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朝の経済レポート 2026年06月30日(火) | 経済・為替市況

目次

朝の経済レポート

経済・為替市況 2026年06月30日(火) | 市場動向と経済指標カレンダー

🎯 本日の最重要注目ポイント

  • 中国製造業PMI(10:30): 予想50.1、前回50.0。拡大基準の50を上回るかが資源国通貨・アジア株のセンチメントを左右する。同時刻に豪中銀(RBA)議事録も発表。
  • 英国GDP確定値(15:00): Q1(1-3月期)の確定値。前期比予想+0.6%、前年比予想+1.1%。ポンドの方向感を左右する重要指標。
  • ドル円162円接近・介入警戒: 約40年ぶりの円安水準が続くなか、本日08:30の日本失業率・有効求人倍率、08:50の鉱工業生産にも注目。
  • 米消費者信頼感指数(23:00): 予想94.4、前回93.1。23:00のJOLT求人件数、22:45のシカゴ購買部協会景気指数とともに米景気の温度感を測る。
  • 独・仏インフレ指標: 仏CPI(15:45)、独CPI(21:00)が相次いで発表され、ECBの先行きスタンスを見極める材料となる。

🇺🇸 米国経済・為替

動向: 6/29(月)の米国市場ではダウ平均が連日で最高値を更新する一方、半導体株主導でナスダックは軟調となった。S&P500はTradingEconomicsベースの終値で7,432.93(前日比+86.41/+1.18%)。米連邦最高裁がリサ・クック理事の解任を巡る訴訟でFRB側の立場を支持したと報じられ、トランプ政権による中央銀行人事への介入観測がやや後退した。

見通し: 本日23:00発表の消費者信頼感指数(予想94.4、前回93.1)が改善すれば株高・ドル高を後押しするが、22:45のシカゴ購買部協会景気指数(予想55.0、前回62.7)が大幅悪化する内容であれば製造業の減速懸念が再燃しリスクオフに振れやすい。23:00のJOLT求人件数(予想730.0万件、前回761.8万件)が下振れれば労働需給の緩みが意識され、FRBの利下げ期待が強まりドル売り・株高の組み合わせとなりやすい一方、原油安・米イラン停戦観測が続けばインフレ懸念の後退が株式への追加の支援材料となる。

🇯🇵 日本経済・為替

動向: 6/29(月)の東京市場で日経平均は反発し、終値は前週末比107円23銭(+0.15%)高の6万9468円11銭。前週末の米ハイテク株安を受けて序盤は軟調だったが、6万9000円割れ後は押し目買いが優勢となった。ドル円はNY市場で一時162円に迫る約40年ぶりの円安水準まで進んだ。

見通し: 本日08:30発表の失業率(予想2.5%、前回2.5%)・有効求人倍率(予想1.18、前回1.18)、08:50の鉱工業生産[前月比](予想+0.6%、前回+0.5%)が予想を上回れば内需の底堅さが意識されるが、ドル円は162円台を試す展開が続きやすい。162円台では当局による口先介入・実弾介入への警戒が強まり上値を抑える可能性がある一方、本日23:00の米消費者信頼感指数が強ければ日米金利差を意識したドル買いが優勢となり、163円方向への上昇リスクも残る。

🇨🇳 中国経済・為替

動向: 人民元(USD/CNH)は6.7996付近で小幅安の推移。6月の製造業PMIは前月の50.0からの小幅改善が見込まれている。

見通し: 本日10:30発表の製造業PMI(予想50.1、前回50.0)が拡大基準の50を上回れば製造業の底入れ感が強まり、人民元買い・アジア株高に資する可能性がある。一方50を下回れば内需減速懸念が再燃し、豪ドル・NZドルなど資源国通貨にも売りが波及するリスクがある。同時刻発表の非製造業PMI(予想49.9、前回50.1)が50を割り込む場合はサービス業の減速も意識され、追加経済対策への期待が高まりやすい。

🇪🇺 ユーロ圏経済・為替

動向: 欧州市場では本日、ブイチッチ・クロアチア中銀総裁(16:30)、エルダーソン・ECB専務理事(17:40)、レーン・ECB専務理事(22:30)の発言・パネル出席が予定されている。

見通し: 本日21:00発表の独消費者物価指数[前年比](予想+2.6%、前回+2.6%)が予想通りであればECBの当面の政策スタンス変更観測は限定的だが、15:45発表の仏CPI[前年比](予想+2.0%、前回+2.4%)が大幅に下振れればユーロ圏全体のディスインフレ進行が意識されユーロ売りが強まりやすい。16:55の独失業者数(予想+5.0千人、前回-12.0千人)が増加に転じれば独経済の減速懸念が強まり、ユーロ圏景気指標全般への警戒が高まるリスクがある。

🇦🇺🇳🇿 オセアニア経済・為替

動向: 豪ドル/米ドルは0.68888前後、NZドル/米ドルは0.56525前後で小幅な値動きにとどまった。

見通し: 本日10:30発表のRBA議事録(6/15-16開催分)では利下げ判断の背景や今後のペースに関する委員間の議論が注目される。同時刻の民間部門信用[前月比](予想+0.6%、前回+0.7%)が下振れれば消費・投資の減速懸念から豪ドル売りが強まりやすい。10:00発表のNZ ANZ企業景況感(前回+10.0)が悪化すれば、NZドルにも連れ安となるリスクがある。中国PMIが弱い結果となれば、資源国通貨である豪ドル・NZドルが同時に売られる展開も想定される。

