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朝の経済レポート 2026年08月12日(水) | 経済・為替市況

目次

朝の経済レポート

経済・為替市況 2026年08月12日(水) | 市場動向と経済指標カレンダー

🎯 本日の最重要注目ポイント

  • 米国7月CPI: 21:30発表。総合は前月比+0.1%、前年比+3.4%、コアは前月比+0.2%、前年比+2.5%が予想されている。上振れなら米金利上昇・ドル高・株安、下振れなら米金利低下・ドル安・株高が基本シナリオとなる。
  • ドル円と介入警戒: 8月11日のドル円は159.27円付近で取引を終えた後、12日朝は158円台半ばへ反落。米CPI上振れで159.50円を回復すると160円突破を試す一方、日本当局への警戒が上値を抑える。
  • 原油とインフレの連鎖: WTIは83.20ドル、ブレントは88.91ドルへ上昇。ホルムズ海峡を巡る不透明感が続き、原油高から期待インフレ、米金利、ドルへ波及する経路に注意が必要。
  • ドイツ7月CPI確報: 15:00にCPIとHICPの確報値が発表される。速報値からの修正がなければ反応は限定的だが、上方修正ならユーロ買いと欧州金利上昇につながりやすい。
  • 日本株は連休明け: 東京市場は8月11日の山の日で休場し、直近8月10日の日経平均は2.08%高。米国株安と原油高が逆風になる一方、円安水準は輸出株を支えやすく、半導体株を中心に値動きが大きくなる可能性がある。

🇺🇸 米国経済・為替

動向: 8月11日の米国株は、原油高と米国・イラン間の協議を巡る不透明感、翌日のCPIを前にした持ち高調整から下落した。ダウは184.13ドル安の53,791.85、S&P500は24.91ポイント安の7,728.20、ナスダック総合は159.91ポイント安の26,445.45で終了。ドル円は159.27円付近、ユーロドルは1.15ドル台で推移し、為替市場では重要指標待ちの姿勢が強かった。

見通し: 本日21:30の米CPIが前年比予想+3.4%、コア前年比予想+2.5%を上回れば、米金利上昇を伴うドル買いが強まり、ドル円は159.50円から160.00円を試す可能性がある。反対に総合前月比が+0.1%を下回り、コアも弱ければ、利上げ観測の後退から158.00円、さらに157.80円付近までの下落を想定する。基本レンジは157.80円から160.00円。原油が85ドルを超えて上昇を続ける場合は、景気不安による株安とインフレ懸念によるドル高が同時進行するリスクがある。

🇯🇵 日本経済・為替

動向: 8月11日は山の日で東京株式市場が休場。直近取引日の8月10日には日経平均が2.08%上昇した。為替は8月11日に159円台前半まで円安が進んだ後、12日朝に158円台半ばへ反落。日本の7月マネーストックM2は本日8:50に発表され、前回の前年比+2.2%からの変化が確認される。

見通し: ドル円は158.00円から160.00円を中心レンジとする。M2の結果だけで方向が決まる可能性は低く、21:30の米CPIが主因となる。米CPI上振れで159.50円を超えれば160円台を試しやすいが、160円前後では為替介入への警戒が急速に高まる。連休明けの日経平均は円安が輸出株を支える一方、原油高による輸入コスト増加と米国ハイテク株安が半導体株の重荷となる。米CPI下振れで米金利が低下すれば、円高と株高が併存する可能性もある。

🇨🇳 中国経済・為替

動向: 8月11日の中国株は上海総合指数が0.82%安、CSI300が0.81%安となり、香港ハンセン指数も1.01%下落した。米中関係や中東情勢への警戒に加え、内需回復の持続性に対する慎重な見方が重荷となった。ドル人民元は12日朝に6.748元付近で推移している。

見通し: 本日の中国主要指標は確認されておらず、ドル人民元は米CPIと原油価格の影響を受けやすい。想定レンジは6.72元から6.78元。米CPI上振れでドル全面高となれば6.78元方向、下振れなら6.72元方向を試す。原油高が長期化すると輸入コスト上昇から企業収益を圧迫し、中国株と豪ドルにも波及する。8月17日の中国主要月次統計を前に、政策期待が後退する場合は株安と人民元安が同時に進むリスクがある。

🇪🇺 ユーロ圏経済・為替

動向: 8月11日の欧州株は、ドイツDAXが約0.4%上昇する一方、フランスCAC40はほぼ横ばい、英国FTSE100は小幅安となった。ユーロドルは12日朝に1.1524ドル付近、ユーロ円は182.58円付近で推移。本日15:00にはドイツ7月CPIとHICPの確報値が発表される。

見通し: ユーロドルは1.1450ドルから1.1580ドル、ユーロ円は181.50円から183.50円を想定する。ドイツCPI前年比が速報値の+2.8%から上方修正されれば、ECBの引き締め長期化観測から1.1580ドル方向へユーロが上昇しやすい。下方修正なら1.1500ドル割れを試すが、最終的な方向は米CPIが左右する。原油高が欧州のインフレと景気悪化を同時に招く場合は、金利上昇にもかかわらずユーロと欧州株が下落するリスクがある。

