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朝の経済レポート

朝の経済レポート 2026年07月31日(金) | 経済・為替市況

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目次

朝の経済レポート

経済・為替市況 2026年07月31日(金) | 市場動向と経済指標カレンダー

🎯 本日の最重要注目ポイント

  • 日銀金融政策決定会合: 政策金利は1.00%据え置き予想。展望レポートと15:30の植田総裁会見で、物価上振れや追加利上げへの警戒が示されるかが円相場の焦点となる。
  • 円買い介入への警戒: 7月30日のニューヨーク市場ではドル円が163円台から159円台へ急落し、日本当局による介入観測が強まった。日銀の政策判断と重なるため、158円台から162円台まで値幅が広がる可能性がある。
  • 日本と中国の重要統計: 08:30の日本雇用統計、08:50の鉱工業生産、10:30の中国製造業PMIを確認する。中国PMIが50を維持できるかは人民元、豪ドル、日本株の方向を左右する。
  • 欧米の物価・賃金指標: 18:00のユーロ圏HICP、21:30の米雇用コスト指数が注目される。予想を上回る物価・賃金の伸びは欧米金利を押し上げ、株式の割高感とゴールドの上値を意識させる。
  • 米ハイテク株の反発: 7月30日の米国市場はMicrosoftの好決算を受け、S&P500が7,437.63、Nasdaqが24,122.18まで反発した。ただし米10年債利回りは4.66%と高く、インフレ懸念が再燃すれば上昇が失速するリスクがある。

🇺🇸 米国経済・為替

動向: 7月30日の米国株は前日の急落から大幅反発した。S&P500は121.48ポイント高の7,437.63、ダウは613.92ドル高の52,208.06、Nasdaqは679.24ポイント高の24,122.18で終了。MicrosoftのAI・クラウド事業に対する評価が半導体株にも波及した。一方、米10年債利回りは4.66%付近にとどまり、FRBのインフレ対応に対する警戒は残った。

見通し: S&P500は7,350〜7,550を中心に想定する。本日21:30の雇用コスト指数が予想の前期比+0.8%を上回れば、米金利上昇からドル高・グロース株安となり、7,350割れを試す可能性がある。予想以下なら金利低下とAI株の買い戻しが続き、7,500台回復が視野に入る。23:00のミシガン大学消費者信頼感指数も上方修正なら景気期待を支えるが、期待インフレの上昇を伴う場合は逆に金利上昇要因となる。最大のリスクは、賃金インフレと原油反発が重なり、FRBの引き締め長期化観測から株安・ドル高・ゴールド安が同時進行する展開である。

🇯🇵 日本経済・為替

動向: 7月30日の日経平均は前日比約433円高の61,867円台まで反発した。半導体株の一角が買い戻された一方、日銀会合と為替介入への警戒から上値は限定された。ドル円の日次データは163.646円だったが、その後のニューヨーク市場で159円台へ急落し、日本当局による円買い介入観測が強まった。

見通し: ドル円は158.00〜162.00円、日経平均は60,500〜63,000円を想定する。日銀が1.00%据え置きでも展望レポートや植田総裁会見が追加利上げに前向きなら、ドル円は158円方向へ下落し、輸出株を通じて日経平均の上値を抑える。反対に政策正常化を急がない姿勢なら160円台を回復しやすいが、161〜162円台では再介入への警戒が強まる。08:30の雇用統計と08:50の鉱工業生産が予想を上回れば国内金利上昇と円買いを後押しする。原油が再び85ドルを超える場合は輸入物価上昇、日銀のタカ派化、円高、輸出株安という連鎖がリスクとなる。

🇨🇳 中国経済・為替

動向: 6月の中国製造業PMIは50.3、非製造業PMIは50.2と、いずれも景気判断の境目となる50を上回った。ドル人民元は6.77元前後で推移し、人民元はおおむね安定した。中国景気への期待は豪ドルやアジア株を支えたものの、外需と不動産部門に対する慎重姿勢は続いている。

