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朝の経済レポート 2026年07月24日(金) | 経済・為替市況

目次

朝の経済レポート

経済・為替市況 2026年07月24日(金) | 市場動向と経済指標カレンダー

🎯 本日の最重要注目ポイント

  • 本日はフラッシュPMIラッシュ・日本全国CPI発表日: 豪州・日本・独仏英米の製造業・サービス業PMI速報値(08:00〜22:45)と、日本の6月全国消費者物価指数(08:30、予想+1.7%)が相次いで発表される指標集中日。
  • 米ハイテク株急落、アルファベット決算で時間外-6%: 7月23日(木)のNY市場はS&P500-1.2%、ダウ-1%、ナスダック-2.2%とそろって下落。アルファベットが設備投資計画を前年比2倍の2,050億ドルに引き上げたことでAI投資の持続可能性懸念が再燃した。
  • ドル円は163.76円の高値から162円台へ反落: NY時間に約39年ぶり高値圏となる163.76円まで上昇後、米株安を受けたリスクオフで162.231円まで上値を切り下げている。
  • 日経平均は反発、66,422円(+307円): 7月23日(木)の東京市場は米半導体株高を追い風に主力ハイテク株が買われ、前日比+0.46%で取引を終えた。
  • 原油は中東緊迫化で高値圏、金は反落: トランプ米大統領がイランに対し「橋や発電所を攻撃する」と警告するなど地政学リスクが高まる一方、金利上昇観測を背景に金(XAU/USD)は前日比-1.32%と売られた。

🇺🇸 米国経済・為替

動向: 7月23日(木)のNY市場は3指数そろって下落。S&P500は前日比-1.2%、ダウ平均は同-1%、ナスダック総合は同-2.2%で取引を終えた。アルファベットの第2四半期決算は売上高で市場予想を上回ったものの、年間設備投資計画を前年の約2倍となる2,050億ドルに引き上げると発表したことでAI投資の持続可能性への懸念が再燃し、株価は時間外で一時-6%程度下落した。中東情勢の緊迫化を背景とした原油高・金利上昇観測も相場の重しとなった。ドル円はNY時間に一時163.76円まで上昇し1986年12月以来の高値圏を更新したが、その後の米株安を受けたリスクオフで162.231円まで反落している。

見通し: 本日22:45発表の米フラッシュPMI(製造業予想54.4、前回53.9/サービス業予想51.5、前回51.2)と23:00発表の新築住宅販売件数(予想60.6万件、前回58.0万件)が最大の焦点。PMIが予想を上回れば景気拡大継続を示しドル買い・株高材料となりやすいが、下振れれば景気減速懸念からドル売り・株安が加速するリスクがある。ドル円は162.00〜163.50円のレンジを想定。163円台後半では財務省・日銀による為替介入警戒も上値を抑えやすい。ハイテク決算が続く中、アルファベットに続きAI投資負担への懸念が強まればナスダック主導の株安が再燃し、リスク回避の円買い・金買いにつながる可能性がある。原油が90ドルを明確に上抜ければインフレ再燃観測からFRBの早期利下げ観測が後退し、長期金利上昇→株安の複合的な動きとなるリスクにも注意したい。

🇯🇵 日本経済・為替

動向: 7月23日(木)の東京市場は日経平均株価が66,422.60円(前日比+307.00円、+0.46%)と反発。米半導体株高を追い風にキオクシアHDやアドバンテストなど主力ハイテク株が買われた。ドル円は163円台前半でのもみ合いが続く中、日銀が利上げペースを市場予想よりも加速させる可能性があるとの観測報道が一時的な円高要因となった一方、円買い介入は確認されなかった。

見通し: 本日08:30発表の全国消費者物価指数(総合予想+1.7%、生鮮食品除くコア予想+1.6%、食料・エネルギー除くコアコア予想+1.8%)に最大の注目が集まる。続く09:30には日本のフラッシュPMI(前回:製造業54.9、サービス業51.8、総合52.5)も発表予定。予想を上回れば日銀の早期追加利上げ観測が強まり円買い材料となりやすいが、下振れれば円売り・株高が続きやすい。日経平均は66,000〜67,500円のレンジを想定し、67,000円処での攻防が焦点となりそうだ。米国株がアルファベット急落を受けて軟調な地合いを引き継げば、半導体関連株を中心に東京市場も連れ安となるリスクがある。中東情勢の緊迫化で原油高が続けば、輸入コスト増懸念から内需・輸送関連株の重しとなる一方、資源・商社株には追い風となる可能性がある。

