目次
朝の経済レポート
経済・為替市況 2026年03月25日(水) | 市場動向と経済指標カレンダー
🎯 本日の最重要注目ポイント
- 日米株ともに反発: 24日(火)の日経平均は52,252円(+736円、+1.43%)と3営業日ぶりに反発。米国もNYダウ49,174(+370)、S&P500 6,890(+52)と続伸。米国がイラン軍事行動を当面見送るとの報道がリスクオンの契機に。
- ゴールド4,550ドル突破: 金価格が+1.69%の急伸で4,550ドル台に到達。銀も+2.45%と貴金属全面高。中東リスク後退でも有事の買いが根強く継続。
- 本日の注目指標: 豪CPI(09:30)、英CPI(16:00)、独Ifo景況感指数(18:00)、米耐久財受注・経常収支(21:30)と主要国のインフレ・景況指標が集中。
🇺🇸 米国経済・為替
動向: 24日(火)の米国市場は続伸。NYダウは49,174.50(+370.44)、S&P500は6,890.07(+52.32)で引けた。米国がイランへの軍事行動を当面見送るとの報道を受け、中東情勢の最悪シナリオへの警戒がやや後退。先週まで売られていたハイテク・景気敏感株に幅広く買い戻しが入った。市場関係者は「数週間の混乱の後、かなり落ち着いたセッション」と評した。米10年国債利回りは4.34%台と依然高水準。ドル円は158.714円(横ばい)で安定推移。
見通し: 本日は米耐久財受注(速報値)2月と経常収支Q4が21:30に発表される。製造業の設備投資動向を占う耐久財受注が注目材料。金融引き締め環境が続く中、バリュエーションの高いグロース株は金利動向に敏感に反応しやすい地合いが続く。FRBジェファーソン副議長の講演も予定されており、金融政策に関する発言に注意。
🇯🇵 日本経済・為替
動向: 24日(火)の日経平均は52,252.28(+736.79、+1.43%)と3営業日ぶりに反発。TOPIXは3,559.67(+73.23、+2.10%)と日経平均を上回る上昇率で、バリュー・内需株にも幅広く買いが広がった。東証グロース市場指数も940.69(+23.29、+2.54%)と新興株にもリスクオンが波及。ドル円は158円台後半、長期金利は2.26%台とやや低下し、外部環境は株式にプラス。
見通し: 本日14:00に景気動向指数(確報値)1月が発表される。前日までの急落でセンチメントが極端に悪化していたところに、中東リスク緩和と米株高が重なり買い戻しが広がった形。ただし原油高止まりや世界金利高を踏まえると「戻りは段階的に売り・拾いを組み合わせる」スタンスが現実的。エネルギー・商社・金融株には中期的な追い風が続く一方、小売・外食・陸運は原材料高の影響に注意。
🇨🇳 中国経済・為替
動向: USD/CNHは6.89318(+0.00257、+0.04%)と小動き。25日の上海総合指数は3,849(+36、+0.95%)で寄り付き、深セン成分指数は13,514(+169、+1.27%)、ハンセン指数は24,759(+377、+1.55%)と、アジア全般にリスクオンの流れが波及した。
見通し: 本日は中国関連の主要経済指標の発表予定はなし。米中関係の進展や中東情勢の推移が引き続き注目材料。アジア市場全般にリスクオンの地合いが広がっており、中国市場もその恩恵を受けやすい環境。
🇪🇺 ユーロ圏経済・為替
動向: EUR/USDは1.16148(+0.00077、+0.07%)と小幅高。EUR/JPYは184.321(+0.09、+0.05%)。DAX指数は22,653.86(+273.67、+1.22%)と堅調に上昇した一方、FTSE100は9,894.15(-24.18、-0.24%)と英国市場はやや軟調。GBP/USDは1.34150(-0.00235、-0.17%)と対ドルで下落。
見通し: 本日は16:00に英CPI 2月(前月比、前回-0.5%)、18:00に独Ifo景況感指数 3月(前回88.6)が発表される。昨日のPMI速報値に続き欧州の景況感が焦点。ECB利上げ観測が依然高い中、インフレ指標の結果次第でユーロの方向性が定まる可能性。