見通し: ドル人民元は6.74〜6.82元を想定する。本日10:30の製造業PMIが予想の50.1を上回り、非製造業PMIも50を維持すれば、人民元高、豪ドル高、資源株高を通じて日本株にも支援材料となる。製造業PMIが50を割れば景気再減速が意識され、ドル人民元は6.82元方向、豪ドル米ドルは0.6950割れを試しやすい。主要なリスクは、PMI悪化と原油高が同時に進み、企業コスト上昇と需要減速が重なるスタグフレーション型の懸念が強まることである。

🇪🇺 ユーロ圏経済・為替

動向: 7月30日に発表されたドイツの物価指標がECBの引き締め継続観測を支え、ユーロドルは一時1.15ドル台を回復した。日次データでは1.13922ドルだったが、その後はユーロ買いが優勢となった。ユーロ圏の6月HICP確報値は前年比+2.8%で、ECB目標を上回る状態が続いている。

見通し: ユーロドルは1.1400〜1.1600ドルを想定する。本日18:00の7月HICP速報値が予想の前年比+2.9%を上回れば、ECBの追加引き締め観測から1.1500突破と1.1600方向が視野に入る。一方、2.7%以下へ鈍化すれば欧州金利が低下し、1.1400割れを試す可能性がある。15:45のフランスCPIと16:55のドイツ雇用統計も先行材料となる。インフレ上振れと雇用悪化が同時に確認される場合は、欧州債利回り上昇、銀行株高、景気敏感株安という分化が強まり、ユーロ高が長続きしないリスクがある。

🇦🇺🇳🇿 オセアニア経済・為替

動向: 豪ドル米ドルは0.70003ドル、豪ドル円は113.725円で、豪ドルは対米ドルで+0.27%となった。NZドル米ドルは0.58022ドル、NZドル円は94.951円で推移した。中国景気への期待と資源価格が下支えとなった一方、円買い介入観測によりクロス円の値動きは不安定だった。

見通し: 豪ドル米ドルは0.6950〜0.7050ドル、NZドル米ドルは0.5750〜0.5850ドルを想定する。本日10:30の豪PPIが前期比+0.4%を上回ればRBAの引き締め観測が強まり、豪ドルは0.7050方向へ上昇しやすい。中国製造業PMIが50を下回る場合は資源需要懸念が勝り、豪ドルは0.6950割れ、NZドルは0.5750割れがリスクとなる。原油・金属価格、中国株、豪州金利の三つが同時に上昇する場合は豪ドル優位、世界株安と円買いが重なる場合は豪ドル円とNZドル円の下落が大きくなりやすい。

🥇 ゴールド & 🛢️ 原油

ゴールド: XAU/USDは4,006.782ドルで、前日比-53.605ドル、-1.32%。米ハイテク株の反発で安全資産需要が後退した一方、高インフレと地政学リスクは下値を支えた。本日は3,970〜4,070ドルを想定し、米雇用コスト指数が予想を上回って実質金利が上昇すれば3,970ドル割れ、予想以下で米金利が低下すれば4,070ドル回復が視野に入る。

原油 (WTI): WTI/USDは79.556ドルで、前日比-0.202ドル、-0.25%。中東情勢による供給不安は残るものの、前日の急伸後は利益確定売りが優勢となった。78〜85ドルを想定し、緊張緩和や供給回復なら78ドル割れ、輸送障害や軍事衝突の再拡大なら85ドル超えがリスクとなる。原油高はインフレ期待と米金利を押し上げ、株安・ドル高・ゴールドの方向不安定化へ波及しやすい。

🪙 仮想通貨

BTC: ビットコインは64,690ドルで、前日比+305ドル、+0.47%。米ハイテク株の反発が支えとなったが、米長期金利の高止まりにより上値は限定された。短期レンジは63,500〜66,500ドルを想定する。米雇用コスト指数が弱く金利が低下すれば66,500ドル突破、賃金インフレ上振れで米金利とドルが上昇すれば63,500ドル割れがリスクとなる。