🇨🇳 中国経済・為替

動向: 人民元(USD/CNH)は6.77113(前日比+0.04%)とほぼ横ばいで推移した。上海総合指数は前営業日まで小幅高で3営業日続伸となるなど、方向感に乏しい展開が続いている。

見通し: 本日、中国本土の主要経済指標の発表予定はない。米中対立や半導体輸出規制を巡る報道、原油高による資源輸入コスト増懸念が引き続き人民元の重しとなりやすい。米国株がアルファベット決算を受けてAI投資懸念から軟調となれば、AI関連比率の高い上海・香港ハイテク株にも波及するリスクがある。逆に中国当局による追加景気下支え策への期待が高まれば、人民元・資源国通貨の下支え要因となりうる。

🇪🇺 ユーロ圏経済・為替

動向: EUR/USDは1.14596(前日比-0.06%)、EUR/JPYは185.905(同+0.02%)とユーロは方向感に乏しい動きとなった。英6月消費者物価指数は前年比+2.6%と市場予想(+2.7%)を下回り、前月(+2.8%)から伸びが鈍化した一方、BOEが重視するサービスCPIは+3.6%と予想(+3.5%)を上回るなど、強弱まちまちの結果となった。

見通し: 本日は独仏英ユーロ圏のフラッシュPMIが相次いで発表される一大イベント日。16:15フランス製造業PMI(予想51.0、前回51.2)・非製造業PMI(予想47.5、前回46.8)、16:30独製造業PMI(予想50.5、前回50.3)・非製造業PMI(予想49.0、前回48.6)、17:00ユーロ圏製造業PMI(予想51.5)・非製造業PMI(予想49.8)・総合PMI(予想50.2)が軒並み予想を上回れば、ユーロ圏景気の底堅さを示すユーロ買い材料となる。15:00独GFK消費者信頼感(予想-28.5、前回-29.2)や15:00英小売売上高(除自動車燃料前月比予想-0.5%)、17:30英PMIも相次ぎ発表されるため、夕方以降はボラティリティの高まりに注意したい。EUR/USDは1.140〜1.150ドルのレンジを想定。指標が軒並み弱ければユーロ売り圧力が強まりやすいが、22:45発表の米PMIが下振れてドル全体が売られれば、ユーロが押し戻される場面もありうる。

🇦🇺🇳🇿 オセアニア経済・為替

動向: AUD/USDは0.70104(前日比+0.11%)、AUD/JPYは113.725(同+0.08%)、NZD/USDは0.58551(同+0.29%)、NZD/JPYは94.995(同+0.14%)と総じて底堅く推移した。

見通し: 本日08:00発表の豪フラッシュPMI(製造業前回55.2、サービス業前回50.5)に注目。予想を上回れば景気拡大観測から豪ドル買い材料となりやすいが、下振れれば豪州準備銀行の利下げ観測が強まりAUD売りにつながりやすい。豪ドル高が進めばNZDにも連れ高の動きが波及しやすいが、中国景気減速懸念や資源価格の下振れが強まれば資源国通貨として上値を抑えるリスクがある。夜間の米PMI・新築住宅販売件数の結果次第でリスクセンチメントが変化し、米株安が進めば高金利・高リスク通貨である豪ドル・NZドルにも連鎖的な売り圧力がかかりやすい点に留意したい。

🥇 ゴールド & 🛢️ 原油

ゴールド: XAU/USDは4,006.782ドル(前日比-1.32%)と反落。銀(XAG/USD)も56.36657ドル(同-2.44%)と大幅安となった。米ハイテク株安を受けたリスクオフの中でも、根強い利上げ観測とドルの底堅さが金利のつかない資産である金の相対的な魅力を削いだ形。4,000ドルの節目を維持できるかが目先の焦点となる。

