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朝の経済レポート
経済・為替市況 2026年07月25日(土) | 市場動向と経済指標カレンダー
🎯 本日の最重要注目ポイント
- 米国株はまちまち、週間では3指数とも下落: 7月24日のS&P 500は7,411.98(前日比+0.05%)、ダウは51,947.25(+0.46%)、ナスダックは24,975.82(-0.64%)。原油反落が支えとなった一方、半導体株の弱さがナスダックを抑えました。
- 日経平均は64,611.15円へ急落: 前日比1,811.45円安(-2.73%)となり、TOPIXも4,011.31(-1.05%)。米ハイテク株安、原油高への警戒、急速な円安が重なり、AI・半導体関連を中心に利益確定売りが広がりました。
- 原油は高値から反落しても地政学リスク継続: Brentは前日に一時102ドル台まで上昇した後、7月24日は約4%安の96.78ドルで終了。供給不安が再燃すれば100ドル台を再び試し、インフレ・金利・株価へ波及する可能性があります。
- アジア株安に対し欧州株は反発: 上海総合は3,814.20(-1.61%)、香港ハンセンは24,963.23(-0.98%)、豪ASX 200は8,772.30(-0.75%)。一方、DAXは25,099近辺(+1.36%)、CAC 40は8,372近辺(+0.88%)まで戻しました。
- 週末は指標なし、来週の中銀イベントへ: 本日は主要経済指標の発表がない土曜日です。週明けは米耐久財受注、7月28〜29日のFOMC、7月30〜31日の日銀会合、7月29日の豪CPIが控え、金利見通しの再評価が各市場の方向を左右します。
🇺🇸 米国経済・為替
動向: 7月24日の米国株は、S&P 500が7,411.98(+3.68、+0.05%)、ダウが51,947.25(+235.60、+0.46%)、ナスダックが24,975.82(-161.87、-0.64%)で終了しました。Brent原油が96.78ドルへ反落し米国債利回りも低下したため、景気敏感株とダウには買い戻しが入りました。ただし、半導体株の下落が続き、週間ではS&P 500が-0.6%、ダウが-0.4%、ナスダックが-2.1%と3指数とも下落しています。
見通し: 週明けのS&P 500は7,350〜7,480、ナスダックは24,600〜25,300を中心レンジと想定します。7月27日21:30 JSTの米6月耐久財受注が市場予想を上回れば、景気の底堅さと利上げ警戒から米金利・ドルが上昇し、銀行・資本財が優位となる一方、高PERの半導体株には逆風です。弱ければ金利低下を通じてナスダックの自律反発が見込まれます。メインシナリオは原油反落による小幅な買い戻しですが、週末に中東情勢が悪化しBrentが100ドルを回復すれば、インフレ再燃→FOMCのタカ派化→長期金利上昇→グロース株安という連鎖が再開するリスクがあります。
🇯🇵 日本経済・為替
動向: 7月24日の日経平均は64,611.15円(-1,811.45円、-2.73%)、TOPIXは4,011.31(-42.57、-1.05%)で引けました。前日の米半導体株安を受けてAI・半導体関連へ売りが集中し、日経平均の下落率がTOPIXを大きく上回りました。ドル円は日銀公表の東京市場17時時点で163.76〜163.78円と約40年ぶりの円安圏にあり、輸出株の下支えよりも、原油高による輸入コスト増加と当局の介入警戒が意識されました。
見通し: 月曜日の日経平均は63,800〜65,500円、ドル円は162.80〜164.50円を想定します。米ハイテク株が落ち着き、Brentが95ドルを下回れば、半導体株の買い戻しと円安による業績期待から65,000円台回復が視野に入ります。一方、原油が100ドルを再び超えれば輸入インフレ→家計負担増→内需株安の連鎖が強まり、64,000円割れを試す可能性があります。7月30〜31日の日銀会合へ向け、利上げや国債買い入れ縮小を示唆する観測が強まればドル円は162円割れ、日経平均は円高と金利上昇の二重圧力を受ける点がリスクです。
🇨🇳 中国経済・為替
