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朝の経済レポート

朝の経済レポート 2026年05月13日(水) | 経済・為替市況

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目次

朝の経済レポート

経済・為替市況 2026年5月13日(水曜日) | 市場動向と経済指標カレンダー

🎯 本日の最重要注目ポイント

  • 🇺🇸 米4月CPI(昨夜21:30発表済み): 月次+0.6%(予想通り)、年次+3.8%。エネルギー+3.8%が全体上昇の4割超を占め、中東戦争によるエネルギー高がインフレを再燃させる構図が鮮明に。コアCPI(食品・エネルギー除く)は月次+0.4%・年次+2.8%で粘着性を示す。
  • 🇺🇸 本日21:30 米4月PPI(生産者物価指数): 前回+0.5%(MoM)。CPIに続きPPIも上昇すれば「インフレ粘着」シナリオが確定的となり、FRBの年内利下げ観測がさらに後退するリスク。CPI・PPI同時高騰はFRBに利下げ困難な環境を押しつける。
  • 🇺🇸🇯🇵 ベッセント米財務長官来日(本日): 高市首相・片山財務相と会談予定。1月に「日米協調レートチェック」を主導した人物だけに為替発言への警戒が強いが、市場は「米国債・財政論議が主テーマ、為替は二の次」と読んでおり、会談後にむしろ円安が進む可能性も。
  • 🇪🇺 本日18:00 ユーロ圏1-3月期GDP(2次速報): 1次速報は+0.1%QoQ(予想+0.2%を下回る)。中東エネルギーショックで欧州景気の回復が失速。2次速報で下方修正があれば6月ECB利下げ観測が強まりユーロ売りが加速。
  • 🛢️ WTI原油103ドル台定着: トランプ大統領がイランの和平提案を一蹴。WTIが+3.83%急騰し100ドル台が定着。エネルギー高が欧米インフレを下支えしFRB・ECBの利下げ余地を同時に圧迫するダブルパンチの状況。

🇺🇸 米国経済・為替

動向: 5月12日(火)のドル円は+0.34%上昇し157.65円で取引を終えた。トランプ大統領がイランの和平提案を「全く受け入れられない」と一蹴したことで中東緊張が高まり、ドル買い・リスクオフが先行。21:30発表の米4月CPI(月次+0.6%、年次+3.8%)はエネルギー+3.8%が全体の4割超を占め、食料+0.5%も加わり総じて高水準。コアCPI+0.4%(月次)はFRBの目標2%の道のりが遠いことを示す。株式市場はS&P500が+0.18%(7,412.84)、ダウが+0.02%(49,609.16)と小幅上昇にとどまった。4月中古住宅販売は402万件(予想405万件をわずかに下回るも9カ月ぶり低水準だった前月401万件から小幅改善)。販売価格は4月として過去最高を記録し、住宅ローン金利の高止まりと合わせて住宅市場の息苦しさが続いている。

見通し: ドル円は156〜159円のレンジを想定。本日21:30の米4月PPI(前回+0.5%MoM)が予想を上回ればドル高・円安の流れが継続し158円台後半を試す展開も。エネルギー主導のCPIに続きPPIもエネルギー・石油化学コスト上昇が反映されるとみられ、上振れリスクが高い。一方、ベッセント長官が為替に踏み込んだ「円安けん制」発言をした場合は156円台への急速な巻き戻しリスクも排除できない。FRBの年内利下げ期待は急速に後退しており、年内ゼロ回というシナリオが意識され始めている。リスクシナリオ:米イラン軍事的衝突激化→原油急騰→インフレスパイラル→FRBの利上げ再開観測。