🇦🇺🇳🇿 オセアニア経済・為替
動向: AUD/USDは0.69981(-0.00123、-0.18%)、AUD/JPYは111.06(+0.02、+0.02%)。NZD/USDは0.58382(+0.00011、+0.02%)、NZD/JPYは92.657(+0.022、+0.02%)。S&P/ASX200は8,401(+35、+0.42%)で寄り付き、リスクオンの流れがオセアニアにも波及。
見通し: 本日09:30に豪CPI 2月が発表される。前年比(前回3.8%)、前月比(前回0.4%)、トリム平均(前回3.4%)のいずれも注目度が高い。インフレの粘着性が確認されればRBAの利下げ期待が後退し、豪ドル買い要因に。逆にインフレ鈍化が進めば利下げ観測が強まり豪ドル売り圧力となる。
🥇 ゴールド & 🛢️ 原油
ゴールド: XAU/USDは4,550.02ドル(+75.633、+1.69%)と急伸。安値4,456ドルから高値4,550ドルまで大きく上昇し、史上最高値圏を更新。中東リスク後退にもかかわらず有事の金買いが根強く継続。銀(XAG/USD)も73.00ドル(+2.45%)と大幅上昇し、貴金属全面高。米実質金利の高止まりにもかかわらず金が買われる構図は、地政学リスクプレミアムの根強さを示唆。
原油 (WTI): 88.117ドル(+0.223、+0.25%)。高値88.578ドル、安値87.174ドル。中東情勢の緊迫感がやや後退し上昇ペースは一服したものの、供給途絶リスクへの警戒感は継続し88ドル台を維持。本日23:30の米EIA週間石油在庫統計が次の方向性を左右する材料に。
🪙 仮想通貨
BTC: 70,658ドル(-254、-0.36%)と小幅安。高値71,400ドルから安値68,910ドルまで振れる場面もあったが、終値では7万ドル台を維持。株式市場のリスクオン回帰に連動した買いと、利益確定売りが交錯する展開。7万ドル台のサポートが引き続き意識される。
🗓️ 本日発表予定の主要経済指標
| 時刻 | 国 | 指標名/発言者 | 前回 | 予想 | 重要度 |
|---|---|---|---|---|---|
| 09:30 | 🇦🇺 豪州 | 消費者物価指数(CPI)2月 [前年比] | 3.8% | - | ★★★ |
| 09:30 | 🇦🇺 豪州 | 消費者物価指数(CPI)2月 [前月比] | 0.4% | - | ★★★ |
| 09:30 | 🇦🇺 豪州 | 消費者物価指数(CPI)2月 [トリム平均・前年比] | 3.4% | - | ★★★ |
| 14:00 | 🇯🇵 日本 | 景気動向指数(確報値)1月 [景気先行指数] | 112.4 | - | ★★ |
| 16:00 | 🇬🇧 英国 | 消費者物価指数(CPI)2月 [前月比] | -0.5% | - | ★★★ |
| 16:00 | 🇬🇧 英国 | 生産者物価指数(PPI)2月 [仕入・前月比] | 0.4% | - | ★★ |
| 18:00 | 🇩🇪 ドイツ | Ifo景況感指数 3月 | 88.6 | - | ★★ |
| 20:00 | 🇺🇸 米国 | MBA住宅ローン申請指数 [前週比] | -10.9% | - | ★ |
| 21:30 | 🇺🇸 米国 | 耐久財受注(速報値)2月 [前月比] | - | - | ★★★ |
| 21:30 | 🇺🇸 米国 | 耐久財受注(速報値)2月 [輸送除くコア・前月比] | - | - | ★★★ |
| 21:30 | 🇺🇸 米国 | 経常収支 第4四半期 | -2264億ドル | - | ★★ |
| 23:30 | 🇺🇸 米国 | EIA週間石油在庫統計 [原油在庫・前週比] | +615.6万バレル | - | ★★ |
注記:
・重要度は★★★(最重要)〜★(参考)の3段階で表示しています。
・発表時刻は日本時間(JST)です。予告なく変更される場合があります。
・予想値は主要金融情報サイトのコンセンサス予想を参考にしています。「-」は予想値未公表を示します。
・対象時間帯: 03月25日 06:00 JST 〜 03月26日 05:59 JST