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朝の経済レポート 2026年06月25日(木) | 経済・為替市況

目次

朝の経済レポート

経済・為替市況 2026年06月25日(木) | 市場動向と経済指標カレンダー

🎯 本日の最重要注目ポイント

  • 米国 PCEコアデフレーター(21:30): FRBが最重視するインフレ指標。5月分(前月比予想+0.3%、前回+0.2%)が予想を上回ればドル高・株安・利下げ期待後退。結果次第でドル円の162円トライ再燃か161円割れかが決まる。
  • 米国 GDP Q1確定値 & 個人所得・支出(21:30): GDP年率+1.6%(予想・前回とも+1.6%)、個人所得+0.4%、個人支出+0.6%が一斉発表。強い数字が揃えばスタグフレーション懸念が再浮上し、ハイテク株にさらなる売り圧力。
  • 米国 耐久財受注(21:30): 5月分は前回+8.0%(航空機主導)の反動で-5.0%と大幅落ち込みが予想。輸送機器除きは+0.6%予想で設備投資の底堅さを確認できるかに注目。
  • 豪州 5月雇用統計(10:30): 雇用者数は前回-18.6千人から+32.5千人への急回復、失業率は4.5%→4.4%改善が予想。予想通りならAUD/JPY 112円台回復トライ。下振れなら110円台後半へ急落リスク。
  • 昨日の米ナスダック-2.21%急落: AI・半導体株への過熱警戒売りがS&P500(-1.44%)にも波及。本日の米指標が強ければ下落継続、弱ければ押し目買いの機会となるか。

🇺🇸 米国経済・為替

動向(6月24日): ナスダック総合は25,587(-2.21%)と急落し、AI・半導体株への過熱警戒売りが加速。S&P500も7,365(-1.44%)と1%超の下落。一方、ダウ平均は51,667(-0.09%)とほぼ横ばいで、グロース株とディフェンシブ株の明暗が分かれた。ドル円は161.79円でほぼ横ばい。米国PMIが総合・製造業・サービス業ともに予想を上回ったが、既にドル円の反応は限定的で、162円付近の介入警戒が上値を抑えた。

見通し: 本日21:30の米指標ラッシュがドル円とリスク資産の方向性を決定する。PCEコアデフレーター(前月比)が予想の+0.3%を上回れば、FRBの年内利下げ観測が後退しドル高・株安の流れが継続。ドル円は162円の介入警戒ラインへの試みが再燃するが、介入実施なら160円台前半へ急反落のリスク。PCEが予想以下(+0.2%以下)なら利下げ期待が復活し、ナスダックは25,587を底に反発トライ。GDP確定値が予想の+1.6%を大幅に下振れるシナリオは低いが、コアPCE(前期比+4.4%)が上振れれば市場に「高インフレ長期化」の警戒が広がる。

🇯🇵 日本経済・為替

動向(6月24日): 日経平均は約69,173(-0.88%)で引け、米ハイテク株安の波及と円相場の不確実性が重石となった。ドル円は161.79円で小幅横ばい。日米財務相の協議実施報道を受けて162円超えへの介入警戒が強まる一方、根強いドル高需要が下値を支え、161円台半ばでの膠着が続いた。

見通し: 本日は14:00に4月分景気先行CI指数(前回115.9)、15:00に5月工作機械受注(前年比、前回+37.4%)が発表される。ドル円は本日夜の米PCE次第で161〜163円のレンジを想定。PCE強→162円台へ(三村財務官の「介入に回数の制約なし」発言を踏まえると実弾介入リスク急上昇)。PCE弱→160〜161円台へ押し戻し。日経平均は夜間先物69,290を基点に、米指標強で69,500〜70,000円回復、弱ければ68,500〜69,000円への調整を想定。

🇨🇳 中国経済・為替

動向(6月24日): ドル人民元(USD/CNH)は6.8122(±0.00%)と安定推移。米中貿易交渉の不透明感が続く中、人民銀行の基準値設定による元相場のコントロールが効き、小動きに留まった。

見通し: 本日は中国からの主要指標発表は予定されていない。USD/CNHは6.80〜6.82のレンジを想定。本日の米PCEが強ければドル全面高でUSD/CNHは6.82方向へ緩やかに上昇するが、人民銀行の基準値設定が急激な元安を抑制する。米中関係の動向や中国当局の為替政策スタンスを引き続き注視。

🇪🇺 ユーロ圏経済・為替

動向(6月24日): ユーロドル(EUR/USD)は1.1355(-0.04%)、ユーロ円(EUR/JPY)は183.71(-0.04%)とほぼ横ばい。ECBは6月11日に利下げを実施し、追加利下げには慎重姿勢を示している。欧州経済の緩慢な回復ペースとFRBの高金利長期化観測の差がユーロの上値を抑えている。

見通し: 本日15:00に独GFK消費者信頼感(7月、予想-28.0、前回-29.8)、15:45にフランス消費者信頼感(6月、予想83、前回82)が発表。両指標が予想通り改善すればユーロに買い戻しが入り、EUR/USD 1.14台への回復を試みる展開も。17:00のECB経済報告では景気見通しと追加利下げのタイミングに関するシグナルに注目。EUR/USD は1.1320〜1.1400のレンジを想定し、夜の米PCEが強いなら1.13割れのリスクも。