🇯🇵 日本経済・為替

動向: 5月12日(火)の日経平均は前日比+0.61%上昇し、約62,800円台で取引を終えた(5月11日終値62,417円から回復)。上海総合の大幅上昇(+1.08%)や中国物価統計の上振れが周辺国市場を下支え。一方、日10年国債利回りは2.523%(前日比+0.040%)と上昇し、日銀の追加利上げ観測と長期金利上昇への警戒が続いている。ベッセント米財務長官は本日来日し、高市首相および片山財務相と会談予定。円買い介入を正当化する踏み込んだ発言への警戒がくすぶるが、市場は「国債・財政論議が主軸で為替は従属的」と判断しており、会談後に肩透かしの形で円安が進む可能性も指摘されている。

見通し: 日経平均は62,000〜63,500円のレンジを想定。本日8:50発表の3月経常収支で黒字幅の縮小が確認されれば円安材料に。米PPIが上振れてドル高となれば輸出株主導で日経の上値追いに期待が出るが、長期金利上昇が続けばバリュエーション面でグロース・高PER株に逆風。リスクシナリオ:ベッセント長官が協調介入に積極的な発言をした場合、急速な円高で日経が1,000円超の下落となる可能性。日銀が次の利上げを6月に前倒しするとの観測が浮上した場合も相場の下押し要因。

🇨🇳 中国経済・為替

動向: 5月12日(火)の上海総合指数は+1.08%上昇し4,225ポイントに。同日発表の4月消費者物価指数(CPI)は前年比+1.2%(予想+0.9%を上回り、前月+1.0%から加速)、生産者物価指数(PPI)は+2.8%(予想+1.8%を大幅に上回り2カ月連続上昇)と揃って上振れ。中東紛争に伴う石油化学製品・燃料の価格上昇が工場出荷価格を押し上げており、コスト増が企業収益を圧迫するリスクも生じている。人民元は対ドルで6.792前後と当局の管理下でほぼ横ばい推移。

見通し: 上海総合は4,100〜4,350ポイントのレンジを想定。PPIの急上昇(+2.8%)はエネルギーコスト高騰の実態を示すが、個人消費の改善(CPI+1.2%)はプラス材料として作用。中国当局による財政・金融刺激策の余地は残っており、景気サポート期待が下値を支える。リスクシナリオ:米中対立の再燃と追加関税、および原油高止まりによる製造業コスト悪化。トランプ大統領が5月13日から中国訪問・習近平主席との会談を予定しており(台湾・武器販売を含む幅広い議題)、これが対中関係の方向感を左右する。

🇪🇺 ユーロ圏経済・為替

動向: 5月12日(火)のユーロドルは-0.37%下落し1.1739に。昨日(5/12)18:00に発表されたドイツ5月ZEW期待指数は-10.2と、前回-17.2・予想-19.8を大幅に上回り約3年ぶり低水準から改善したものの、依然マイナス圏に留まる。BOE金融政策委員会(MPC)グリーン委員は「イラン戦争の先行きを少し見極めてから行動を起こした方がよい」として利下げを急がない姿勢を示した。ユーロ圏Q1 GDP速報値(1次)は+0.1%QoQ・+0.8%YoYと市場予想(+0.2%、+0.9%)を下回り、中東エネルギーショックが欧州成長を直撃している実態が確認された。

見通し: ユーロドルは1.165〜1.182のレンジを想定。本日18:00のユーロ圏GDP2次速報(前回+0.1%QoQ)が1次速報から上方修正されれば、ECBの利下げ余地縮小とユーロ買い戻しが期待できる。逆に下方修正なら1.165台への下押しリスク。エネルギー高騰は欧州のコストプッシュインフレを長期化させるため、ECBは「インフレ対策 vs 景気支援」の板挟みに。市場が織り込む6月ECB利下げは確度50%前後とみられており、本日のGDP結果次第で大きく揺れる。リスクシナリオ:イラン情勢の急激な悪化でエネルギー価格がさらに跳ね上がり、欧州がスタグフレーション入り。

