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朝の経済レポート 2026年04月21日(火) | 経済・為替市況

目次

朝の経済レポート

経済・為替市況 2026年04月21日(火) | 市場動向と経済指標カレンダー

🎯 本日の最重要注目ポイント

  • 🇳🇿 NZ CPI(発表済み):予想上振れ——Q/Q +0.9%(予想+0.8%)、Y/Y +3.1%(予想+2.9%)。国内サービスインフレが根強く、RBNZの利下げ観測が後退。NZDに買い圧力。
  • 🇺🇸 米国 小売売上高 3月(21:30):本日最注目——予想+1.3%(前回+0.6%)。関税報復前の駆け込み需要がどこまで反映されるか。強い結果はドル買い要因。
  • 🛢️ 原油急反発・イラン情勢継続——週末にイランがホルムズ海峡を再閉鎖。週明けBrent $95超え。米・イラン核協議(本日予定)の行方が地政学リスクの焦点。
  • 🇺🇸 米国株4/20(月)小幅下落——Nasdaq 13連勝がストップ(-0.3%)。S&P500も -0.2%。イラン情勢緊迫化とVIX上昇(+8%)で警戒ムード。
  • 🇯🇵 日本 3月貿易収支(08:50)——輸出+4.2%(前回)から加速するか注目。日銀4/27-28会合前の最後の主要指標。植田総裁「政策対応が難しい」との発言で利上げ期待は後退気味。

🇺🇸 米国経済・為替

動向: 4月20日(月)の米国株は小幅下落。ダウ平均は49,442.56ドル(-4.87、-0.01%)とほぼ横ばいだったが、S&P500は7,109.14(-0.24%)、Nasdaq総合は24,404.39(-0.26%)と下落。週末のイランによるホルムズ海峡の再閉鎖報道が投資家心理を悪化させ、Nasdaqは13連勝ストップ。VIXは18.87(+7.95%)と急上昇し警戒感が高まった。ただしRussell 2000は+0.6%と相対的に堅調。ドル円は158円96銭前後(前日比-0.29)で着地した。

見通し: 本日21:30に発表される3月小売売上高(予想+1.3%)が最大の焦点。関税引き上げ前の駆け込み消費が押し上げ要因となる可能性があり、予想通りの強い数字ならFRBの利下げ観測がさらに後退しドル買いが優勢になりやすい。一方で対イラン制裁の行方や核協議の結果次第で原油価格が乱高下するリスクも残る。「有事のドル買い」が再燃しやすい地合いが続いており、ドル円は158円台後半を中心に底堅い展開が予想される。

🇯🇵 日本経済・為替

動向: 4月20日(月)の日経平均は58,824.89円(+348円、+0.6%)と反発。イラン情勢に対する過度な悲観が和らぐ中、ディスコや村田製作所など半導体・精密機器関連株が持続的に買われた。決算本格化シーズンを前に好業績銘柄への選別物色が活発化。ドル円は158円後半で安定推移。植田日銀総裁はG20で「中東情勢による原油高が物価上振れと景気下振れリスクの両方をもたらしており、政策対応が難しい」と発言し、4月利上げへの市場の織り込みは低下した。

見通し: 本日08:50に3月貿易統計が発表される。輸出の伸び(前回+4.2%)や貿易赤字縮小の有無が注目点で、強い輸出なら円の下支え材料になりうる。4月27-28日の日銀金融政策決定会合を前に、植田総裁の慎重姿勢が継続しており当面は利上げ期待が後退。円はドルや豪ドルに対し小じっかりの動きが続く見込み。

🇨🇳 中国経済・為替

動向: 中国人民銀行は4月20日(月)に1年物・5年物LPR(最優遇貸出金利)を発表し、いずれも据え置きとなった。2026年第1四半期GDPは前年同期比+5.0%と政府目標(4.5〜5%)に沿う水準を維持。ただし消費意欲の拡大と内需回復は引き続き課題とされており、当局は追加的な財政・金融支援策の検討を続けているもようだ。人民元(USD/CNH)は6.8157と安定推移。

見通し: LPR据え置きにより人民元の大きな方向感は出にくい。米中関係は依然として不透明だが、イラン情勢が落ち着けばリスク資産全般への資金流入が再開し、中国株やコモディティへの追い風となりうる。本日中国発の主要指標の発表予定はなく、外部環境(イラン、米国小売売上高)が人民元相場の変動を左右する展開が続く見込み。

🇪🇺 ユーロ圏経済・為替

動向: ユーロドルは1.1786(-0.01%)と小動き。ユーロ円は187.196(-0.01%)。ポンドドルは1.3533(+0.03%)と小幅高。欧州市場は引き続きイラン情勢と原油価格の動向に敏感に反応しており、Brent原油が$95超えに上昇したことでエネルギー輸入国であるドイツ・フランスのインフレ再燃懸念がくすぶっている。