🗓️ 本日発表予定の主要経済指標

時刻 指標名/発言者 前回 予想 重要度
07:00 🇳🇿 7月 ANZ消費者信頼感指数 91.3
08:30 🇯🇵 6月 完全失業率 2.5% 2.5% ★★★
08:30 🇯🇵 6月 有効求人倍率 1.17倍 1.17倍 ★★★
08:50 🇯🇵 6月 鉱工業生産・速報値 前月比 +0.1% +1.0% ★★★
08:50 🇯🇵 6月 鉱工業生産・速報値 前年比 -2.1% +3.2% ★★★
08:50 🇯🇵 6月 小売業販売額 前年比 +5.0% +3.1% ★★
08:50 🇯🇵 6月 百貨店・スーパー販売額 前年比 +5.0% ★★
10:30 🇦🇺 第2四半期 生産者物価指数 前期比 +0.4% ★★
10:30 🇦🇺 第2四半期 生産者物価指数 前年比 +3.0% ★★
10:30 🇦🇺 6月 民間部門信用 前月比 +0.7% +0.6% ★★
10:30 🇦🇺 6月 民間部門信用 前年比 +8.2% ★★
10:30 🇨🇳 7月 製造業PMI 50.3 50.1 ★★★
10:30 🇨🇳 7月 非製造業PMI 50.2 50.0 ★★
未定
会合終了後
🇯🇵 日銀金融政策決定会合・政策金利、展望レポート 1.00% 1.00% ★★★
14:00 🇯🇵 6月 住宅着工戸数 年率換算 75.7万件 75.0万件 ★★
14:00 🇯🇵 6月 住宅着工戸数 前年比 +33.9% +12.7% ★★
14:00 🇯🇵 6月 建設工事受注 前年比 -6.7% ★★
15:00 🇬🇧 7月 ネーションワイド住宅価格 前月比 0.0% +0.1% ★★★
15:00 🇬🇧 7月 ネーションワイド住宅価格 前年比 +2.2% +1.9% ★★★
15:30 🇯🇵 植田日銀総裁 定例記者会見 ★★★
15:30 🇨🇭 6月 実質小売売上高 前年比 +3.5% ★★
15:45 🇫🇷 7月 消費者物価指数・速報値 前月比 -0.3% +0.3% ★★
15:45 🇫🇷 7月 消費者物価指数・速報値 前年比 +1.8% +1.8% ★★★
15:45 🇫🇷 7月 調和消費者物価指数・速報値 前月比 -0.3% +0.3% ★★
15:45 🇫🇷 7月 調和消費者物価指数・速報値 前年比 +2.0% +2.0% ★★
15:45 🇫🇷 6月 生産者物価指数 前月比 -0.3% ★★
15:45 🇫🇷 6月 生産者物価指数 前年比 +3.0% ★★
16:55 🇩🇪 7月 失業者数 -1.0千人 +5.0千人 ★★★
16:55 🇩🇪 7月 失業率 6.3% 6.3% ★★★
18:00 🇪🇺 7月 消費者物価指数・概算速報 前月比 -0.1% ★★★
18:00 🇪🇺 7月 消費者物価指数・概算速報 前年比 +2.8% +2.9% ★★★
18:00 🇪🇺 7月 コア消費者物価指数 前年比 +2.4% +2.4% ★★
21:30 🇨🇦 5月 実質GDP 前月比 +0.5% +0.2% ★★★
21:30 🇨🇦 5月 実質GDP 前年比 +1.1% +1.4% ★★★
21:30 🇺🇸 第2四半期 雇用コスト指数 前期比 +0.9% +0.8% ★★
22:45 🇺🇸 7月 シカゴ購買部協会景気指数 56.7 56.0 ★★
23:00 🇺🇸 7月 ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値 49.5 54.4
速報値
★★★

注記:
対象時間は2026年7月31日(金)JST 06:00から8月1日(土)JST 05:59まで。発表日時は各国統計機関、中央銀行および主要経済カレンダーで個別に確認しています。重要度は★★★(最重要)、★★(注目)、★(参考)の3段階。東京都区部7月CPIは基準改定に伴う総務省統計局の公式公表スケジュールと一致しないため掲載していません。対象11カ国・地域を個別に確認し、翌日早朝05:59までに追加掲載すべき主要指標は確認されませんでした。発表時刻や予想値は変更される場合があります。

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