目次
朝の経済レポート
経済・為替市況 2026年02月17日(火) | 市場動向と経済指標カレンダー
🎯 本日の最重要注目ポイント
- 米ドル円は153.51円で推移: 前営業日比+0.51%上昇。米国市場が休場の中、リスク選好の動きが継続。
- 本日は経済指標の発表が限定的: 祝日明けのため主要指標は少なく、市場は明日以降の米経済指標を待つ展開。
- 金価格は4990.84ドル: 前日比-1.04%と調整局面。利食い売りが優勢だが5000ドル台の節目は維持。
- WTI原油は63.60ドル: 前日比+1.49%と反発。供給懸念が後退する中、需要見通しの改善期待が支援。
🇺🇸 米国経済・為替
動向: 2026年02月16日(月)は米国市場が「ワシントン誕生記念日(プレジデンツデー)」のため休場でした。前週末の流れを受け、ドル円は153.51円で取引を終えました。休場により新たな経済指標やイベントはなく、市場は様子見ムードとなりました。
見通し: 本日2026年02月17日(火)は、22:30発表の2月ニューヨーク連銀製造業景気指数(予想6.2、前回7.7)が注目されます。製造業の景況感を示す指標で、予想を下回れば米景気減速懸念からドル売り圧力が強まる可能性があります。また、24:00発表の2月NAHB住宅市場指数(予想38、前回37)も住宅市場の先行きを占う上で重要です。カナダの1月消費者物価指数(CPI)も北米経済の動向を見る上で参考になります。米国市場が本格稼働する中、明日以降の重要指標(FOMC議事要旨、耐久財受注など)への準備段階として、本日の指標が方向性を示すか注目されます。
🇯🇵 日本経済・為替
動向: 2026年02月16日(月)、日本では10-12月期四半期実質GDP(速報値)が発表され、前期比+0.1%(年率換算+0.2%)と、市場予想(前期比+0.4%、年率+1.6%)を大きく下回りました。前期(7-9月期)の-0.7%(年率-2.6%)からはプラス転換したものの、回復力の弱さが確認され、日本経済の先行き不透明感が強まりました。ドル円は前日比+0.51%の153.51円で取引を終え、円安方向に推移しました。
見通し: 本日2026年02月17日(火)は、13:30発表の12月第三次産業活動指数(予想-0.2%、前回-0.2%)に注目です。サービス業の活動状況を示す指標で、マイナス継続なら内需の弱さが改まっていないことを示します。GDP発表を受けて、日銀の早期追加利上げ観測は後退しており、円安圧力が継続する可能性があります。ただし、153円台半ばは心理的な節目であり、米国の経済指標次第では一時的な円買い戻しもあり得ます。明日以降の日本の1月貿易統計や機械受注などが、内需・外需のバランスを見る上で重要になります。
🇨🇳 中国経済・為替
動向: 2026年02月16日(月)から旧正月(春節)の大型連休に入っており、中国・香港市場は休場でした。休場前の動向としては、USD/CNH(オフショア人民元)は6.88508で取引されており、前日比-0.24%と人民元がやや強含みました。休場中のため新たな経済指標やイベントはありませんでした。
見通し: 本日2026年02月17日(火)も中国・香港市場は引き続き休場です。中国市場が本格的に再開するのは2026年02月20日(金)以降となる見込みです。休場中は取引が薄くなるため、人民元の変動は限定的と予想されます。ただし、連休明けには春節期間中の消費動向データや製造業PMIなどが注目されるため、中国経済の回復力を測る重要な局面となります。また、中国人民銀行(PBOC)の金融政策スタンスや、不動産セクターの動向が引き続き人民元相場に影響を与える要因として注視されます。
🇪🇺 ユーロ圏経済・為替
動向: 2026年02月16日(月)は米国市場が休場だったため、ユーロ圏でも目立った動きは見られませんでした。EUR/USDは1.18545で取引を終え、前日比-0.16%とわずかにユーロ安・ドル高となりました。EUR/JPYは181.96円(前日比+0.36%)と円に対してはユーロ高で推移しました。ユーロ圏では12月鉱工業生産が発表され、前月比-1.4%(予想-1.5%)、前年比+1.2%(予想+1.3%)とやや予想を上回る結果でしたが、市場への影響は限定的でした。
見通し: 本日2026年02月17日(火)は、16:00発表のドイツ1月消費者物価指数(CPI、改定値)(予想:前月比+0.1%、前年比+2.1%)に注目です。インフレの動向は欧州中央銀行(ECB)の金融政策を左右する重要指標です。また、19:00発表の2月ZEW景況感調査(ドイツ:予想65.2、ユーロ圏全体も発表予定)が、企業や投資家の期待感を示す先行指標として注目されます。ZEW指数が予想を上回れば、ユーロ圏経済の回復期待からユーロ買いが進む可能性があります。18:30発表の南アフリカ10-12月期失業率もリスク通貨全般のセンチメントに影響する可能性があります。
🇦🇺🇳🇿 オセアニア経済・為替
動向: 2026年02月16日(月)は米国市場が休場だったため、オセアニア通貨も比較的静かな動きでした。AUD/USDは0.70745(前日比+0.16%)、AUD/JPYは108.59円(前日比+0.71%)とオーストラリアドルは堅調に推移しました。NZD/USDは0.60351(前日比+0.09%)、NZD/JPYは92.62円(前日比+0.59%)とニュージーランドドルも小幅上昇しました。特に目立った経済指標の発表はありませんでしたが、商品価格(特に原油や金属価格)の動向が豪ドルを支援しました。
