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朝の経済レポート 2026年04月04日(土) | 経済・為替市況

目次

朝の経済レポート

経済・為替市況 2026年04月04日(土) | 市場動向と経済指標カレンダー

🎯 本日の最重要注目ポイント

  • WTI原油が+13.14%の急騰($112.42):トランプ大統領がイランのインフラへの攻撃計画を4月7日(日本時間)まで延期する意向を示したことで、停戦期待が後退し供給リスクが急浮上。一時$114台まで急騰する場面も見られた。
  • 日経平均が反発(+660円・53,123円):前日(4/2木)の▲1,276円からの反発。地政学リスクへの警戒が一時的に和らぎ、短期筋の先物買いが主導した。ただし原油高が上値を抑制。
  • 3月NFP(米雇用統計)発表:4/3(金)に3月分非農業部門雇用者数が発表。WTI急騰・中東情勢との絡みで市場への影響が注目される展開となった。
  • 中国Caixin製造業PMI(3月)が52.1に急低下:前月の56.7(33ヵ月ぶり高水準)から大幅低下。中国景気の勢い鈍化を示し、オセアニア通貨など資源国通貨に下押し圧力。
  • ゴールドは調整($4,676・▲1.72%):一時$4,800超えの高値をつけた後、利益確定売りに押された。原油急騰と対照的な動き。

🇺🇸 米国経済・為替

動向: 4月3日(金)の米国市場は、3月NFP(非農業部門雇用者数)発表と中東情勢の激変(WTI+13%超の急騰)という二つの材料が重なる波乱の展開となった。エネルギーセクターには原油急騰が追い風として働いた一方、地政学リスクの急上昇がリスク資産全体への圧力となった。USD/JPYは159.67円(+0.02%)と小動きで方向感を欠く動き。

見通し: 週明けは中東情勢とイラン攻撃計画(米国時間4/6午後8時=日本時間4/7朝9時の期限)が最大の焦点となる。地政学リスクプレミアムが引き続き意識される中、原油高によるインフレ再燃懸念がFRBの利下げ期待を下支えするか注目。

🇯🇵 日本経済・為替

動向: 4月3日(金)の日経平均株価は53,123.49円(+660.22円)と反発。前日(4/2木)の▲1,276円安からの戻りとなった。短期筋による先物買いが主導し、一時900円超の上昇場面もあったが、原油高への警戒から上値は抑制された。JPX日経400も反発(+319ポイント・32,978)。日本のサービスPMI(3月・S&P Global速報)は53.4と、前月53.8(21ヵ月ぶり高水準)から小幅低下した。

見通し: USD/JPYは159.67円と安定推移。週明けは中東情勢と原油価格への反応が焦点となる。3月期末配当落ち後の割安感からの押し目買い意欲は根強く、下値は限定的との見方もある。

🇨🇳 中国経済・為替

動向: 中国のCaixin製造業PMI(3月)は52.1と、前月の56.7(33ヵ月ぶり高水準)から大幅に低下。景気拡大の勢いが急速に鈍化したことを示す結果となった。USD/CNHは6.8869(▲0.03%)と小動きで人民元は概ね安定推移。上海総合指数はトレンド上昇チャネル下限を割り込んだとの指摘があり、上値の重さが意識される局面。

見通し: PMIの大幅低下を受け、中国当局による追加景気支援策への期待が高まる可能性がある。原油高によるコスト増がスタグフレーション的なリスクをはらむ点も注視が必要。人民元は当面6.88〜6.89水準で安定推移する見通し。

🇪🇺 ユーロ圏経済・為替

動向: EUR/USDは1.1516(▲0.19%)と小幅下落。EUR/JPYは183.92円(▲0.11%)。欧州市場では中東情勢緊迫化による原油高がエネルギーコスト上昇・インフレ再燃懸念を刺激。Euro Stoxx 50は上昇トレンドチャネルの下限を割り込んだとの分析もあり、上値の重さが指摘される。

見通し: ECBの利下げペースは、原油高がインフレ見通しに与える影響次第で慎重姿勢が長引く可能性がある。ユーロは1.15水準での底固め局面が続くか注目。中東情勢の長期化はエネルギー輸入依存度の高い欧州経済にとってリスク要因となる。

🇦🇺🇳🇿 オセアニア経済・為替

動向: AUD/USDは0.6896(▲0.11%)、AUD/JPYは110.04円(▲0.22%)、NZD/USDは0.5690(▲0.41%)、NZD/JPYは90.85円(▲0.41%)とオセアニア通貨はいずれも軟調。中国CaixinPMIの大幅低下がリスクセンチメントを圧迫し、最大の貿易相手国・中国景気への懸念がオセアニア通貨に売り圧力をかけた。

見通し: 中国景気の回復力がオセアニア通貨の鍵を握る。資源国通貨として原油高の恩恵が波及するかは中国需要次第。豪州・NZとも当面はリスクオフ局面での下押し圧力が残りやすい展開か。

🥇 ゴールド & 🛢️ 原油

ゴールド: XAU/USD 4,676.29ドル(▲1.72%・▲82.02ドル)。一時$4,800.58の高値をつけた後、利益確定売りに押され4,554ドル台まで下押しする場面も。終値ベースでは$4,676水準で引けた。原油の急騰とは対照的に調整局面となったが、$4,500台のサポート水準は底堅く、中長期の上昇トレンドは維持している。銀(XAG/USD)も73.00ドル(▲2.76%)と連れ安。

原油 (WTI): WTI原油 112.42ドル(+13.14%・+13.06ドル)。トランプ大統領がイランのインフラへの攻撃計画を米国時間4月6日午後8時(日本時間4月7日午前9時)まで延期する意向を示したことで、停戦期待が後退し供給リスクが急浮上。一時$114.32の高値まで急騰した。イラン攻撃期限を控えた週明けにかけて引き続き高ボラティリティが予想される。

🪙 仮想通貨

BTC: BTC/USD 66,885ドル(▲0.06%)とほぼ横ばい。地政学リスクの高まりや原油急騰といった市場の波乱をよそに、ビットコインは66,000〜67,349ドルのレンジ内で底堅く推移。リスクオフ局面でも底堅さを示しており、安全資産としての側面が意識された可能性がある。

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