🥇 ゴールド & 🛢️ 原油

ゴールド: 4,013.23ドル(-3.437/-0.09%)とやや軟調。史上高値圏での推移が続くなか、サウジアラビアの原油出荷再開や米イラン停戦観測など地政学リスクの後退がやや重荷となっている。本日の米消費者信頼感指数・JOLT求人件数の結果次第でFRBの利下げ期待が変化し、実質金利を通じて金価格に影響を与えやすい。

原油 (WTI): 70.861ドル(-0.179/-0.25%)。サウジアラビアが約4カ月ぶりにペルシャ湾からの原油出荷を再開したと伝わり、供給増加観測から下落した。米・イランの攻撃停止合意報道も地政学リスクプレミアムの後退につながっている。本日の米景気指標(シカゴPMI等)が弱ければ需要懸念から一段安となるリスクがある。

🪙 仮想通貨

BTC: 60,385.0ドル(+1,304/+2.21%)と続伸。米株高・利下げ期待の高まりを受けたリスク選好的な地合いが続いている。本日の米消費者信頼感指数が強ければリスクオン継続でさらなる上値を試す可能性があるが、JOLT求人件数の下振れなど景気減速シグナルが出れば、リスク資産全般とともに調整するリスクもある。

🗓️ 本日発表予定の主要経済指標

時刻 指標名/発言者 前回 予想 重要度
08:01 🇬🇧 BRC店頭価格指数[前年比] +1.2% +1.3%
08:30 🇯🇵 失業率 2.5% 2.5% ★★★
08:30 🇯🇵 有効求人倍率 1.18 1.18 ★★★
08:50 🇯🇵 鉱工業生産[前月比] +0.5% +0.6% ★★★
08:50 🇯🇵 鉱工業生産[前年比] +2.0% +1.2% ★★
10:00 🇳🇿 ANZ企業景況感 +10.0 ★★★
10:30 🇨🇳 製造業PMI 50.0 50.1 ★★★
10:30 🇨🇳 非製造業PMI 50.1 49.9
10:30 🇦🇺 豪中銀(RBA)議事録 ★★★
10:30 🇦🇺 民間部門信用[前月比] +0.7% +0.6% ★★
10:30 🇦🇺 民間部門信用[前年比] +8.0% ★★
14:00 🇯🇵 住宅着工戸数[年率] 72.4万件 73.0万件 ★★
14:00 🇯🇵 住宅着工戸数[前年比] +11.4% +31.8% ★★
14:00 🇯🇵 建設工事受注[前年比] -32.3% ★★
15:00 🇩🇪 輸入物価指数[前月比] +1.2% +0.4% ★★
15:00 🇩🇪 輸入物価指数[前年比] +5.3% +6.5% ★★
15:00 🇩🇪 小売売上高指数[前月比] 0.0% 0.0% ★★
15:00 🇩🇪 小売売上高指数[前年比] -2.3% ★★
15:00 🇬🇧 GDP[前期比](確定値) +0.6% +0.6% ★★★
15:00 🇬🇧 GDP[前年比](確定値) +1.1% +1.1% ★★★
15:00 🇬🇧 総合事業投資[前期比] +0.7% +0.7%
15:00 🇬🇧 総合事業投資[前年比] -1.8% -1.8%
15:00 🇬🇧 経常収支 -184億GBP -213億GBP
15:45 🇫🇷 消費者物価指数[前月比] +0.1% 0.0% ★★
15:45 🇫🇷 消費者物価指数[前年比] +2.4% +2.0% ★★★
15:45 🇫🇷 調和消費者物価指数[前月比] +0.1% 0.0% ★★
15:45 🇫🇷 調和消費者物価指数[前年比] +2.8% +2.3% ★★
15:45 🇫🇷 消費者支出[前月比] -0.5% +0.3%
15:45 🇫🇷 消費者支出[前年比] -0.4% +0.1%
15:45 🇫🇷 生産者物価指数[前月比] -2.1% ★★
15:45 🇫🇷 生産者物価指数[前年比] +2.1% ★★
16:00 🇨🇭 KOF先行指数 98.0 99.0 ★★★
16:30 🇪🇺 ブイチッチ・クロアチア中銀総裁 パネルディスカッション
16:55 🇩🇪 失業者数[前月比] -12.0千人 +5.0千人 ★★★
16:55 🇩🇪 失業率 6.3% 6.3% ★★
17:40 🇪🇺 エルダーソン・ECB専務理事 パネルディスカッション
19:40 🇬🇧 ブロードベント・英中銀(BOE)副総裁 パネルディスカッション
21:00 🇩🇪 消費者物価指数[前年比] +2.6% +2.6% ★★
21:00 🇩🇪 調和消費者物価指数[前年比] +2.7% +2.5% ★★
21:00 🇩🇪 消費者物価指数[前月比] -0.2% 0.0% ★★
21:00 🇩🇪 調和消費者物価指数[前月比] -0.1% 0.0% ★★
21:30 🇨🇦 GDP[前月比] -0.1% +0.4% ★★★
22:00 🇺🇸 住宅価格指数[前月比] +0.1% +0.2% ★★
22:00 🇺🇸 S&P/ケース・シラー[総合20][前月比] -0.16% -0.10%
22:30 🇪🇺 レーン・ECB専務理事 発言
22:45 🇺🇸 シカゴ購買部協会景気指数 62.7 55.0 ★★
23:00 🇺🇸 消費者信頼感指数 93.1 94.4 ★★★
23:00 🇺🇸 JOLT労働調査[求人件数] 7,618千件 7,300千件 ★★

注記:
重要度は★★★(最重要)、★★(注目)、★(参考)の3段階。本レポートはFCS API・各種報道機関の情報を基に作成しており、投資判断は自己責任でお願いいたします。

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