁は2025年のFOMC投票権を保有しています。ボスティック・アトランタ連銀総裁は投票権を保有していません。