見通し: 本日18:00に4月ZEW景況感調査(ドイツ:前回-0.5、予想-7.0/ユーロ圏:前回-8.5)が発表される。米国の関税政策や中東情勢が欧州経済センチメントを圧迫しており、予想通りの悪化なら一時的なユーロ売り圧力となりうる。ただし実態経済への影響が読み切れない段階であり、ECBの利下げ予想がすでに相当織り込まれているため大幅な下落は限られる見込み。ポンドは本日15:00の英国雇用統計(失業率5.2%予想)が注目材料。

🇦🇺🇳🇿 オセアニア経済・為替

動向: 本日07:45に発表されたNZ・2026年1-3月期CPIは、前期比+0.9%(予想+0.8%、前回+0.6%)、前年比+3.1%(予想+2.9%、前回+3.1%)といずれも予想を上回る強い結果となった。ウェストパックは「国内サービスを中心にインフレの粘着性が続いており、RBNZが予想より長く引き締め的な政策を維持する可能性がある」と分析。結果を受けてNZドルは買われ、NZD/USDは0.5908(+0.38%)、NZD/JPYは93.848(+0.31%)へ上昇。豪ドルもAUD/USD 0.7177(+0.05%)と底堅い。

見通し: NZ CPIの上振れでRBNZの利下げ観測が後退し、NZDのサポートが強まっている。豪州は本日主要指標の発表予定なし(RBA議事録は5月初旬公表見込み)。豪ドルはWTI原油の上昇(資源国通貨の追い風)と米国小売売上高の結果に連動した動きが続く見通し。NZD/JPYは93円台後半〜94円台前半での推移が想定される。

🥇 ゴールド & 🛢️ 原油

ゴールド: 4月20日(月)の金(スポット)終値は$4,846.50(+0.37%)。現在は$4,823.85(+0.06%)と高値圏を維持。イラン情勢に伴う地政学リスクと米ドルの高止まりが綱引きする形で$4,800台を下支え。2026年に入り金は顕著な上昇トレンドを維持しており、有事リスクの高まりが引き続き安全資産への需要を支えている。銀(XAG/USD)も$79.94(+0.28%)と堅調推移。

原油 (WTI): 現在$89.88(+0.48%)。週末にイランがホルムズ海峡の再閉鎖を発表したことで週明けに急反発し、Brent原油は$95超えに上昇。米・イランの核協議の行方が原油相場の最大の変動要因となっている。協議が前進すれば供給懸念が後退し原油下落・インフレ緩和につながる一方、決裂すればさらなる上昇も視野に入る。WTI$85〜$95レンジを軸とした乱高下が続く可能性が高い。

🪙 仮想通貨

BTC: ビットコインは$75,700(+2.56%)と続伸。直近高値$76,621から調整後に反発しており、リスクオン環境の改善と機関投資家の継続的な買いが下値を支えている。イラン情勢による金融市場の不透明感がある中でも底堅く、$73,000台の安値水準から切り返し。引き続き$76,000超えを試す展開が続くか注目。

🗓️ 本日発表予定の主要経済指標

時刻 指標名/発言者 前回 予想 重要度
07:45 ✅発表済 🇳🇿 NZ 1-3月期 CPI(前期比) +0.6% +0.8% ★★★
07:45 ✅発表済 🇳🇿 NZ 1-3月期 CPI(前年比) +3.1% +2.9% ★★★
08:50 🇯🇵 日本 3月 輸出(前年比) +4.2% ★★
08:50 🇯🇵 日本 3月 輸入(前年比) +10.2% ★★
08:50 🇯🇵 日本 3月 貿易収支 -¥4,832億 ★★
15:00 🇬🇧 英国 2月 失業率(ILO方式) 5.2% 5.2% ★★
15:00 🇬🇧 英国 3月 失業保険申請件数 2.47万件 2.14万件 ★★
18:00 🇩🇪 ドイツ 4月 ZEW景況感(期待指数) -0.5 -7.0 ★★
18:00 🇪🇺 ユーロ圏 4月 ZEW景況感調査 -8.5 ★★
21:30 🇺🇸 米国 3月 小売売上高(前月比) +0.6% +1.3% ★★★
21:30 🇺🇸 米国 3月 小売売上高 除自動車(前月比) +0.5% +1.3% ★★★
21:30 🇺🇸 米国 3月 小売売上高 コントロールグループ(前月比) +0.5% +0.2% ★★
23:00 🇺🇸 米国 3月 住宅販売保留指数(前月比) +1.8% 0.0%
23:00 🇺🇸 米国 2月 企業在庫(前月比) -0.1% +0.3%

注記:
時刻はJST(日本標準時)。前回値・予想値は発表時に修正される場合があります。★★★=最重要、★★=重要、★=参考指標。✅発表済みの指標については実績値:NZ CPI Q/Q +0.9%、NZ CPI Y/Y +3.1%(いずれも予想上振れ)。フランス・カナダ・豪州・スイス・中国(LPR 4/20発表済み)は本日のウィンドウ内(JST 06:00〜翌06:00)に主要指標の発表予定なし。

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