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朝の経済レポート
経済・為替市況 2026年08月01日(土) | 市場動向と経済指標カレンダー
🎯 本日の最重要注目ポイント
- 日米株は上昇: 7月31日の日経平均は前日比4.03%高の64,362.02円、米国市場はS&P500が0.7%高、NYダウが0.5%高、Nasdaq総合が1.0%高で終了しました。
- 円相場の急変に警戒: ドル円は日中の160円台から157円台へ急落しました。介入観測と米長期金利上昇が交錯しており、週明けも158円台を中心に値幅が拡大する可能性があります。
- 原油高と金利上昇: 中東の供給不安からWTI原油は85ドル台へ上昇し、米10年債利回りも4.7%台へ上昇しました。原油高がインフレ懸念を強め、株式市場の上値を抑えるリスクがあります。
- 週明けの重要材料: 8月3日は中国RatingDog製造業PMI、欧州製造業PMI確報値、米ISM製造業景況指数が予定されています。中国景気と米インフレ・金利見通しを同時に左右する週初の焦点です。
- 本日の指標予定: 米国、日本、ドイツ、ユーロ圏、フランス、英国、カナダ、豪州、NZ、中国、スイスを個別に照合した結果、8月1日から2日早朝の対象時間帯に掲載対象となる主要経済指標はありません。
🇺🇸 米国経済・為替
動向: 7月31日の米国株は、S&P500が52.09ポイント高の7,489.72、NYダウが276.97ドル高の52,485.03、Nasdaq総合が251.68ポイント高の25,373.85で終了しました。Amazonの好決算が買いを呼ぶ一方、Appleの慎重な売上見通しが重荷となりました。原油高を受けたインフレ懸念から米10年債利回りは4.7%台へ上昇し、ドル指数は軟調でした。
見通し: 週明けのS&P500は7,400~7,600を中心とする展開を想定します。8月3日23:00の米ISM製造業景況指数が市場予想の54前後を上回れば、景気敏感株には追い風となる一方、米金利上昇を通じて高PERのハイテク株を圧迫する可能性があります。53を下回れば利上げ観測は後退しやすいものの、景気不安による株安が先行するリスクがあります。WTI原油が90ドルを突破すれば、インフレ上昇、米金利上昇、ドル高、株価調整という連鎖に注意が必要です。
🇯🇵 日本経済・為替
動向: 7月31日の日経平均は前日比2,494.59円高の64,362.02円と4.03%上昇しました。米半導体株の急反発を受けて電機、非鉄金属、機械などが買われました。日銀は政策金利を1.00%に据え置きましたが、ドル円は160円台から157円台へ急落し、当局による介入観測が再燃しました。週末時点ではドル円が157円台後半、ユーロ円が182円前後で推移しています。
見通し: 週明けの日経平均は62,500~65,500円、ドル円は157~160円のレンジを想定します。半導体株高は指数を支えますが、ドル円が157円を割り込めば輸出株の利益確定売りが強まりやすくなります。反対に160円を回復しても介入警戒が上値を抑えるため、円売りの追随には慎重さが必要です。原油高が続けば輸入物価上昇から日銀の追加利上げ観測が強まり、円高、輸出株安、内需株への資金移動につながる可能性があります。
🇨🇳 中国経済・為替
動向: 7月31日に発表された中国の7月政府版製造業PMIは49.2となり、景気判断の節目である50を下回りました。外需や不動産部門への懸念が残る一方、世界的なAI設備投資による電子機器需要が輸出を支えています。中国景気への感応度が高い豪ドルは対米ドルで0.704前後まで上昇しています。
見通し: 8月3日10:45の中国RatingDog製造業PMIが予想の52前後を上回れば、人民元、豪ドル、中国関連株、銅などの景気敏感資産に買いが広がる可能性があります。50を割り込めば政府版PMIの弱さを追認し、豪ドル米ドルは0.695方向へ下落しやすくなります。米中双方の製造業指標が弱い場合は、世界需要の減速懸念から原油や株式にも売りが波及するリスクがあります。
🇪🇺 ユーロ圏経済・為替
動向: 7月31日の欧州株は、独DAXが25,629.24で0.07%高、仏CAC40が8,509.64で0.28%高、英FT100が10,868.05で0.27%安となりました。ユーロドルは1.154前後、ユーロ円は182円前後で週末を迎えています。株価は底堅かったものの、原油高による域内インフレ再燃への警戒が残りました。
見通し: ユーロドルは1.145~1.165、独DAXは25,300~25,900を中心に想定します。8月3日のドイツ小売売上高とフランス、ドイツ、ユーロ圏の製造業PMI確報値が上振れれば、景気不安の後退からユーロと欧州株を支えます。一方、PMIの下方改定と原油高が重なれば、景気減速とインフレ上昇が併存する懸念からユーロ売り、欧州債利回り上昇、株安が同時進行するリスクがあります。
🇦🇺🇳🇿 オセアニア経済・為替
動向: 7月31日に発表された豪州の4~6月期生産者物価指数は前期比1.3%、前年比3.6%となり、企業段階の価格圧力が強まりました。豪ドル米ドルは0.704前後、NZドル米ドルは0.589前後で推移しています。豪州とNZの通貨は、米ドル安と株式市場の持ち直しから支えられました。
見通し: 豪ドル米ドルは0.695~0.710、NZドル米ドルは0.580~0.595のレンジを想定します。週明けの中国RatingDog製造業PMIが52を上回れば、中国需要への期待から豪ドルとNZドルが上限を試しやすくなります。反対に50割れなら資源需要懸念を通じて両通貨が下落する可能性があります。原油高が豪州の交易条件を支える一方、世界株が金利上昇で調整すればリスク通貨売りが優勢となる点が主なリスクです。
🥇 ゴールド & 🛢️ 原油
ゴールド: 7月31日の金先物は米長期金利上昇を嫌気して反落し、1トロイオンス4,100ドル前後で取引を終えました。週明けは4,050~4,175ドルを想定します。米ISMが弱く米金利が低下すれば上値を試しやすい一方、強い指標で10年債利回りが4.8%へ接近すれば4,050ドル割れがリスクとなります。中東情勢の悪化は安全資産需要を支えますが、同時に原油高と金利上昇を招くため、値動きが不安定になる可能性があります。
原油 (WTI): WTI原油は中東の供給不安を背景に反発し、85ドル台で週末を迎えました。週明けは82~90ドルを想定します。供給施設への攻撃や輸送障害が拡大すれば90ドル突破、緊張緩和や増産観測が強まれば82ドル方向への反落が想定されます。90ドル超が定着すると、インフレ期待上昇、主要国債利回り上昇、株価調整というクロスマーケットの連鎖に注意が必要です。
🪙 仮想通貨
BTC: ビットコインはデータ取得時点で64,690ドル前後と、前日比約0.5%高で推移しています。週明けは62,000~66,000ドルのレンジを想定します。65,000ドルを明確に上回れば66,000ドル台への上昇余地が広がりますが、米金利上昇とハイテク株安が重なれば62,000ドルが次の下値目安となります。原油高によるインフレ懸念がFRBの引き締め観測を強める場合、暗号資産にも流動性縮小を意識した売りが波及するリスクがあります。
