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朝の経済レポート 2026年06月03日(水) | 経済・為替市況

目次

朝の経済レポート

経済・為替市況 2026年06月03日(水) | 市場動向と経済指標カレンダー

🎯 本日の最重要注目ポイント

  • 豪州 Q1 GDP(10:30 JST):前期比+0.4%予想(前回+0.8%から減速)。RBAの年内利下げ判断に直結。下振れなら豪ドル急落リスク。
  • 米 ADP 雇用統計・5月分(21:15 JST):前回+10.9万人 → 予想+12.0万人。今週金曜(6/5)雇用統計(NFP)の前哨戦。強ければドル高・株高の流れ継続。
  • 米4月製造業受注・耐久財受注改訂値(23:00 JST):速報値の前月比+7.9%が維持されるか確認。AI・防衛投資の持続性を見極める。
  • 欧州主要国 サービス業PMI確報(16:50〜17:30 JST):フランス・ドイツ・ユーロ圏・英国の5月確報。フランス(予想42.9)など50割れ継続でECB追加利下げ観測を強める。
  • 植田日銀総裁 講演:7月利上げ観測に関する発言次第でドル円が大きく動く可能性。160円台での介入警戒とあわせて注視。

🇺🇸 米国経済・為替

動向: 6月2日(火)のS&P 500は7,604.90(+0.07%)と高値圏を維持。ナスダックは27,075.61(-0.04%)とほぼ横ばい。6月1日(月)発表のISM製造業景況指数が54.0(予想53.0超え・2022年5月以来の高水準)となり、AI関連投資ブームと供給前倒し発注が需要を押し上げていることを確認。ドル円はイラン側の「米との協議停止」報道を受けつつも、トランプ大統領が「協議は継続中で急速に進んでいる」と表明し、OANDA終値ベースで160.26円と160円台に到達。昨夜(6月2日 23:00 JST)には米4月JOLTS求人件数が発表された。

見通し: 本日21:15発表の米ADP雇用統計(5月分、予想+12.0万人)が最大の焦点。前回+10.9万人から改善すれば今週金曜(6/5)の雇用統計への期待が高まり、ドル高・株高が継続しやすい。本日23:00のISM非製造業(予想53.8)が予想を上回れば「サービス業は堅調=利下げ急がず」のシナリオが強化され、FRBタカ派姿勢の維持が株式市場の上値を抑えるリスクがある。ドル円は160〜161円台でのレンジを想定。翌03:00にはベージュブック公表でFRBの地区別景気認識を確認。

🇯🇵 日本経済・為替

動向: 6月2日(火)の日経平均は約66,733円(前日比-0.30%)と、6月1日に最高値を更新した66,934円から小幅反落。ソフトバンクグループやキオクシアなどAI・半導体関連では上場来高値を更新する銘柄が複数見られた。ドル円はOANDA終値160.26円と2024年の政府・日銀の実弾介入水準に再び接近している。現在(6月3日朝)は159.94円前後とやや落ち着いた動き。

見通し: 本日は植田日銀総裁の講演が予定されており、7月利上げ観測に関する発言に市場が注目。「利上げに前向き」と受け取られればドル円の急落(円高)、「慎重」発言なら160円台への再上昇となる分岐点。160〜161円台では三村財務官「介入回数に制約なし」を背景に当局介入警戒が上値を強く抑制。本日の米ADP統計が強ければドル高圧力が続くが、162円超えなら2024年5月の実弾介入時の水準を意識した円買いが入る可能性がある。日経平均は7万円台挑戦シナリオを維持しつつも、短期過熱感による調整リスク(±1,000円圏)を常に念頭に置く局面。

🇨🇳 中国経済・為替

動向: 上海総合指数は6月2日(火)に3日ぶり反発(4,057.74→前日比+上昇)、ハンセン指数も3日続伸。ハイテク・AI関連株への買いが集中し、米株高が投資家心理を改善。USD/CNH は6.762前後と元安水準を維持。

見通し: 本日10:45 JSTに中国 非製造業PMI(前回52.6、予想52.3)が発表予定。予想通りの小幅低下なら「サービス業は引き続き拡張圏」と受け止められ市場への影響は限定的。一方で50割れとなれば経済への不安が高まる。米中関係では引き続き追加関税の行方に注目。国内の不動産セクター不振は構造的な重荷として継続。

🇪🇺 ユーロ圏経済・為替

動向: EUR/USDは1.163前後。6月2日(火)にユーロ圏5月CPI速報値(予想前年比+3.2%)が発表されており、インフレ動向をめぐるECBの次の一手が引き続き焦点。英FT-SEは10,338.95(-0.68%)と欧州株は軟調気味。

見通し: 本日16:50〜17:30 JSTにフランス(予想42.9)・ドイツ(予想47.8)・ユーロ圏(予想46.4)・英国(予想47.9)の非製造業PMI確報値が出揃う。フランスは42.9と大幅な収縮圏で、ユーロ圏全体のサービス業も低迷が続けば「ECB追加利下げ加速」シナリオが台頭し、EUR安の流れに。さらに18:00のユーロ圏PPI(前年比予想+4.9%、前回+2.1%から大幅上昇)が予想通りに高止まりすれば、「景気悪化+インフレ高止まり」のスタグフレーション懸念が強まり、EUR/USDは1.15台への下落リスクも。1.165〜1.160のレンジを注視。

