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朝の経済レポート
経済・為替市況 2026年07月27日(月) | 市場動向と経済指標カレンダー
🎯 本日の最重要注目ポイント
- 米耐久財受注が週初の焦点: 21:30発表の6月耐久財受注は総合で前月比+1.8%、輸送機器を除く受注は+0.8%が市場予想です。上振れなら米金利・ドル高、下振れなら金利低下とハイテク株の買い戻しにつながりやすい局面です。
- 中国工業利益を10:30に確認: 1〜5月の規模以上工業企業利益は前年比+18.8%でした。1〜6月分で伸びが維持されれば中国株・資源通貨の支え、鈍化なら上海総合3,800割れと豪ドルの下押しリスクになります。
- 欧州はM3とifoを連続確認: 17:00のユーロ圏M3、17:30のドイツifo企業景況感指数が注目されます。ifoは前回85.6、予想86.0で、改善ならDAXとユーロの下支え、弱ければ景気懸念が再燃します。
- 日本は物価と景気の二段構え: 8:50の6月企業向けサービス価格指数と14:00の5月景気動向指数改訂値を確認します。サービス価格の上振れは日銀の引き締め観測を強め、ドル円の164円接近時には介入警戒も高まります。
- 原油と半導体がクロスマーケットを左右: 7月24日はWTIが89.31ドルへ反落した一方、ナスダックは0.64%安でした。原油が再び上昇すれば期待インフレと金利を押し上げ、半導体株・日経平均・暗号資産に逆風となる連鎖へ警戒が必要です。
🇺🇸 米国経済・為替
動向: 7月24日の米国株は、S&P 500が7,411.98(+3.68、+0.05%)、ダウが51,947.25(+235.60、+0.46%)、ナスダックが24,975.82(-161.87、-0.64%)で終了しました。WTI原油が89.31ドル、Brentが96.78ドルへ反落し、インフレ警戒がやや和らいだことでダウには買いが入りましたが、半導体株の弱さがナスダックを抑えました。週間ではS&P 500が-0.6%、ダウが-0.4%、ナスダックが-2.1%でした。
見通し: S&P 500は7,350〜7,500、ナスダックは24,600〜25,300を中心レンジと想定します。本日21:30の米6月耐久財受注が総合予想+1.8%、除輸送予想+0.8%を上回れば、景気の底堅さと利上げ警戒から米金利・ドルが上昇し、銀行・資本財が優位になる一方、高PERの半導体株には逆風です。下振れなら金利低下を通じてナスダックの自律反発が見込まれます。原油が95ドルを再び超える場合は、期待インフレ上昇→FOMCのタカ派化→長期金利上昇→グロース株安という連鎖が再開するリスクがあります。
🇯🇵 日本経済・為替
動向: 7月24日の日経平均は64,611.15円(-1,811.45円、-2.73%)、TOPIXは4,011.31(-42.57、-1.05%)で引けました。米ハイテク株安を受けてAI・半導体関連へ売りが集中し、日経平均の下落率がTOPIXを大きく上回りました。ドル円は週末に163円台後半で推移し、輸出株の下支えよりも原油高による輸入コスト増と当局の円買い介入警戒が意識されました。
見通し: 日経平均は63,800〜65,500円、ドル円は162.80〜164.50円を想定します。本日8:50の企業向けサービス価格指数が予想+3.4%を上回り、14:00の景気動向指数改訂値も上方修正されれば、日銀の引き締め観測から円高・銀行株高となりやすい一方、半導体・輸出株には逆風です。弱ければドル円は164円方向を試し、円安が株価を支える可能性があります。ただし164円台では介入警戒が強く、原油再上昇→輸入インフレ→家計負担増→内需株安の連鎖が64,000円割れを招くリスクがあります。
🇨🇳 中国経済・為替
動向: 7月24日の上海総合指数は3,814.20(-1.61%)、香港ハンセン指数は24,963.23(-0.98%)で終了しました。米国の追加関税を巡る不透明感に加え、世界的なAI・半導体株の調整がテクノロジー株と資源株へ波及しました。ドル人民元は6.77元台で、元安は輸出企業を支える一方、資本流出警戒と輸入物価上昇の要因です。
見通し: 上海総合は3,750〜3,880、香港ハンセンは24,500〜25,300を想定します。本日10:30の1〜6月工業企業利益が前回の累計前年比+18.8%を上回れば、製造業の収益改善期待から3,850回復と豪ドル上昇が視野に入ります。鈍化なら3,800割れが定着し、中国需要不安→鉄鉱石・銅安→豪資源株安へ波及する可能性があります。原油高による物流・素材コスト上昇と、ドル人民元6.80超えによる海外資金流出が同時進行するケースが下振れリスクです。
🇪🇺 ユーロ圏経済・為替
動向: 7月24日の欧州株は前日の急落から反発し、DAXは25,099(+1.36%)、CAC 40は8,372.28(+0.88%)、FTSE 100は10,736近辺(+0.91%)で終了しました。SAPの好決算と原油反落が支えとなり、企業決算を手掛かりに買い戻しが優勢でした。ユーロドルは1.139ドル前後で、ECBの政策据え置き後も方向感を欠きました。