見通し: 本日2026年02月17日(火)は、09:30に豪準備銀行(RBA)金融政策会合議事要旨が公表されます。前回会合での利上げ・利下げに関する議論内容や、今後の金融政策スタンスが明らかになるため、豪ドル相場に大きな影響を与える可能性があります。特に、インフレ見通しや雇用市場の評価に関する記述が注目されます。NZドルについては、明日2026年02月18日(水)早朝06:45に10-12月期四半期卸売物価指数(PPI)が発表されるため、その前哨戦として本日の動きが重要です。また、10:00にはニュージーランド準備銀行(RBNZ)政策金利発表も控えており(予想2.25%で据え置き)、オセアニア通貨は明日にかけて変動が大きくなる可能性があります。
🥇 ゴールド & 🛢️ 原油
ゴールド: 2026年02月16日(月)、金(XAU/USD)は4990.84ドルで取引を終え、前日比-1.04%と下落しました。高値は5043.12ドル、安値は4966.51ドルと、5000ドル台の節目を一時下回る場面がありました。米国市場が休場だったこともあり、利食い売りが優勢となりました。ただし、地政学リスクや世界的な金融不安が燻る中、5000ドル近辺での底堅さは維持されています。
原油 (WTI): 2026年02月16日(月)、WTI原油先物は63.60ドル/バレルで取引を終え、前日比+1.49%と反発しました。高値は63.71ドル、安値は62.38ドルでした。米国市場が休場だったにもかかわらず上昇した背景には、供給懸念の後退と、世界経済の回復期待による需要見通しの改善があります。ただし、60ドル台前半は依然として低水準であり、OPEC+の生産調整動向や米国のシェールオイル生産量が今後の価格を左右する要因となります。
🪙 仮想通貨
BTC: 2026年02月16日(月)、ビットコイン(BTC/USD)は68,691ドルで取引を終え、前日比-0.36%とわずかに下落しました。高値は70,222ドル、安値は67,346ドルでした。米国市場が休場だったため取引量は限定的でしたが、7万ドル台を一時回復する場面もあり、底堅さを示しました。機関投資家によるビットコインETFへの資金流入が継続しており、中長期的な上昇トレンドは維持されています。ただし、短期的には70,000ドル近辺のレジスタンスラインを明確に突破できるかが焦点となります。本日以降、米国市場の本格稼働により、リスク資産全般のセンチメントがビットコインにも影響を与える見込みです。
🗓️ 本日発表予定の主要経済指標
| 時刻 | 国 | 指標名/発言者 | 前回 | 予想 | 重要度 |
|---|---|---|---|---|---|
| 09:30 | 🇦🇺 | 豪準備銀行(RBA)金融政策会合議事要旨公表 | - | - | ★★ |
| 13:30 | 🇯🇵 | 12月第三次産業活動指数(前月比) | -0.2% | -0.2% | ★ |
| 16:00 | 🇬🇧 | 12月失業率(ILO方式) | 5.1% | 5.1% | ★★ |
| 16:00 | 🇬🇧 | 1月失業保険申請件数 | 1.79万件 | - | ★★ |
| 16:00 | 🇬🇧 | 1月失業率 | 4.4% | - | ★★ |
| 16:00 | 🇩🇪 | 1月消費者物価指数(CPI、改定値)(前月比) | 0.1% | 0.1% | ★★ |
| 16:00 | 🇩🇪 | 1月消費者物価指数(CPI、改定値)(前年同月比) | 2.1% | 2.1% | ★★ |
| 18:30 | 🇿🇦 | 10-12月期四半期失業率 | 31.9% | 31.7% | ★★ |
| 19:00 | 🇪🇺 | 2月ZEW景況感調査 | 40.8 | - | ★★ |
| 19:00 | 🇩🇪 | 2月ZEW景況感調査(期待指数) | 59.6 | 65.2 | ★★ |
| 22:30 | 🇺🇸 | 2月ニューヨーク連銀製造業景気指数 | 7.7 | 6.2 | ★★ |
| 22:30 | 🇨🇦 | 1月消費者物価指数(CPI)(前月比) | -0.2% | 0.1% | ★★ |
| 22:30 | 🇨🇦 | 1月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) | 2.4% | 2.4% | ★★ |
| 22:30 | 🇨🇦 | 12月対カナダ証券投資額 | 163.3億CAD | - | ★ |
| 22:30 | 🇨🇦 | 12月卸売売上高(前月比) | -1.8% | 2.1% | ★ |
| 24:00 | 🇺🇸 | 2月NAHB住宅市場指数 | 37 | 38 | ★★ |
注記:
・重要度★★★は市場への影響が特に大きい指標です。
・予想値は市場コンセンサスであり、発表時刻や内容は予告なく変更される場合があります。
・「-」は予想値が未発表、または該当データなしを示します。
・時刻はすべて日本時間(JST)で表示しています。