動向: 7月24日の上海総合指数は3,814.20(-1.61%)、香港ハンセン指数は24,963.23(-0.98%)で終了しました。米国の追加関税を巡る不透明感に加え、世界的なAI・半導体株の調整がテクノロジー株と資源株へ波及しました。ドル人民元は6.77元台で推移し、元安は輸出企業を支える一方、資本流出警戒と輸入物価上昇の要因になっています。
見通し: 週明けの上海総合は3,750〜3,860、香港ハンセンは24,500〜25,300を想定します。週末に関税緩和や景気支援策の具体化があれば、売られ過ぎた大型テクノロジー株を中心に反発しやすい一方、追加関税や中東情勢の悪化が確認されれば3,800割れが定着するリスクがあります。原油高→中国企業の物流・素材コスト上昇→利益率低下という連鎖に加え、元安が加速すれば海外資金流出が株価の上値を抑えるため、ドル人民元6.80が重要な警戒水準です。
🇪🇺 ユーロ圏経済・為替
動向: 7月24日の欧州株は前日の急落から反発し、DAXは25,099近辺(+1.36%)、CAC 40は8,372近辺(+0.88%)、FTSE 100は10,736近辺(+0.91%)まで上昇しました。SAPの好決算と原油反落が支えとなり、企業決算を手掛かりに買い戻しが優勢でした。ユーロドルは日銀公表の東京市場17時時点で1.1388〜1.1391ドルと、ECBの政策据え置き後も方向感を欠く展開です。
見通し: 週明けのユーロドルは1.1300〜1.1450、DAXは24,700〜25,300を想定します。原油が95ドルを下回って安定し、企業決算が堅調なら、インフレ再加速懸念の後退から株高・ユーロ安定が続く見込みです。反対にBrentが100ドルを回復すれば、エネルギーコスト上昇→ユーロ圏インフレ再燃→ECBのタカ派化→債券安・景気敏感株安へつながります。7月30日のユーロ圏4〜6月期GDP速報が強ければ1.1450突破、弱ければ1.1300割れが視野に入ります。
🇦🇺🇳🇿 オセアニア経済・為替
動向: 7月24日の豪ASX 200は8,772.30(-0.75%)で3日ぶりに反落し、テクノロジー株と鉱山株が下げを主導しました。NZ株もNZX 50が終盤に約0.4%安となり、Air New Zealandや不動産・建設関連の一角が重荷でした。豪ドル米ドルは0.698ドル台、NZドル米ドルは0.579ドル台で、世界的なリスク回避と中国株安が上値を抑えました。
見通し: 豪ドル米ドルは0.6920〜0.7050、豪ドル円は113.0〜115.0円、NZドル米ドルは0.5730〜0.5850を想定します。7月29日の豪6月CPIが強ければ、RBAの利上げ観測から豪ドルは上昇しやすい一方、金利敏感株と住宅関連には逆風です。弱ければ豪ドルは0.6920方向へ下落する一方、株式には金利低下期待が追い風となります。中国の景気不安→鉄鉱石・銅下落→豪資源株安、原油高→輸送コスト増→NZ企業収益悪化というクロスマーケットの連鎖にも注意が必要です。
🥇 ゴールド & 🛢️ 原油
ゴールド: 7月24日の金は1トロイオンス4,050ドル前後で推移し、中東情勢を背景とした安全資産需要と、米金利上昇・FOMCタカ派化への警戒が綱引きとなりました。週明けは3,970〜4,100ドルを想定します。中東情勢が悪化し原油が100ドルを超えれば4,100ドル突破が視野に入る一方、米耐久財受注の上振れで実質金利が上昇すれば4,000ドル割れから3,970ドルまでの調整がリスクです。
原油 (WTI): 7月24日のBrentは前日の102ドル台から約4%反落して96.78ドルで終了し、WTIも88〜90ドル台へ下落しました。利益確定と緊張緩和期待が売り材料でしたが、海上輸送や中東供給への不安は残っています。WTIは週明け86〜93ドルを中心とし、供給障害が拡大すれば95ドル、停戦・協議進展なら85ドル割れが視野に入ります。再上昇時は原油高→期待インフレ上昇→米金利上昇→株安・ドル高の連鎖に警戒が必要です。
🪙 仮想通貨
BTC: ビットコインは7月24日に65,000ドル前後で推移し、米ハイテク株の調整と金利上昇懸念を受けて上値の重い展開となりました。週明けは63,000〜66,500ドルを想定します。米耐久財受注が弱く米金利が低下すれば66,500ドル突破を試しやすい一方、FOMCの利上げ観測が強まりナスダックが続落すれば63,000ドル割れがリスクです。地政学リスク時に安全資産として買われる場面もありますが、短期的には株式のリスク選好とドル流動性の影響が優勢です。
