じゅごんFX:専業トレーダーの思考とほにゃらら

朝の経済レポート 2026年04月18日(土) | 経済・為替市況

目次

朝の経済レポート

経済・為替市況 2026年04月18日(土) | 市場動向と経済指標カレンダー

🎯 本日の最重要注目ポイント

  • ホルムズ海峡開放・原油急落: 米・イランの停戦交渉が進展しホルムズ海峡の開放観測が浮上。WTI原油は前日比-6.49%の87.25ドルへ急落し、FRBの年内利下げ観測が再浮上。
  • S&P500が7,000台を堅持: 4/17(木NY時間)S&P500は7,041.28(+0.80%)、NASDAQ総合は24,102.70(+1.59%)で引けた。米・イラン停戦期待と良好な雇用指標が追い風に。
  • 日経平均・4日ぶり反落: 4/16(木)に59,518円と大幅上昇した反動から、4/17(金)は利益確定売りで4日ぶりに反落。円はわずかに強含みドル円158.62円台で推移。
  • ゴールドが最高値圏を維持: XAU/USD 4,831.98ドル(+0.86%)と高水準継続。原油急落後も地政学リスクへの警戒から安全資産需要は衰えず、銀も+2.97%の大幅高。
  • 豪雇用統計・やや弱め: 4/17発表の豪3月雇用統計は新規雇用者数+1.79万人(予想+2.00万人)と予想をやや下回り。失業率4.3%は横ばいで、RBA政策への影響は限定的。

🇺🇸 米国経済・為替

動向: 4/17(木NY時間)のウォール街は続伸し、S&P500が7,041.28(+0.80%)NASDAQ総合が24,102.70(+1.59%)で引けた。米・イランの停戦協議継続への期待と、新規失業保険申請件数が20.7万件(予想21.3万件を下回る好結果)が追い風となった。一方、米3月鉱工業生産は前月比-0.5%(予想+0.1%)と予想外の落ち込みとなったが、2月分が+0.2%から+0.7%へ大幅上方修正され下支えに。ホルムズ海峡開放報道を受けWTI原油が87.25ドルへ急落(-6.49%)し、インフレ圧力の後退観測からFRBの12月利下げ観測が浮上している。

見通し: 週末(4/19〜20頃)に予定される米・イランの追加協議が最大の注目点。停戦合意が進展すれば原油安・株高・ドル安の流れが加速する可能性がある。FRBは4/28〜29のFOMCを前にブラックアウト期間入りとなり、当局者発言は当面封じられる。インフレ鈍化への期待と景気不透明感の綱引きが続く。

🇯🇵 日本経済・為替

動向: 4/17(金)の日経平均は4日ぶりに反落した。前日4/16(木)に59,518.34円(+1,384円、+2.38%)と大幅上昇した反動で利益確定売りが先行し、前日比マイナスで引けた。ドル/円は158.62円台(前日比-0.37%)と円がわずかに強含んだ。訪米中の片山財務相・三村財務官が円安けん制発言を行い、一時158.27円まで下落したが、イラン情勢の先行き不透明感から原油価格への警戒が残り、ドル買いが再優勢となった。

見通し: ドル/円は158〜159円台での推移が続く見通し。160円接近時には政府・日銀の為替介入への警戒感から戻り売りが出やすく上値は重い。一方、原油急落によるエネルギーコスト低下は日本の貿易収支改善に寄与するプラス材料。週末の米・イラン協議の進展が月曜以降の東京市場を動意づける可能性がある。

🇨🇳 中国経済・為替

動向: 上海総合指数は4,055.55(+28.34、+0.70%)と続伸し、底堅い動きを示した。先週発表された中国Q1 GDP +5.0%(市場予想+4.8%を上振れ)が引き続き支援材料となっている。USD/CNH は6.817(-0.06%)とほぼ横ばいで、人民元は安定した推移を維持した。

見通し: 中国の景気底堅さが確認されたことはアジア株全般の支援材料に。ただし米中貿易関係への懸念は根強く、上値追いには慎重なムードが続く。原油急落は中国のエネルギーコスト低下に寄与するプラス要因で、景気回復継続を後押しする可能性がある。

🇪🇺 ユーロ圏経済・為替

動向: EUR/USDは1.1765(-0.15%)、EUR/JPYは186.62円(-0.49%)で推移。ECBは3月理事会の議事要旨を公表し、「中東戦争によって見通しは著しく不確実になった」と表明しつつ、性急な利下げを避ける慎重スタンスを改めて示した。一方、英2月GDPは前月比+0.5%(予想+0.1%を大幅に上回り)と英経済の強さを示し、英鉱工業生産も+0.5%(予想+0.2%)の好結果。GBP/USDは1.3520(-0.05%)とほぼ横ばい。

見通し: ECBの慎重スタンスはユーロの下支え材料だが、中東情勢の不確実性とエネルギーコスト高がユーロ圏経済の重石。原油急落がインフレ鎮静化につながれば、ECBの年内利下げ議論が再浮上する可能性がある。英国は経済指標の強さが続いており、BOEの利下げは急がないとの見方が多い。

🇦🇺🇳🇿 オセアニア経済・為替

動向: 4/17発表の豪3月雇用統計は、新規雇用者数が+1.79万人(予想+2.00万人をやや下回り)。失業率は4.3%(前月から横ばい・予想通り)。フルタイム雇用は+5.25万人と増加に転じた一方、パートタイムは-3.46万人と調整。労働参加率は66.8%(予想・前月66.9%からやや低下)。AUD/USDは0.7169(+0.05%)とほぼ横ばい、AUD/JPYは113.64円(-0.32%)。NZD/USDは0.5883(-0.15%)。

見通し: 豪雇用統計は強くも弱くもない内容で、RBAの政策スタンスへの影響は限定的とみられる。豪ドルは原油安の影響で上値がやや重い一方、中国経済の底堅さが下支えとなる構図。NZドルは大きな材料がなく、対ドル・対円とも方向感に欠ける展開が続く見通し。

🥇 ゴールド & 🛢️ 原油

ゴールド: XAU/USD 4,831.98ドル(+0.86%)と最高値圏での推移が続く。中東地政学リスクを背景とした安全資産需要が継続し、銀(XAG/USD)も80.74ドル(+2.97%)と大幅高。原油急落後もゴールドが高値を維持していることは、市場全体の不透明感が根強いことを示している。

原油 (WTI): WTI原油は87.25ドル(前日比-6.49%)と急落。前日4/16の94.69ドルから一転、米・イランの停戦協議進展とホルムズ海峡開放観測が売りを誘った。エネルギー市場の供給懸念が後退し、インフレ圧力の鈍化期待からFRBの利下げ観測浮上の主因ともなった。トランプ大統領は「イランとの合意の見通しは非常に良好」と発言しており、週末の協議進展が注目される。

🪙 仮想通貨

BTC: ビットコインは77,405ドル(+3.31%)と続伸。74,524ドルの安値から78,328ドルの高値まで上昇し、リスクオン環境と米・イラン停戦期待が追い風となった。原油急落・株高・地政学リスク緩和の流れに乗り、仮想通貨市場全体に買いが広がった。

モバイルバージョンを終了