目次
朝の経済レポート
経済・為替市況 2026年02月18日(水) | 市場動向と経済指標カレンダー
🎯 本日の最重要注目ポイント
- 米住宅関連指標: 住宅着工件数(予想131.0万件)と建築許可件数(予想142.0万件)の発表が22:30に控え、米住宅市場の健全性を見極める重要な日となります。
- 米耐久財受注: 12月の耐久財受注(前月比予想-1.7%)は前月の急伸後の反動が予想され、製造業の実需を確認する指標として注目されます。
- FOMC議事録: 28:00(翌日4:00)に公表される前回FOMCの議事録は、今後の利下げペースに関するFRB内部の議論内容を確認できる重要な材料です。
- 英CPI: 16:00発表の英1月CPI(予想3.0%)は、イングランド銀行の金融政策見通しに直結するため、ポンド相場への影響が大きいと予想されます。
- RBNZ政策金利: 10:00発表のニュージーランド準備銀行政策金利は2.25%据え置きの見通しですが、声明文の内容次第でNZドルが大きく動く可能性があります。
🇺🇸 米国経済・為替
動向: 2026年2月17日(火)の米ドル円は153.286円で引けました(高値153.927円、安値152.703円、変動率-0.09%)。ニューヨーク連銀製造業景気指数が予想6.2を上回る7.1となり、製造業の底堅さが確認されたものの、ドルの上値は限定的でした。米国市場は祝日(プレジデンツデー)で休場だったため、流動性が低下し、方向感に欠ける展開となりました。
見通し: 本日は住宅関連指標と耐久財受注、さらに深夜のFOMC議事録と重要イベントが目白押しです。特に住宅着工件数が予想を下回れば、米住宅市場の減速懸念からドル売り圧力が強まる可能性があります。一方、FOMC議事録でハト派的な内容が確認されれば、利下げ期待が高まりドル安に傾く展開も考えられます。ただし、製造業指標が堅調であれば、景気の底堅さを評価したドル買いも期待できるため、データ次第で振れ幅の大きい展開が予想されます。
🇯🇵 日本経済・為替
動向: 2026年2月17日(火)のドル円は153.286円で引けました。日本市場では第3次産業活動指数(12月)が前月比-0.5%と予想-0.3%を下回り、サービス業の停滞が確認されました。これを受けて円買いの動きが限定的となり、ドル円は比較的安定した推移を見せています。
見通し: 本日8:50に1月の貿易統計(通関ベース)が発表されます。季調前で-2兆1291億円の赤字が予想されており、貿易収支の悪化が確認されれば円売り圧力が強まる可能性があります。日銀の金融政策正常化期待は依然として根強いものの、実体経済の弱さが確認される局面では円安方向への圧力も警戒が必要です。米国の住宅指標や英CPIなど海外要因にも影響されやすい地合いとなるでしょう。
🇨🇳 中国経済・為替
動向: 2026年2月17日(火)の人民元オフショア(USD/CNH)は6.88554で取引を終えました(高値6.89228、安値6.88137、変動率+0.04%)。中国本土市場は旧正月の連休期間中のため休場が続いており、取引は薄商いとなっています。香港やシンガポールなど周辺市場も休場が多く、実質的な値動きは限定的です。
見通し: 本日も中国本土市場は休場が続くため、人民元相場への新たな材料は少ない見込みです。ただし、米ドル全体の強弱や米中通商摩擦に関する報道には引き続き注意が必要です。旧正月明け(2月下旬)以降、中国の経済指標発表が本格化するため、それまでは様子見姿勢が継続すると予想されます。中国当局による為替介入姿勢や、不動産市場の安定化策への期待も人民元の下支え要因となる可能性があります。
🇪🇺 ユーロ圏経済・為替
動向: 2026年2月17日(火)のユーロドルは1.18501で取引を終えました(高値1.18545、安値1.18051、変動率-0.02%)。ユーロ圏ZEW景況感指数(2月)が40.8から39.4へ低下し、市場心理の悪化が確認されました。ドイツのZEW期待指数も59.6から58.3へ小幅低下し、ユーロ圏の景気回復期待が後退している状況です。
見通し: 本日は16:45にフランスCPI(1月改定値)、18:00にはユーロ圏の製造業・サービス業PMI速報値(2月)が発表されます。PMIが予想を下回れば、ユーロ圏景気の減速懸念が強まり、ユーロ売り圧力が高まる可能性があります。一方、英CPIの結果次第ではユーロポンドが動意づく展開も考えられます。ECBの金融政策スタンスは依然としてハト派的であり、米国との金利差拡大観測がユーロの重石となる構図は継続しそうです。