見通し: ユーロドルは1.1300〜1.1450、DAXは24,700〜25,350を想定します。本日17:00のユーロ圏M3が予想+3.3%を上回り、17:30のドイツifoが予想86.0を超えれば、信用環境と景況感の改善からDAXは25,300台、ユーロドルは1.1450を試しやすくなります。下振れなら1.1300方向です。Brentが100ドルを回復する場合は、エネルギーコスト上昇→インフレ再燃→ECBのタカ派化→債券安・景気敏感株安へつながる点が主要リスクです。
🇦🇺🇳🇿 オセアニア経済・為替
動向: 7月24日の豪ASX 200は8,772.30(-0.75%)で反落し、テクノロジー株と鉱山株が下げを主導しました。NZ株もNZX 50が終盤に約0.4%安となり、航空・不動産・建設関連の一角が重荷でした。豪ドル米ドルは0.70ドル前後、NZドル米ドルは0.58ドル前後で、中国株安と世界的なリスク回避が上値を抑えています。
見通し: 豪ドル米ドルは0.6920〜0.7050、豪ドル円は113.0〜115.0円、NZドル米ドルは0.5730〜0.5850を想定します。本日10:30の中国工業利益が強ければ、中国需要期待から豪ドルと資源株が上昇しやすく、弱ければ豪ドル米ドルは0.6920方向です。米耐久財受注の上振れは米金利上昇を通じて豪ドル・NZドルの上値を抑えます。中国景気不安→鉄鉱石・銅下落→豪資源株安、原油高→輸送コスト増→NZ企業収益悪化という連鎖が下振れリスクです。
🥇 ゴールド & 🛢️ 原油
ゴールド: 7月24日の金先物は1トロイオンス4,048.10ドル(-0.05%)で終了し、中東情勢を背景とした安全資産需要と、米金利上昇・FOMCタカ派化への警戒が拮抗しました。本日は3,970〜4,100ドルを想定します。米耐久財受注が弱く実質金利が低下すれば4,100ドル方向、上振れして金利が上昇すれば4,000ドル割れが視野に入ります。原油再上昇時は安全資産買いとインフレによる金利上昇が逆方向に働くため、値幅拡大に注意が必要です。
原油 (WTI): 7月24日のWTI原油先物は89.31ドル(-3.12%)、Brentは96.78ドル(-3.88%)で終了しました。緊張緩和への期待と利益確定で反落しましたが、中東の供給・海上輸送リスクは残っています。本日はWTI 86〜93ドルを中心とし、供給障害の拡大なら95ドル、協議進展なら85ドル割れが視野に入ります。再上昇時は原油高→期待インフレ上昇→米金利上昇→株安・ドル高の連鎖に警戒が必要です。
🪙 仮想通貨
BTC: ビットコインは7月24日を約65,117ドルで終え、米ハイテク株の調整と金利上昇懸念を受けて上値の重い展開でした。本日は63,000〜66,500ドルを想定します。米耐久財受注が弱く米金利が低下すれば66,500ドル突破を試しやすい一方、指標上振れでFOMCの利上げ観測が強まりナスダックが続落すれば63,000ドル割れがリスクです。短期的には安全資産性よりも株式のリスク選好とドル流動性の影響が優勢です。
🗓️ 本日発表予定の主要経済指標
| 時刻 | 国 | 指標名/発言者 | 前回 | 予想 | 重要度 |
|---|---|---|---|---|---|
| 08:50 | 🇯🇵 | 企業向けサービス価格指数 6月 [前年比] | 3.3% | 3.4% | ★ |
| 10:30 | 🇨🇳 | 規模以上工業企業利益 1〜6月 [前年比] | +18.8% | - | ★★ |
| 14:00 | 🇯🇵 | 景気動向指数 5月 [改訂値・先行CI/一致CI] | 116.8/118.5 | - | ★★ |
| 17:00 | 🇪🇺 | マネーサプライM3 6月 [前年比] | +3.2% | +3.3% | ★★★ |
| 17:30 | 🇩🇪 | ifo企業景況感指数 7月 | 85.6 | 86.0 | ★★★ |
| 19:00 | 🇬🇧 | CBI流通取引調査 7月 [報告済売上高] | -54 | - | ★ |
| 21:30 | 🇺🇸 | 耐久財受注 6月 [速報値・前月比] | -4.5% | +1.8% | ★★★ |
| 21:30 | 🇺🇸 | 耐久財受注 6月 [除輸送用機器・前月比] | +1.3% | +0.8% | ★★ |
| 23:30 | 🇺🇸 | ダラス連銀製造業活動指数 7月 | 0.0 | +1.1 | ★★ |
注記:
掲載対象は2026年7月27日(月)JST 06:00〜7月28日(火)05:59。重要度は★★★(最重要)、★★(注目)、★(参考)の3段階。発表日・時刻は各国統計局、中央銀行、ifo、CBI、米地区連銀の公式公表予定で個別確認済みです。米リッチモンド連銀製造業指数は公式発表日が7月28日のため除外しました。フランス、カナダ、豪州、NZ、スイスは本ウィンドウ内に掲載条件を満たす主要指標を確認できなかったため掲載していません。