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朝の経済レポート

朝の経済レポート 2025年11月18日(火)

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朝の経済レポート 2025年11月18日(火)

目次

朝の経済レポート

経済・為替市況 2025年11月18日(火) | 市場動向と経済指標カレンダー

🎯 本日の最重要注目ポイント

  • オーストラリア準備銀行(RBA)の金融政策会合議事要旨が公表され、今後の金融政策の方向性について重要な示唆が期待されます。
  • 高市早苗首相と植田和男日銀総裁の会談が予定されており、日本の金融政策や経済動向に関するトップレベルの発言に市場の注目が集まります。
  • 英国中央銀行(BoE)金融政策委員会(MPC)のピル委員による発言があり、英国の金融政策の先行きのヒントとなる可能性があります。

🇺🇸 米国経済・為替

動向: 2025年11月17日の米国株式市場は、主要3指数が揃って下落しました。エヌビディアの決算発表を控えたAI関連株への調整売りや、利下げ期待の後退が市場の重しとなりました。ダウ平均は1.2%安、S&P500は0.9%安、ナスダックは0.8%安で取引を終えました。米連邦準備制度理事会(FRB)高官による追加利下げに慎重な発言が投資家心理に影響を与えました。

見通し: 今週はエヌビディアの決算発表を控えており、市場は警戒感を強めています。FRBの利下げに関する不透明感も継続しており、経済指標や要人発言に注目が集まります。

🇯🇵 日本経済・為替

動向: 2025年11月17日の日本市場は続落となりました。日経平均株価は前週末比52円62銭安の5万0323円91銭で取引を終え、TOPIXは12.28ポイント安の3347.53でした。前週末の米国市場での追加利下げ観測の後退や、中国との関係悪化に対する懸念が高まったことが背景にあります。特に、中国当局が国民に対し日本への渡航自粛を呼びかけたことで、インバウンド関連や中国に強みを持つ銘柄が多く売られました。

見通し: 今週は米半導体大手エヌビディアの決算発表を控えており、買い手控えムードを助長しています。国内では、政府が発表した7-9月期GDP速報値が6四半期ぶりのマイナス成長となりましたが、事前予想の範囲内であったため、強い売り材料にはなりませんでした。国内の新発10年債利回りが17年半ぶりの高水準となったことも警戒されています。

🇨🇳 中国経済・為替

動向: 2025年11月17日時点の中国経済は、全体的に弱い動きが続いています。7月から9月期の実質GDP成長率は前年同期比で+4.8%となり、前期から伸びが縮小しました。10月の製造業PMIは7ヶ月連続で好不況の境目である50を下回っており、景気回復の遅れが懸念されています。人民元は対米ドルで7.1000台に回復しましたが、ドル安・人民元高のトレンドが見られます。

見通し: 中国政府は、2025年の経済政策として、積極的な財政・金融緩和を通じて景気の下支えを強化し、内需拡大に重点を置く方針を示しています。米中関係は、合意締結後も緊張と緩和を繰り返す見通しで、特にレアアースの輸出管理を巡る問題は、関係を不安定化させる可能性があります。

🇪🇺 ユーロ圏経済・為替

動向: 2025年11月17日の欧州株式市場は総じて下落しました。FTSE100指数は0.24%安、DAX指数は1.20%安、CAC40指数は0.63%安で取引を終えました。FRBの利下げ継続への期待が後退したことや、金融市場の調整リスクへの警戒感が背景にありました。為替市場では、ユーロ円が一時180円台に上昇し、ユーロ発足以来の高値を更新しました。

見通し: 欧州産業連盟(ビジネスヨーロッパ)は秋季経済見通しを発表し、2025年のEU実質GDP成長率を1.0%、2026年を1.3%と予測しています。競争力強化のため、研究開発への投資拡大などを提言しており、今後の経済政策に注目が集まります。

🇦🇺🇳🇿 オセアニア経済・為替

動向: 2025年11月17日のオーストラリア経済では、2027年までに30万人の労働者不足が予測されており、インフラプロジェクトへのリスクが指摘されています。RBAは11月4日の定例会合で政策金利を3.60%に据え置きましたが、現在の金利水準が中立に近いとの認識を示し、タカ派的な姿勢を見せています。豪ドル/円(AUD/JPY)は、小幅な豪ドル安・円高で推移しました。

見通し: 2025年のオーストラリア経済は、賃上げと減税による実質所得の増加が民間消費を促進し、緩やかに回復すると予想されています。公共需要も堅調に推移する見込みです。RBAは2025年第1四半期に政策金利を10ベーシスポイント引き下げ、年末には3.2%に達すると見られています。

🥇 ゴールド & 🛢️ 原油

ゴールド: 2025年11月17日の金価格は、前週の大きな下落を受けて、狭いレンジで推移しました。1グラムあたり21,868円で、前日比-0.47%の変動でした。市場は12月の米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ確率を50%未満と織り込み始め、金利の付かない資産である金にとって売り圧力となりました。

原油 (WTI): 2025年11月17日のWTI原油価格は、1バレルあたり59.70ドルまで下落し、前日比0.65%安となりました。ロシアのノボロシースク港がウクライナのドローン攻撃による2日間の停止を経て操業を再開したことで、供給混乱への過度な懸念が後退し売りが先行する場面もありました。しかし、地政学的なリスクや経済指標による買い支えが交錯し、小幅な値動きの中で最終的にはやや下落する傾向が見られました。

🪙 仮想通貨

BTC: 2025年11月17日、ビットコインの価格は大きく下落し、一時92,000ドル台まで落ち込みました。これは10月に記録した史上最高値126,251ドルから大幅な後退となり、2024年12月31日の終値93,381ドルを下回ったため、年初からの上昇分を帳消しにする形となりました。この下落の背景には、FRBの利下げに関する不透明感や市場の「極度の恐怖」が挙げられます。

🗓️ 本日発表予定の主要経済指標 (完全版)

時刻 指標名/発言者 前回 予想 重要度
00:00 🇺🇸 建設支出 (前月比) (8月) - - ★★
09:30 🇦🇺 RBA金融政策会合議事要旨公表 (11月4日開催分) - - ★★★
15:30 🇯🇵 高市早苗首相と植田和男日銀総裁の会談 - - ★★★
22:00 🇬🇧 BoE MPC ピル委員 発言 - - ★★★
22:15 🇨🇦 住宅着工件数 (10月) 27.92万件 26.50万件 ★★
22:30 🇺🇸 11月ニューヨーク連銀製造業景気指数 +10.7 +5.8 ★★
22:30 🇺🇸 輸入物価指数(前月比) (10月) - +0.1% ★★
23:15 🇺🇸 鉱工業生産 (前月比) (10月) - 0.0% ★★
00:00 (翌日) 🇺🇸 製造業新規受注(前月比)(8月) -1.3% +1.4% ★★

注記:
本日はFRBメンバーの講演予定はありません。


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