🇦🇺🇳🇿 オセアニア経済・為替

動向: 5月12日(火)の豪ドルは対ドルで-0.14%下落し0.7239に、対円では+0.1%上昇し114.10円。NZドルは対ドルで-0.15%下落し0.5953、対円は+0.08%の小幅上昇。資源国通貨は原油100ドル台を背景にエネルギー輸出国としての恩恵とインフレ長期化懸念が交錯。BOE MPC委員の「戦況見極め」発言はRBA(豪州中銀)・RBNZ(NZ中銀)にも共通するスタンスとして意識されている。

見通し: 豪ドルドルは0.715〜0.730のレンジを想定。本日10:30発表の豪州1-3月期賃金価格指数(WPI、前回+0.8%QoQ)が予想を上回れば「賃金インフレ継続→RBAタカ派据え置き→豪ドル買い」の連鎖。弱ければ利下げ期待が台頭し豪ドル売り圧力に。NZドルは単独イベントなく豪ドルとほぼ連動する見通し。リスクシナリオ:米PPIの大幅上振れによるリスクオフで資源国通貨が全面安、豪ドルが0.710台まで下落する局面も。

🥇 ゴールド & 🛢️ 原油

ゴールド: 5月12日(火)の金(XAU/USD)は-0.43%下落し4,714.77ドル(前日比-20.20ドル)。米4月CPI発表後に「インフレ=ドル高=金の機会コスト上昇」という構図でドル買いが優勢となり上値を抑えた。一方、中東情勢の長期緊張化は引き続き安全資産としての需要を下支え。銀(XAG/USD)は+0.59%上昇し86.63ドルと金との逆行が目立つ。4,700ドル台は強力なサポートとみられており、PPI発表後に下値を試す動きとなっても4,650ドル台では買い戻しが入りやすい水準。

原油 (WTI): WTIは+3.83%急騰し103.21ドル(前日比+3.81ドル)。100ドル台の定着はイラン戦争の長期化とホルムズ海峡の供給途絶リスクを反映。トランプ大統領がイランの和平提案を「馬鹿げている」と切り捨てたことで停戦期待が消え、エネルギー市場に持続的な地政学プレミアムが積み上がっている。105ドルを突破した場合は欧米インフレが再燃し中銀の利下げ余地がさらに狭まるため、株式市場全体への下方圧力となる点に注意が必要。

🪙 仮想通貨

BTC: ビットコインは-1.3%下落し80,719ドル(前日比-1,067ドル)。米インフレ再燃懸念とイラン緊張を背景にしたリスクオフで売りが優勢。81,920ドルの高値から失速し80,000ドルの心理的サポートに接近中。米PPIが上振れてリスク資産全体が売られる場合、80,000ドルを明確に割り込み78,000ドル台への調整局面入りも視野に入る。ただし中東情勢に好転(停戦合意など)があれば一気に85,000ドルを回復するシナリオも残る。

🗓️ 本日発表予定の主要経済指標

時刻(JST) 指標名/発言者 前回 予想 重要度
8:50 🇯🇵 日本 3月 経常収支(国際収支) ★★
10:30 🇦🇺 豪州 1-3月期 賃金価格指数(WPI)QoQ +0.8% ★★
14:00 🇯🇵 日本 4月 景気ウォッチャー調査(内閣府) ★★
15:30 🇨🇭 スイス 4月 生産者輸入価格(MoM) +0.2%
18:00 🇪🇺 ユーロ圏 1-3月期 GDP(2次速報値)QoQ +0.1% +0.1% ★★★
21:30 🇺🇸 米国 4月 生産者物価指数(PPI)MoM +0.5% ★★★

注記:
時刻はすべて日本標準時(JST)。昨夜(5/12 21:30 JST)発表済みの米4月CPI(月次+0.6%・年次+3.8%)および5/12 18:00 JSTに発表済みの独5月ZEW期待指数(-10.2、前回-17.2から大幅改善)は本日テーブル対象外として本文各国セクションに反映。英国・カナダ・NZ・中国・フランスは本日発表予定の主要指標なし(英国CPI4月分は5月20日発表予定)。重要度:★★★=高(市場への影響大)、★★=中、★=低。

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