目次
朝の経済レポート
経済・為替市況 2026年02月11日(水) | 市場動向と経済指標カレンダー
🎯 本日の最重要注目ポイント
- 米国雇用統計: 1月非農業部門雇用者数は前月比7.0万人増の予想、失業率は4.4%で横ばい見込み。労働市場の底堅さが確認されるか注目。
- 中国物価指標: 1月CPIは前年比0.4%上昇、PPIは同1.5%低下予想。デフレ圧力の持続が懸念材料。
- 日本祝日: 建国記念の日により東京市場は休場。取引参加者減少による薄商いに警戒。
🇺🇸 米国経済・為替
動向: 2026年02月10日(火)、米ドル円は154.387円で取引を終えました(高値156.308円、安値154.06円、前日比-0.92%)。12月小売売上高は前月比横ばい(予想0.4%増)と予想を下回り、個人消費の減速懸念が台頭。10-12月期雇用コスト指数は前期比0.7%と予想の0.8%を下回り、賃金上昇圧力の鈍化を示唆しました。
見通し: 本日の1月雇用統計は市場の最大注目イベント。非農業部門雇用者数が市場予想(7.0万人増)を上回れば、労働市場の底堅さ確認からドル買いが優勢となる可能性。一方で、予想を大幅に下回る場合は早期利下げ観測が再燃し、ドル売り圧力が強まる展開が予想されます。157円台前半から159円台後半のレンジを想定。
🇯🇵 日本経済・為替
動向: 2026年02月10日(火)のドル円市場では、米国経済指標の弱さを背景に円高圧力が強まりました。日本市場では12月の国際収支(経常収支10,850億円、貿易収支3,130億円)が発表済み。海外投資家による日本株買いの動きが見られる一方、円相場は対ドルで154円台半ばに押し戻される展開となっています。
見通し: 本日は建国記念の日で東京市場休場のため、薄商いによる急変動リスクに注意が必要です。海外勢主導の取引となるため、米雇用統計の結果次第では通常以上に大きな値動きとなる可能性があります。日銀金融政策への思惑も引き続き重要な材料となるでしょう。
🇨🇳 中国経済・為替
動向: 2026年02月10日(火)、人民元は対ドルで6.91401元で取引されました(前日比-0.03%)。中国第4四半期GDP成長率は前年比5.7%と市場予想に一致。ただし、製造業PMIの低迷が続いており、景気回復の持続性に疑問符が付いています。
見通し: 本日発表予定の1月消費者物価指数(CPI前年比0.4%予想)と生産者物価指数(PPI前年比-1.5%予想)が注目されます。特にPPIのマイナス幅縮小が見られない場合、デフレ圧力の持続を意味し、追加金融緩和観測が強まる可能性。不動産セクターの低迷も引き続き重石となっています。
🇪🇺 ユーロ圏経済・為替
動向: 2026年02月10日(火)、ユーロドルは1.18962で取引を終えました(高値1.19298、安値1.18872、前日比-0.17%)。ユーロ円は183.668円(前日比-1.08%)。ドイツを中心とした景気回復期待がユーロを支えていますが、ECBの利下げ姿勢継続がユーロ安要因となっています。
見通し: 本日は大きな経済指標発表がないため、米雇用統計の結果に連動する展開が予想されます。雇用統計が弱ければドル売りからユーロドル上昇、強ければドル買いからユーロドル下落のシナリオ。1.18台半ばから1.20台前半のレンジを想定。ECBの金融政策見通しも引き続き注視が必要です。
🇦🇺🇳🇿 オセアニア経済・為替
動向: 2026年02月10日(火)、豪ドル円は109.218円で取引を終えました(高値110.670円、安値109.02円、前日比-1.23%)。豪ドル米ドルは0.70745(前日比-0.24%)。NZドル円は93.308円(前日比-1.15%)。中国経済の減速懸念と商品価格の軟調が両通貨の重石となっています。
見通し: オセアニア通貨は米雇用統計に加え、中国物価指標の結果にも敏感に反応する見込み。中国CPIが予想を下回れば、最大貿易相手国の需要減退懸念から豪ドル売りが強まる可能性。一方、米雇用統計が弱ければリスク選好の流れから豪ドル・NZドルの買い戻しも。豪ドル円は108円台から111円台のレンジを想定。
🥇 ゴールド & 🛢️ 原油
ゴールド: 2026年02月10日(火)、金スポット価格は5,026.06ドルで取引を終えました(高値5,078.343ドル、安値4,987.872ドル、前日比-0.65%)。米雇用統計を控えてポジション調整の売りが優勢となりましたが、地政学リスクと中央銀行の金購入継続が下値を支えています。史上最高値圏での推移が続いており、安全資産としての需要は依然強固です。
原油 (WTI): 2026年02月10日(火)、WTI原油先物は64.07ドル/バレルで取引を終えました(高値64.556ドル、安値63.545ドル、前日比-0.37%)。中国需要の減速懸念とOPEC+の増産観測が価格を圧迫。一方で中東情勢の緊迫化が下値を限定しています。今後は米在庫統計と中国経済指標が方向性を決定する鍵となるでしょう。
🪙 仮想通貨
BTC: 2026年02月10日(火)、ビットコインは68,513ドルで取引を終えました(高値70,764ドル、安値67,952ドル、前日比-2.78%)。米雇用統計を控えたリスク回避の動きと、一部ETFからの資金流出が売り圧力となりました。ただし、機関投資家の関心は依然高く、大幅下落時には押し目買いが入りやすい状況が続いています。68,000ドル台前半がサポートラインとして機能するかが焦点です。
🗓️ 本日発表予定の主要経済指標
| 時刻 | 国 | 指標名/発言者 | 前回 | 予想 | 重要度 |
|---|---|---|---|---|---|
| 10:30 | 🇨🇳 中国 | 1月消費者物価指数(CPI)・前年比 | 0.8% | 0.4% | ★★ |
| 10:30 | 🇨🇳 中国 | 1月生産者物価指数(PPI)・前年比 | -1.9% | -1.5% | ★★ |
| 21:00 | 🇺🇸 米国 | MBA住宅ローン申請指数・前週比 | -8.9% | - | ★ |
| 22:30 | 🇺🇸 米国 | 1月非農業部門雇用者数(NFP)・前月比 | 5.0万人 | 7.0万人 | ★★★ |
| 22:30 | 🇺🇸 米国 | 1月失業率 | 4.4% | 4.4% | ★★★ |
| 22:30 | 🇺🇸 米国 | 1月平均時給・前月比 | 0.3% | 0.3% | ★★★ |
| 22:30 | 🇺🇸 米国 | 1月平均時給・前年比 | 3.8% | 3.6% | ★★ |
| 22:30 | 🇨🇦 カナダ | 12月住宅建設許可件数・前月比 | -13.1% | - | ★ |
注記:
・重要度★★★は市場への影響が特に大きい指標です。
・予想値は市場コンセンサスであり、発表時刻や内容は予告なく変更される場合があります。
・「-」は予想値が未発表、または該当データなしを示します。
・時刻はすべて日本時間(JST)で表示しています。
・本日2026年02月11日(水)は日本の建国記念の日のため、東京市場は休場です。