目次
朝の経済レポート
経済・為替市況 2025年09月17日(水) | 市場動向と経済指標カレンダー
🎯 本日の最重要注目ポイント
- **FOMC政策金利発表とパウエルFRB議長記者会見 (日本時間18日3:00, 3:30):** 市場の最大の注目材料。利下げ幅と今後の金融政策の方向性(ドット・チャート)が焦点。
- **ラガルドECB総裁発言 (日本時間16:30):** ECBの金融政策スタンスを探る上で重要な発言。
- **イギリス消費者物価指数 (CPI) (日本時間15:00):** BOEの金融政策に影響を与える重要な経済指標。
🇺🇸 米国経済・為替
動向: 主要3指数が揃って上昇。ハイテク株が牽引し、ナスダックは6日続伸で最高値を更新。利下げ期待が相場を支えました。
見通し: 本日深夜のFOMC政策金利発表に注目が集まります。市場は利下げを織り込んでいますが、パウエル議長の会見やドット・チャートの内容次第で相場が大きく変動する可能性があります。
🇯🇵 日本経済・為替
動向: 日経平均は4日続伸し、一時45,000円を突破して連日の最高値更新。半導体関連株が相場を牽引しました。
見通し: 米国市場の動向と、今週末の日銀金融政策決定会合を睨んだ展開となりそうです。為替は米金利の動向に左右されるでしょう。
🇨🇳 中国経済・為替
動向: 人民元は対ドルで下落。経済指標の悪化が続き、景気減速懸念が強まっています。
見通し: 不動産市場の低迷が続き、経済の先行き不透明感は拭えません。政府の景気刺激策が待たれます。
🇪🇺 ユーロ圏経済・為替
動向: FOMCやBOEを前に様子見ムードが広がり、総じて軟調な展開でした。ユーロはECB高官のタカ派発言を受けて対ドルで上昇しました。
見通し: 本日のラガルドECB総裁の発言に注目です。今後の金融政策に関するヒントが得られるかどうかが焦点となります。
🇦🇺🇳🇿 オセアニア経済・為替
動向: 好調な経済と商品価格の上昇を背景に、豪ドルは対米ドルで10ヶ月ぶりの高値を付けました。
見通し: 本日のジョーンズRBA総裁補佐の発言が注目されます。利下げ期待が後退する中、今後の金融政策の方向性を見極めたいところです。
🥇 ゴールド & 🛢️ 原油
ゴールド: 米国の利下げ期待とドル安を背景に、金価格は史上最高値を更新しました。FRBの金融政策次第で更なる上昇も期待されます。
原油 (WTI): 地政学的リスクの高まりとドル安を背景に、WTI原油価格は上昇しました。ウクライナ情勢や中東情勢の緊迫化が供給懸念につながっています。
🪙 仮想通貨
BTC: 米国の利下げ期待に支えられ、安定した値動きとなりました。FOMCの結果を受けて、リスクオンの流れが強まれば、BTC価格も上昇する可能性があります。
🗓️ 本日発表予定の主要経済指標 (完全版)
時刻 | 国 | 指標名/発言者 | 前回 | 予想 | 重要度 |
---|---|---|---|---|---|
08:50 | 🇯🇵 | 貿易収支 (8月) | -117.5B | -513.6B | ★★★☆☆ |
10:30 | 🇦🇺 | ジョーンズRBA総裁補佐発言 | - | - | ★★★☆☆ |
15:00 | 🇬🇧 | 消費者物価指数 (CPI) (前年比) (8月) | +3.8% | +3.8% | ★★★★☆ |
16:30 | 🇪🇺 | ラガルドECB総裁発言 | - | - | ★★★★★ |
18:00 | 🇪🇺 | ユーロ圏消費者物価指数 (HICP) (改定値) (前年比) (8月) | 4.3% | 4.3% | ★★★★☆ |
21:30 | 🇺🇸 | 住宅着工件数 (8月) | 142.8万件 | 137.0万件 | ★★★★☆ |
21:30 | 🇺🇸 | 建設許可件数 (8月) | 136.2万件 | 137.0万件 | ★★★☆☆ |
23:30 | 🇺🇸 | EIA週間石油在庫統計 | - | - | ★★★☆☆ |
翌2:00 | 🇩🇪 | ナーゲル独連銀総裁講演 | - | - | ★★★★☆ |
翌3:00 | 🇺🇸 | FOMC政策金利発表 | - | - | ★★★★★ |
翌3:30 | 🇺🇸 | パウエルFRB議長記者会見 | - | - | ★★★★★ |
注記:
パウエルFRB議長は常任投票メンバーです。