🇦🇺🇳🇿 オセアニア経済・為替

動向(6月24日): AUD/USDは0.6899(-0.05%)、AUD/JPYは111.60(-0.05%)、NZD/USDは0.5647(-0.08%)、NZD/JPYは91.34(-0.06%)と全般小幅安。米ナスダック急落によるリスクオフムードが資源国通貨の上値を抑えた。

見通し: 本日10:30の豪州5月雇用統計(雇用者数予想+32.5千人、失業率予想4.4%)がオセアニア通貨の最大の材料。予想通りの改善ならRBAの追加利下げ余地が縮小し、AUD/JPY 112円台〜113円を目指す上昇。雇用者数が予想大幅下振れ(10千人以下)なら一転してAUD/JPY 110円台後半への急落リスク。NZDはAUDに連動しやすく、雇用統計後のNZD/JPY 90〜93円のレンジ変動を想定。夜の米PCE結果もドル全体を通じてAUD/USDに影響する点に注意。

🥇 ゴールド & 🛢️ 原油

ゴールド: 金(XAU/USD)は3,998ドル(-0.02%)と、4,000ドルの大台を目前に膠着。リスクオフの資金流入が支えとなる一方、米ドル高圧力が上値を抑えている。本日の米PCEコアデフレーターが予想(+0.3%)を下回れば米長期金利が低下し、金は4,000ドル突破のシナリオが現実味を帯びる。逆に強い数字でドル高・金利上昇となれば3,950〜3,970ドルへの押し戻しリスク。シルバー(XAG/USD)は57.50ドル(+0.12%)と小幅上昇。

原油 (WTI): WTIは70.67ドル(+0.11%)と小幅高。中東情勢の地政学リスクが供給懸念を支える一方、米国の生産拡大圧力と世界需要鈍化懸念が上値を抑制。本日23:30にEIA天然ガス貯蔵量(予想+67bcf、前回+73bcf)が発表され、エネルギー需給の確認材料となる。WTIは68〜72ドルのレンジ内での推移を想定。

🪙 仮想通貨

BTC: ビットコイン(BTC/USD)は61,025ドル(-2.72%)と大幅下落。米ナスダックの急落に連動したリスクオフ売りが加速し、ハイ(63,229)からロー(59,221)まで大きく振れた。60,000ドルの大台がサポートとして機能するか注目。本日の米PCEが強ければ米長期金利上昇→リスク資産全般の売り継続で59,000〜60,000ドル水準を試す可能性。弱い数字なら62,000〜63,000ドルへの反発も期待できる。米国のETFフローと機関投資家の動向を引き続き注視。

🗓️ 本日発表予定の主要経済指標

時刻 指標名/発言者 前回 予想 重要度
10:30 🇦🇺 雇用者数(5月) -18.6千人 +32.5千人 ★★★
10:30 🇦🇺 失業率(5月) 4.5% 4.4% ★★★
10:30 🇦🇺 労働参加率(5月) 66.7% 66.7% ★★
14:00 🇯🇵 景気先行CI指数(4月) 115.9 ★★
15:00 🇯🇵 工作機械受注[前年比](5月) +37.4% ★★
15:00 🇩🇪 GFK消費者信頼感調査(7月) -29.8 -28.0 ★★
15:45 🇫🇷 消費者信頼感指数(6月) 82 83 ★★
17:00 🇪🇺 欧州中銀(ECB)経済報告 ★★
21:30 🇺🇸 GDP[前期比年率](Q1確定値) +1.6% +1.6% ★★★
21:30 🇺🇸 個人所得[前月比](5月) 0.0% +0.4% ★★★
21:30 🇺🇸 個人支出[前月比](5月) +0.5% +0.6% ★★★
21:30 🇺🇸 耐久財受注[前月比](5月) +8.0% -5.0% ★★★
21:30 🇺🇸 新規失業保険申請件数(週次) 22.6万件 22.5万件 ★★★
21:30 🇺🇸 耐久財受注[除輸送用機器][前月比](5月) +1.1% +0.6% ★★
21:30 🇺🇸 個人消費[前期比](Q1確定値) +1.4% +1.4% ★★
21:30 🇺🇸 GDP価格指数[前期比](Q1確定値) +3.5% +3.5% ★★
21:30 🇺🇸 コアPCE[前期比](Q1確定値) +4.4% +4.4% ★★
21:30 🇺🇸 PCEコア・デフレーター[前月比](5月) +0.2% +0.3% ★★
21:30 🇺🇸 失業保険継続受給者数 181.0万人 180.2万人 ★★
23:30 🇺🇸 EIA天然ガス貯蔵量変化[前週比] +73bcf +67bcf ★★

注記:
・時刻はすべてJST(日本標準時)。
・重要度は★★★(最重要)、★★(注目)、★(参考)の3段階。
・前回値・予想値は記事作成時点の情報。実際の発表値と異なる場合があります。
・投資判断の参考情報として提供するものであり、売買を推奨するものではありません。

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