🇦🇺🇳🇿 オセアニア経済・為替
動向: 2026年2月17日(火)の豪ドル円は108.580円で引けました(高値108.747円、安値107.861円、変動率0%)。豪ドル米ドルは0.70846で取引を終えました(高値0.70914、安値0.70295、変動率+0.21%)。オーストラリア準備銀行(RBA)の金融政策会合議事要旨が公表され、利下げに慎重なスタンスが確認されたことで、豪ドルはやや底堅い動きを見せました。NZドル円は92.703円(変動率+0.1%)、NZドル米ドルは0.60496(変動率+0.34%)で推移しています。
見通し: 本日10:00にはニュージーランド準備銀行(RBNZ)の政策金利発表が控えています。2.25%据え置きが予想されていますが、声明文の内容や今後の金融政策スタンスに関するヒント次第で、NZドルが大きく動く可能性があります。また、9:30には豪10-12月期賃金指数(前期比0.8%予想)が発表され、労働市場の逼迫度を確認する重要な指標となります。賃金上昇が確認されれば、RBAの利下げ時期が後ずれするとの見方からオージードルが上昇する可能性もあります。
🥇 ゴールド & 🛢️ 原油
ゴールド: 2026年2月17日(火)の金(XAU/USD)は4879.657ドルで取引を終えました(高値5000.804ドル、安値4841.231ドル、変動率-2.23%)。一時5000ドルの節目を超える場面もありましたが、その後は利益確定売りに押され、やや軟調な展開となりました。米長期金利の上昇や実質金利の上昇が金価格の重石となる一方、地政学リスクや米政治不透明感が下支えとなっています。
原油 (WTI): 2026年2月17日(火)のWTI原油先物は62.141ドルで引けました(高値63.962ドル、安値61.782ドル、変動率-2.3%)。米国の住宅市場指標悪化や世界的な需要減速懸念が原油価格の重石となり、2%超の下落となりました。OPECプラスの減産効果が限定的との見方や、米国のシェールオイル増産観測も価格を圧迫しています。本日発表される米国の経済指標次第で、需要見通しがさらに修正される可能性があります。
🪙 仮想通貨
BTC: 2026年2月17日(火)のビットコイン(BTC/USD)は67664.0ドルで引けました(高値69334.0ドル、安値66702.0ドル、変動率-1.84%)。米株式市場の休場で流動性が低下する中、リスクオフの動きが強まり、ビットコインも軟調な推移となりました。機関投資家による利益確定売りが観測されたほか、規制当局による暗号資産ETFへの監視強化報道も重石となっています。一方、長期的なビットコイン需要は依然として堅調であり、6万ドル台での底堅さも確認されています。本日の米国市場の動向や、FOMC議事録の内容次第で、ボラティリティが高まる可能性があります。
🗓️ 本日発表予定の主要経済指標
| 時刻 | 国 | 指標名/発言者 | 前回 | 予想 | 重要度 |
|---|---|---|---|---|---|
| 06:45 | NZ | 10-12月期四半期卸売物価指数(PPI)(前期比) | 0.6% | – | ★★ |
| 08:50 | 日本 | 1月貿易統計(通関ベース、季調前) | 1057億円 | -2兆1291億円 | ★★ |
| 08:50 | 日本 | 1月貿易統計(通関ベース、季調済) | -2086億円 | -1626億円 | ★★ |
| 09:30 | 豪州 | 10-12月期四半期賃金指数(前期比) | 0.8% | 0.8% | ★★ |
| 10:00 | NZ | ニュージーランド準備銀行(RBNZ)政策金利 | 2.25% | 2.25% | ★★★ |
| 16:00 | 英国 | 1月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) | 3.4% | 3.0% | ★★ |
| 16:00 | 英国 | 1月消費者物価指数(CPI)(前月比) | 0.4% | -0.5% | ★★ |
| 16:00 | 英国 | 1月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比) | 3.2% | 3.0% | ★★ |