🇦🇺🇳🇿 オセアニア経済・為替

動向: 豪準備銀行は8月11日に政策金利を4.35%で据え置き、インフレ、中東情勢、AI投資を注視しながら追加利上げの可能性を排除しない姿勢を示した。12日朝の豪ドル米ドルは0.7033ドル、豪ドル円は111.42円、NZドル米ドルは0.5869ドル、NZドル円は92.98円付近で推移している。

見通し: 本日は豪州とNZの主要指標が確認されておらず、豪ドル米ドルは0.6980ドルから0.7080ドル、NZドル米ドルは0.5820ドルから0.5920ドルを想定する。米CPIが上振れれば米ドル高から両通貨はレンジ下限へ向かい、下振れなら上限を試す。原油高による豪州のインフレ懸念はRBAの追加利上げ観測を支える一方、中国株安と世界的なリスク回避は豪ドルとNZドルの下押し要因となる。

🥇 ゴールド & 🛢️ 原油

ゴールド: 8月11日の現物金は4,371.92ドル付近で0.4%下落。地政学リスクによる安全資産需要が下支えした一方、原油高を受けたインフレ懸念と金利上昇が重荷となった。本日は4,200ドルから4,450ドルを想定し、米CPI下振れなら4,400ドル台への反発、上振れなら米金利上昇を通じて4,250ドル割れを試す可能性がある。中東情勢が急激に悪化すれば、金利上昇局面でも安全資産買いが優勢となるリスクシナリオに注意。

原油 (WTI): WTIは83.20ドル、ブレントは88.91ドルで終了。イラン側が条件を受け入れられるまでホルムズ海峡を再開しないとの姿勢を示し、供給不安が価格を押し上げた。WTIは80ドルから86ドルのレンジを想定し、在庫が予想の113.4万バレル減を上回る取り崩しなら85ドル超え、積み増しなら81ドル方向を試す。海峡封鎖の長期化は原油高、期待インフレ上昇、米金利上昇、株安という連鎖を強める。

🪙 仮想通貨

BTC: ビットコインは12日朝に64,410ドル付近で推移し、前日比0.43%安。米CPIを前にリスク資産全体の持ち高調整が入り、65,000ドル近辺では上値が重い。本日は62,000ドルから66,000ドルのレンジを想定する。米CPI下振れと米金利低下が重なれば66,000ドル突破を試す一方、上振れによるドル高と株安が進めば62,000ドル方向へ下落する可能性がある。地政学リスク拡大時には、金よりもリスク資産として売られる展開を警戒したい。

🗓️ 本日発表予定の主要経済指標

時刻 指標名/発言者 前回 予想 重要度
08:50 🇯🇵 7月マネーストックM2(前年比) +2.2%
15:00 🇩🇪 7月消費者物価指数(CPI、確報値・前月比) -0.3% +0.8% ★★
15:00 🇩🇪 7月消費者物価指数(CPI、確報値・前年比) +2.3% +2.8% ★★
15:00 🇩🇪 7月調和消費者物価指数(HICP、確報値・前月比) -0.2% +0.9% ★★
15:00 🇩🇪 7月調和消費者物価指数(HICP、確報値・前年比) +2.4% +2.8% ★★
20:00 🇺🇸 MBA住宅ローン申請指数(前週比) -2.9%
21:30 🇺🇸 7月消費者物価指数(CPI、前月比) -0.4% +0.1% ★★★
21:30 🇺🇸 7月消費者物価指数(CPI、前年比) +3.5% +3.4% ★★★
21:30 🇺🇸 7月消費者物価指数(コア、前月比) 0.0% +0.2% ★★★
21:30 🇺🇸 7月消費者物価指数(コア、前年比) +2.6% +2.5% ★★★
21:30 🇨🇦 6月住宅建設許可(前月比) -1.7% +0.8%
23:30 🇺🇸 EIA週間原油在庫(前週比) +247.9万バレル -113.4万バレル ★★
8/13 03:00 🇺🇸 7月月次財政収支 -1203億ドル -3090億ドル ★★

注記:
掲載対象は2026年8月12日(水)JST 06:00から8月13日(木)JST 05:59までです。重要度は★★★(最重要)、★★(注目)、★(参考)の3段階。米国、日本、ドイツ、ユーロ圏、フランス、英国、カナダ、豪州、NZ、中国、スイスを個別に確認し、対象ウィンドウ内で確認できた主要指標のみ掲載しています。ユーロ圏、フランス、英国、豪州、NZ、中国、スイスについては、対象時間帯に掲載条件を満たす主要指標を確認できませんでした。日本の工作機械受注は当日の公式発表日を確認できなかったため除外し、米中古住宅販売件数は8月11日23:00に発表済みの別日データであるため掲載していません。表末尾の1件は日付をまたいだ翌8月13日(木)未明の指標のため、時刻に日付を明記のうえ表の最後に記載しています。

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