目次
朝の経済レポート
経済・為替市況 2026年09月25日(金) | 市場動向と経済指標カレンダー
🎯 本日の最重要注目ポイント
- 米耐久財受注: 21:30発表の8月耐久財受注は前月比-0.3%が予想されています。輸送用機器を除く受注が予想の+0.6%を上回れば、米金利上昇とドル高が再加速する可能性があります。
- 米消費者心理: 23:00のミシガン大学消費者信頼感指数確報値は47.5の予想です。低水準の消費者心理がさらに悪化すれば、景気減速懸念が金利低下と株安を同時に招くリスクがあります。
- 欧州の景況感と金融政策: ドイツGfK消費者信頼感、ユーロ圏マネーサプライM3、ベイリー英中銀総裁の発言が続きます。原油高によるインフレ圧力への評価が欧州通貨と債券市場を左右します。
- 原油と長期金利: WTIは9月24日に1バレル94ドル台へ反発し、米10年債利回りも5.2%台へ上昇しました。原油高からインフレ懸念、金利上昇、株式のバリュエーション低下へ波及する連鎖に注意が必要です。
🇺🇸 米国経済・為替
動向: 9月24日の米国株は、NYダウが51,349.98ドル(前日比-0.31%)、S&P500が7,704.13(-0.02%)、ナスダック総合が26,939.37(+0.01%)で終了しました。原油価格と米国債利回りの上昇が株価の上値を抑え、米10年債利回りは5.2%台へ上昇しました。25日06:49時点のドル円は157.07円で、24時間レンジは156.837円から157.782円でした。
見通し: ドル円は156.80円から158.20円を中心レンジと想定します。21:30の米耐久財受注が予想の-0.3%を上回り、除輸送用機器も+0.6%以上なら、158.20円突破から159円方向を試す可能性があります。反対に耐久財受注が大幅に減少し、23:00のミシガン大学指数も47.5を下回れば、156.80円割れから156.20円が次の下値候補です。WTIが95ドルを明確に上回る場合は、インフレ再燃懸念から米金利上昇、ハイテク株下落、ドル高が同時進行するリスクがあります。
🇯🇵 日本経済・為替
動向: 9月24日の日経平均株価は65,513.99円(前営業日比+495.04円、+0.76%)で終了しました。高値は66,249.11円、安値は65,407.37円で、半導体関連株が上昇をけん引した一方、金融株と消費関連株は相対的に弱い動きでした。ドル円は東京時間の158円台から157円台へ反落し、輸出企業の為替追い風はやや縮小しました。
見通し: 日経平均は65,000円から66,300円を中心に、米金利と半導体株の動向をにらむ展開を想定します。14:00の日銀「消費者物価のコア指標」が基調的な物価上昇の強さを示せば、国内金利上昇と円買いを通じて輸出株の上値を抑える可能性があります。物価の基調が弱ければ円安が株価を支えますが、米耐久財受注の上振れで米長期金利が一段と上昇した場合は、半導体株の割高感が意識され、円安効果を相殺するリスクがあります。
🇨🇳 中国経済・為替
動向: 25日06:49時点のUSD/CNHは6.69968(前日比+0.11%)と、オフショア人民元が小幅に下落しました。中国市場は25日が休場で、対象時間帯に主要な中国経済指標は予定されていません。休場を前に流動性が低下するなか、米金利上昇と原油高が人民元の重荷となりました。
見通し: USD/CNHは6.68から6.73のレンジを想定します。米耐久財受注が強く米金利が上昇すれば6.73方向、弱い結果なら6.68方向への人民元買い戻しが考えられます。WTIが95ドルを超えて定着すると、中国の輸入コスト上昇と企業収益圧迫への懸念が強まり、人民元安からアジア通貨安、資源国通貨の上値抑制へ波及するリスクがあります。
🇪🇺 ユーロ圏経済・為替
動向: 25日06:49時点のユーロドルは1.14620(前日比-0.04%)、ユーロ円は180.04円(-0.21%)でした。米金利上昇がユーロドルの上値を抑えた一方、原油高による欧州の輸入インフレ懸念も意識されています。ドイツでは消費者心理の低迷が続き、10月GfK消費者信頼感は前回の-26.6から一段の悪化が予想されています。
見通し: ユーロドルは1.1400から1.1520、ユーロ円は179.20円から181.00円を想定します。15:00のドイツGfKが予想の-27.2を上回り、17:00のユーロ圏M3も予想の前年比+3.5%を超えれば、1.1520突破を試す余地があります。弱い景況感に加えてベイリー英中銀総裁がインフレ警戒を強調した場合、欧州金利上昇と景気懸念が併存し、株安を伴う不安定な通貨相場になる可能性があります。原油高が続く場合は、エネルギー輸入価格、域内インフレ、ECBの引き締め観測という連鎖が最大のリスクです。