| 16:45 | 仏国 | 1月消費者物価指数(CPI、改定値)(前年同月比) | 0.3% | 0.3% | ★ |
| 16:45 | 仏国 | 1月消費者物価指数(CPI、改定値)(前月比) | -0.3% | -0.3% | ★ |
| 17:00 | 南アフリカ | 1月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) | 3.6% | 3.4% | ★★ |
| 17:00 | 南アフリカ | 1月消費者物価指数(CPI)(前月比) | 0.2% | 0.1% | ★★ |
| 17:15 | 仏国 | 2月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) | 48.4 | 49.1 | ★★ |
| 17:15 | 仏国 | 2月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) | 51.2 | 51.0 | ★★ |
| 17:30 | 独国 | 2月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) | 49.1 | 49.5 | ★★ |
| 17:30 | 独国 | 2月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) | 52.4 | 52.3 | ★★ |
| 18:00 | ユーロ圏 | 2月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) | 49.5 | 50.0 | ★★ |
| 18:00 | ユーロ圏 | 2月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) | 51.6 | 51.8 | ★★ |
| 18:30 | 英国 | 2月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) | 51.8 | 51.5 | ★★ |
| 18:30 | 英国 | 2月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) | 54.0 | 53.5 | ★★ |
| 20:00 | 南アフリカ | 12月小売売上高(前年同月比) | 3.5% | 3.1% | ★ |
| 21:00 | 米国 | MBA住宅ローン申請指数(前週比) | -0.3% | – | ★ |
| 22:30 | 米国 | 12月住宅着工件数(年率換算件数) | – | 131.0万件 | ★★ |
| 22:30 | 米国 | 12月建設許可件数(年率換算件数) | – | 142.0万件 | ★★ |
| 22:30 | 米国 | 12月耐久財受注(前月比) | 5.3% | -1.7% | ★★ |
| 22:30 | 米国 | 12月耐久財受注・輸送用機器除く(前月比) | 0.4% | 0.3% | ★★ |
| 22:30 | カナダ | 12月小売売上高(前月比) | 1.3% | -0.5% | ★★ |
| 22:30 | カナダ | 1月鉱工業製品価格(前月比) | -0.6% | 0.2% | ★ |
| 22:30 | カナダ | 1月原料価格指数(前月比) | 0.5% | 0.6% | ★ |
| 23:15 | 米国 | 1月設備稼働率 | 76.3% | 76.5% | ★ |
| 23:15 | 米国 | 1月鉱工業生産(前月比) | 0.4% | 0.4% | ★★ |
| 28:00 | 米国 | 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨 | – | – | ★★★ |
| 翌00:00 | 米国 | 1月景気先行指標総合指数(前月比) | -0.3% | -0.1% | ★★ |
注記:
・重要度★★★は市場への影響が特に大きい指標です。
・予想値は市場コンセンサスであり、発表時刻や内容は予告なく変更される場合があります。
・「-」は予想値が未発表、または該当データなしを示します。
・時刻はすべて日本時間(JST)で表示しています。
・28:00は翌日午前4:00を意味します。
