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朝の経済レポート
経済・為替市況 2026年1月27日(火) | 市場動向と経済指標カレンダー
🎯 本日の最重要注目ポイント
- 米国FOMC会合開始: 本日より米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されます。市場は今後の金融政策に関する新たな手がかりを待っており、特に声明文や議長会見での発言が注目されます。
- 円高の進行と日本株の動向: 昨日(1月26日)、急速な円高を背景に日経平均株価が大幅に反落しました。本日も為替市場の動向が株式市場に与える影響に注意が必要です。
- 米消費者信頼感指数: 本日発表される1月の米消費者信頼感指数は、個人消費の先行指標として重視されます。市場予想を上回るかどうかが、景気の先行きを判断する上で材料視されます。
🇺🇸 米国経済・為替
動向: 昨日(1月26日)の米国市場は主要3指数ともに上昇して取引を終えました。ダウ平均は0.6%高、S&P500は0.5%高、ナスダック総合は0.4%高となりました。本日からのFOMCを前に、様子見ムードもありましたが、底堅い展開となりました。為替市場では、ドル円は154円台前半で推移しています。
見通し: 本日から始まるFOMCが最大の焦点です。政策金利の据え置きは確実視されていますが、声明文の内容や今後の利下げペースに関するヒントが示されるか注目されます。タカ派的な内容となればドルが買われる一方、ハト派的な内容となればドル売りが進む可能性があります。本日発表の消費者信頼感指数も、市場のムードを左右する可能性があります。
🇯🇵 日本経済・為替
動向: 昨日(1月26日)の日経平均株価は、急速な円高進行を嫌気して大幅に反落し、961円安の52,885円で取引を終えました。一時1100円を超える下落となり、心理的節目である53,000円を割り込みました。米国当局による「レートチェック」観測が円買いを誘い、ドル円は一時153円台まで急騰しました。
見通し: 引き続き為替の動向が日本株の最大の変動要因となります。政府・日銀による為替介入への警戒感がくすぶる中、円高が一段と進むようであれば、輸出関連企業を中心に株価の上値は重くなるでしょう。一方、米国市場が堅調を維持できれば、下値を支える要因となりそうです。本日発表の企業向けサービス価格指数は、日本の物価動向を見る上で参考になります。
🇨🇳 中国経済・為替
動向: 2025年のGDP成長率は政府目標の5.0%を達成しましたが、内需の低迷や不動産不況は継続しており、2026年の経済は減速傾向が予測されています。特に、耐久消費財への補助金政策が一巡することによる反動減が懸念されています。
見通し: 内需拡大が最重要課題とされており、政府は積極的な財政政策と緩和的な金融政策を継続する方針です。しかし、需要不足とデフレ圧力は根強く、本格的な景気回復への道のりは依然として不透明です。日本の製造業に影響を与える可能性のある、デュアルユース品の輸出規制強化の動きも注視されます。
🇪🇺 ユーロ圏経済・為替
動向: ユーロ圏経済は緩やかな回復基調が続いています。製造業の低迷が続く一方、サービス業が経済全体を下支えしています。消費者物価上昇率はECBの目標である2%前後で安定しており、金融政策は据え置かれる公算が大きいです。
見通し: 堅調な雇用と所得環境を背景に、個人消費は底堅く推移すると見られます。ただし、米国の通商政策や地政学的リスクが今後の景気見通しに不確実性をもたらしています。特に、ドイツ経済の停滞が続くかどうかが圏全体の成長を左右する可能性があります。
🇦🇺🇳🇿 オセアニア経済・為替
動向: オーストラリア経済は、堅調な労働市場と資源輸出に支えられ、力強い動きを見せています。豪ドルは対米ドルで高値圏で推移していましたが、昨日(1月26日)は日本の円高の影響を受け、対円では下落しました。
見通し: 粘着性のあるインフレから、RBA(オーストラリア準備銀行)による追加利上げの可能性も残っています。堅調な雇用統計やPMIは経済の強さを示しており、豪ドル相場を下支えする要因です。本日はNAB企業景況感指数が発表され、企業のセンチメントが注目されます。
🥇 ゴールド & 🛢️ 原油
ゴールド: 昨日(1月26日)、安全資産への需要から史上初めて1オンス5,000ドルを突破し、高値圏で推移しています。地政学的な不確実性が続く中、金価格は底堅く推移する可能性があります。
原油 (WTI): 昨日(1月26日)は利益確定売りに押され、1バレル60ドル台前半で反落しました。イラン情勢の緊迫化による供給不安は根強いものの、目先はFOMCの結果を見極めたいとのムードが広がる可能性があります。
🪙 仮想通貨
BTC: ビットコインETFからは資金の純流出が続いており、上値の重い展開となっています。昨日(1月26日)も966BTCの純流出が観測されており、市場のセンチメントはやや悪化しています。FOMCなどマクロ経済イベントの結果が、今後の資金フローに影響を与えるか注目されます。
🗓️ 本日発表予定の主要経済指標 (完全版)
| 時刻 | 国 | 指標名/発言者 | 前回 | 予想 | 重要度 |
|---|---|---|---|---|---|
| 08:50 | 🇯🇵 | 12月 企業向けサービス価格指数 (前年同月比) | 2.7% | 2.7% | ★☆☆ |
| 09:30 | 🇦🇺 | 12月 NAB企業景況感指数 | 7 | – | ★☆☆ |
| 16:45 | 🇫🇷 | 1月 消費者信頼感指数 | 90 | 90 | ★☆☆ |
| 21:00 | 🇲🇽 | 12月 貿易収支 | 6.63億ドル | 25.64億ドル | ★☆☆ |
| 23:00 | 🇺🇸 | 11月 ケース・シラー米住宅価格指数 (前年同月比) | 1.3% | 1.2% | ★★☆ |
| 23:00 | 🇺🇸 | 11月 住宅価格指数 (前月比) | 0.4% | 0.3% | ★☆☆ |
| 24:00 | 🇺🇸 | 1月 リッチモンド連銀製造業指数 | -7 | -5 | ★★☆ |
| 24:00 | 🇺🇸 | 1月 消費者信頼感指数 (コンファレンス・ボード) | 89.1 | 91.0 | ★★☆ |
| (終日) | 🇺🇸 | 米連邦公開市場委員会(FOMC) 1日目 | – | – | ★★★ |
注記:
記載された日時はすべて日本時間(JST)です。経済指標の「前回」「予想」の数値は、調査時点でのものであり、変更される可能性があります。特に重要な指標については、発表元の情報を直接ご確認ください。