🇦🇺🇳🇿 オセアニア経済・為替
動向: 25日06:49時点の豪ドル米ドルは0.71151(前日比-0.05%)、豪ドル円は111.758円(-0.25%)でした。豪州の8月雇用統計は9月24日に発表済みで、失業率は4.6%へ上昇しました。一方、NZドル米ドルは0.57403(+0.37%)、NZドル円は90.163円(+0.22%)と底堅く推移しました。
見通し: 豪ドル米ドルは0.7050から0.7160、NZドル米ドルは0.5680から0.5800を想定します。本日の対象時間帯に豪州とNZの主要指標はないため、米耐久財受注、米金利、中国休場中の流動性が主な材料です。米指標が強ければ米ドル高で両通貨は下限方向、弱ければ上限方向を試す可能性があります。原油高が資源価格全体へ広がれば豪ドルを支えますが、同時に中国の輸入需要懸念が強まれば、資源高の恩恵が相殺される点がリスクです。
🥇 ゴールド & 🛢️ 原油
ゴールド: 9月24日の金価格は1トロイオンス4,307.80ドル前後で終了し、約0.25%下落しました。米長期金利上昇が金利を生まない金の重荷となる一方、地政学リスクが下値を支えています。本日は4,280ドルから4,375ドルを想定し、米指標の上振れと10年債利回りの上昇が重なれば4,280ドル割れ、指標悪化や地政学的緊張の強まりなら4,375ドル突破がリスクシナリオです。
原油 (WTI): WTIは9月24日に1バレル94.86ドル前後へ大幅反発しました。供給途絶への警戒が買いを促しており、90ドルから98ドルの高ボラティリティ相場を想定します。95ドルを超えて推移すればインフレ期待と米金利を押し上げ、株安・ドル高につながりやすくなります。供給不安が後退した場合は90ドル近辺まで急反落する可能性があります。
🪙 仮想通貨
BTC: ビットコインは9月24日のUTC基準終値で84,450ドル前後となり、25日06:49時点では85,862ドルまで持ち直しました。目先は84,000ドルから88,000ドルを想定します。米耐久財受注が弱く金利が低下すれば88,000ドル方向へ上昇しやすい一方、原油高を背景に米金利が一段と上昇すれば84,000ドル割れから82,500ドルを試すリスクがあります。株式市場のAI関連株が崩れた場合は、リスク資産全体の売りがビットコインにも波及しやすくなります。
🗓️ 本日発表予定の主要経済指標
| 時刻 | 国 | 指標名/発言者 | 前回 | 予想 | 重要度 |
|---|---|---|---|---|---|
| 08:01 | 🇬🇧 | 9月GfK消費者信頼感調査 | -14 | -16 | ★★ |
| 14:00 | 🇯🇵 | 日銀 消費者物価のコア指標 | — | — | ★ |
| 15:00 | 🇩🇪 | 10月GfK消費者信頼感調査 | -26.6 | -27.2 | ★★ |
| 17:00 | 🇪🇺 | 8月マネーサプライM3(前年比) | +3.4% | +3.5% | ★★★ |
| 18:15 | 🇬🇧 | ベイリー英中銀総裁 パネルディスカッション | — | — | ★★ |
| 19:00 | 🇫🇷 | 8月輸入エネルギー・原材料価格 | — | — | ★ |
| 21:30 | 🇺🇸 | 8月耐久財受注(速報値、前月比) | +1.1% | -0.3% | ★★★ |
| 21:30 | 🇺🇸 | 8月耐久財受注・除輸送用機器(速報値、前月比) | +0.4% | +0.6% | ★★ |
| 23:00 | 🇺🇸 | 9月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値) | 47.8 | 47.5 | ★★★ |
注記:
掲載対象は2026年09月25日(金)JST 06:00から09月26日(土)JST 05:59までです。重要度は★★★(最重要)、★★(注目)、★(参考)の3段階。発表日は日本銀行、ドイツNIM、欧州中央銀行、イングランド銀行、フランス国立統計経済研究所、米国国勢調査局、ミシガン大学の公表予定で個別に確認しました。米国、日本、ドイツ、ユーロ圏、フランス、英国、カナダ、豪州、NZ、中国、スイスを突合し、カナダ、豪州、NZ、中国、スイスには対象時間帯の掲載対象となる主要指標がないことを確認しました。豪州雇用統計、スイス中銀政策金利、カナダ小売売上高、米新築住宅販売件数は9月24日発表済み、ドイツ小売売上高と日銀企業向けサービス価格指数は9月28日発表のため除外しています。翌26日00:00から05:59に掲載対象となる主要指標はありません。