原油 (WTI): WTI/USDは79.556ドル(前日比-0.25%)とやや軟調ながら、中東情勢の緊迫化を背景に高値圏でのもみ合いが続いている。トランプ米大統領がイランに対し「今後ホルムズ海峡で船舶を攻撃すればイランの橋や発電所を破壊する」とSNSで警告するなど地政学リスクが一段と高まっており、軍事衝突の展開次第で今後も乱高下しやすい地合いが続く見込み。

🪙 仮想通貨

BTC: BTC/USDは64,351ドル(前日比-1.25%)とやや軟調に推移した。アルファベット決算を受けた米ハイテク株のリスクオフを受け、株式市場と連動する形でビットコインにも売りが優勢となっている。

🗓️ 本日発表予定の主要経済指標

時刻 指標名/発言者 前回 予想 重要度
08:00 🇦🇺 製造業PMI[速報値] 55.2 ★★
08:00 🇦🇺 非製造業PMI[速報値] 50.5 ★★
08:01 🇬🇧 GFK消費者信頼感調査 -23 -22 ★★
08:30 🇯🇵 全国消費者物価指数[前年比] +1.5% +1.7% ★★
08:30 🇯🇵 全国消費者物価指数[除生鮮食品][前年比] +1.4% +1.6% ★★
08:30 🇯🇵 全国消費者物価指数[除食料エネ][前年比] +1.8% +1.8% ★★
09:30 🇯🇵 製造業PMI[速報値] 54.9 ★★
09:30 🇯🇵 非製造業PMI[速報値] 51.8 ★★
09:30 🇯🇵 総合PMI[速報値] 52.5 ★★
15:00 🇩🇪 GFK消費者信頼感調査 -29.2 -28.5 ★★
15:00 🇬🇧 小売売上高指数[前月比] +1.2% -0.3% ★★
15:00 🇬🇧 小売売上高指数[前年比] +3.2% +2.4% ★★
15:00 🇬🇧 小売売上高指数[除自動車燃料][前月比] +1.2% -0.5% ★★★
16:15 🇫🇷 製造業PMI[速報値] 51.2 51.0 ★★★
16:15 🇫🇷 非製造業PMI[速報値] 46.8 47.5 ★★★
16:30 🇩🇪 製造業PMI[速報値] 50.3 50.5 ★★★
16:30 🇩🇪 非製造業PMI[速報値] 48.6 49.0 ★★
17:00 🇪🇺 製造業PMI[速報値] 51.4 51.5 ★★
17:00 🇪🇺 非製造業PMI[速報値] 49.4 49.8 ★★
17:00 🇪🇺 総合PMI[速報値] 50.0 50.2 ★★
17:30 🇬🇧 製造業PMI[速報値] 52.5 52.0 ★★
17:30 🇬🇧 非製造業PMI[速報値] 48.8 49.4 ★★
21:30 🇨🇦 鉱工業製品価格[前月比] +1.2% -0.4% ★★
21:30 🇨🇦 原料価格指数[前月比] +0.7% -1.3% ★★
22:45 🇺🇸 製造業PMI[速報値] 53.9 54.4 ★★★
22:45 🇺🇸 非製造業PMI[速報値] 51.2 51.5 ★★
22:45 🇺🇸 総合PMI[速報値] 51.9 51.8 ★★
23:00 🇺🇸 新築住宅販売件数 58.0万件 60.6万件 ★★★
23:00 🇺🇸 新築住宅販売件数[前月比] -7.3% +4.7% ★★

注記:
重要度は★★★(最重要)、★★(注目)、★(参考)の3段階。本日は豪州・日本・独仏英米のフラッシュPMI(速報値)と日本の全国消費者物価指数が最大の注目材料です。中国・スイス・NZは公式日程を追加確認し、本日発表予定の主要経済指標が確認できなかったため掲載していません。収集データに混入していた米新規失業保険申請件数とカナダ小売売上高は7月23日発表済み、ドイツ小売売上高は本日発表を公式確認できないため除外しました。

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