🇦🇺🇳🇿 オセアニア経済・為替

動向: 豪ASXは8,729.4(-0.03%)と高水準でほぼ横ばい。AUD/USDは0.71803、NZD/USDは0.59260。豪ドルは対円で114.83円前後。

見通し: 本日最大の注目は10:30 JSTの豪州Q1 GDP(前期比+0.4%予想、前年比+2.6%予想)。前回+0.8%から減速が見込まれるが、予想を下振れすればRBAの年内利下げ期待が急激に高まりAUD/USD 0.70台への下落リスク。予想を上回ればRBA利下げ後退でAUD買いが入り0.73台を試す可能性。また07:45 JSTのNZ住宅建設許可(前回-1.3%)が回復すれば景気底打ち期待でNZD買いの材料に。GDP結果次第でAUD/JPYは113〜116円の大きなレンジで動く可能性があり、豪州関連のポジション管理に注意。

🥇 ゴールド & 🛢️ 原油

ゴールド: 4,487.70ドル(-0.01%)。歴史的高水準を維持。イラン情勢の不透明感が安全資産需要を下支え。米金利がFRBタカ派姿勢で高止まりするシナリオでも、地政学リスクと中央銀行の金買い継続が下支え要因。4,450〜4,520ドルのレンジを想定。

原油 (WTI): 96.22ドル(+0.29%)。イランが「イスラエルのレバノン攻撃を受け米との協議停止」と報道される一方、トランプ大統領は「協議継続中」と表明。供給不安で高止まり。本日23:30 JSTのDOE原油在庫(前週比)が予想以上の在庫減少なら97〜98ドルへの上昇余地。増加なら95ドル台への調整も。

🪙 仮想通貨

BTC: 67,013ドル(-6.15%)。前日の71,328ドルから大幅下落。利食い売りが加速し、短期的には65,000〜66,000ドルのサポート帯での底固め局面へ。米株高や地政学リスク後退がリスクオン回帰のカタリストとなるが、逆に米金利高止まり・ドル高の組み合わせは更なる下押し圧力となる。今週の米雇用統計(6/5)でリスク方向が定まる見込み。

🗓️ 本日発表予定の主要経済指標

時刻(JST) 指標名/発言者 前回 予想 重要度
07:45 🇳🇿 住宅建設許可[前月比] -1.3% ★★★
08:00 🇦🇺 非製造業PMI(S&P Global・5月確報) 47.7 ★★
10:30 🇦🇺 Q1 GDP[前期比] +0.8% +0.4% ★★★
10:30 🇦🇺 Q1 GDP[前年比] +2.6% +2.6% ★★★
10:45 🇨🇳 非製造業PMI(Caixin/S&P Global・5月確報) 52.6 52.3 ★★
16:50 🇫🇷 非製造業PMI(5月確報) 42.9 42.9 ★★★
16:55 🇩🇪 非製造業PMI(5月確報) 47.8 47.8 ★★
17:00 🇪🇺 非製造業PMI(5月確報) 46.4 46.4 ★★
17:00 🇪🇺 総合PMI(5月確報) 47.5 47.5 ★★
17:30 🇬🇧 非製造業PMI(5月確報) 47.9 47.9 ★★
18:00 🇪🇺 生産者物価指数[前月比](4月) +3.4% +0.6% ★★
18:00 🇪🇺 生産者物価指数[前年比](4月) +2.1% +4.9% ★★
20:00 🇺🇸 MBA住宅ローン申請指数[前週比] -8.5% ★★★
21:15 🇺🇸 ADP雇用統計(5月) +10.9万人 +12.0万人 ★★★
22:45 🇺🇸 S&P Global 非製造業PMI(5月確報) 50.9 51.0 ★★
22:45 🇺🇸 S&P Global 総合PMI(5月確報) 51.7 51.7 ★★
23:00 🇺🇸 ISM非製造業景況指数(5月) 53.6 53.8 ★★
23:00 🇺🇸 4月耐久財受注[前月比](改訂値) +7.9% +7.9% ★★★
23:00 🇺🇸 4月製造業受注[前月比] ★★★
23:30 🇺🇸 DOE米国原油在庫[前週比] ★★
翌03:00 🇺🇸 地区連銀経済報告(ベージュブック) ★★★

注記:
重要度は★★★(最重要)、★★(注目)、★(参考)の3段階。時刻はすべて日本時間(JST)。「翌03:00」は翌日(6/4)の午前3時。前回・予想は取得時点の情報であり、変更される場合があります。本日は植田日銀総裁の講演も予定されていますが、時刻は未確定のため表には記載していません。発言内容にご注意ください。PMI確報値の「前回」は速報値(フラッシュ推計)。

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