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朝の経済レポート
経済・為替市況 2026年1月13日 (火) | 市場動向と経済指標カレンダー
🎯 本日の最重要注目ポイント
- 米CPIに注目: 今夜22時30分発表の米12月消費者物価指数(CPI)が最大の焦点。予想は前年比2.7%となっており、インフレ動向が利下げ期待を左右する。
- 金価格が史上最高値を更新: 地政学リスクやFRB独立性への懸念から4600ドルを突破。歴史的な高騰が続いている。
- ドル円は1年ぶり高値圏: 日本の財政懸念や衆院解散観測を背景に158円台へ円安が進行。連休明けの日本市場での反応が注目される。
🇺🇸 米国経済・為替
動向: 12日の米国株は続伸し、主要3指数が過去最高値を更新。パウエル議長への捜査報道で一時動揺する場面もあったが、AIへの期待やFRBの独立性への信頼が勝り、押し目買いが優勢となった。NYダウは49,590ドル、S&P500は6,977ポイントで引けている。
見通し: 今夜のCPI結果が今後のFRBの舵取りを決定づける。インフレ鈍化が明確になれば「株高・ドル安」が加速する可能性があるが、予想を上回る結果となれば金利再上昇への警戒が必要。
🇯🇵 日本経済・為替
動向: 12日は「成人の日」で休場。しかし、シカゴ日経先物は54,175円まで急騰。ドル円も158円台まで円安が進んでおり、連休明けの日本市場は大幅高で始まる公算が大きい。
見通し: 円安を背景とした輸出関連株への買いが指数を牽引するか。一方で、急速な円安に対する政府・日銀の口先介入への警戒感も高まりやすく、54,000円台の定着が当面の焦点となる。
🇨🇳 中国経済・為替
動向: 世界的なリスクオンムードとハイテク株の強さが支援材料。当局の景気刺激策に対する期待が下支えしている。
見通し: 引き続き不動産市場の動向と米中関係のニュースを注視。外部環境の改善が中国株の反発に繋がるか注目される。
🇪🇺 ユーロ圏経済・為替
動向: 米国株の連日の最高値更新を受けて欧州株も堅調な推移。為替ではユーロドルがドル買い優勢の流れに押される場面も見られた。
見通し: 今夕のベイリー英中銀総裁の発言がポンドやユーロの動向に影響を与える可能性がある。ECBの利下げペースを巡る議論も継続。
🇦🇺🇳🇿 オセアニア経済・為替
動向: 豪消費者信頼感指数が本日発表予定。金価格や鉄鉱石など商品市況の底堅さが豪ドルを下支えしている。
見通し: 13日朝の指標結果を受けてボラティリティが高まる可能性。中国経済の回復期待がオセアニア通貨の追い風となるか。
🥇 ゴールド & 🛢️ 原油
ゴールド: 4600ドルを突破し史上最高値を更新。安全資産需要に加え、FRBへの政治介入懸念が「通貨としてのドル」への不信感を招き、ゴールドへの資金流入を加速させている。
原油 (WTI): WTI原油は59ドル台前半で推移。地政学的緊張による供給リスクが価格を支えているが、世界的な景気減速懸念も重石となり、一進一退の展開。
🪙 仮想通貨
BTC: ビットコインは1437万円(約9.1万ドル)付近で推移。9万ドル大台突破後の高値揉み合いとなっており、ETFへの安定的な流入が相場を支えている。
🗓️ 本日発表予定の主要経済指標 (完全版)
| 時刻 | 国 | 指標名/発言者 | 前回 | 予想 | 重要度 |
|---|---|---|---|---|---|
| 08:30 | 豪 | 1月ウエストパック消費者信頼感指数 | 94.5 | 92.9 | ★★ |
| 08:50 | 日 | 11月国際収支・経常収支 | 2兆8335億円 | 3兆6087億円 | ★★★ |
| 14:00 | 日 | 12月景気ウオッチャー調査-現状判断DI | 48.7 | 48.7 | ★★ |
| 18:00 | 英 | ベイリー英中銀(BOE)総裁、発言 | – | – | ★★★ |
| 22:30 | 米 | 12月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) | 2.7% | 2.7% | ★★★★★ |
| 22:30 | 米 | 12月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比) | 2.6% | 2.7% | ★★★★★ |
| 24:00 | 米 | 10月新築住宅販売件数 | – | 71.4万件 | ★★★ |
注記:
今夜の米CPI(22:30)は市場のインフレ見通しを占う上で最重要のイベントです。また、12日の急激な円安(158円台)を受け、本日の日本市場再開後の政府・日銀による牽制の有無にも注意が必要です。
