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朝の経済レポート

朝の経済レポート 2026年06月01日(月) | 経済・為替市況

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目次

朝の経済レポート

経済・為替市況 2026年06月01日(月) | 市場動向と経済指標カレンダー

🎯 本日の最重要注目ポイント

  • ISM製造業景況指数(5月)23:00発表: 前回52.7。予想を上回るとFRB利下げ期待がさらに後退し、ドル高・株に複合的影響。週初の方向感を決める最重要指標。
  • 日経平均66,000円台乗せ・AI電子部品株急騰: 5/29(金)に+1,655円高(+2.53%)。村田製作所・TDK・太陽誘電など電子部品株主導の全面高。週明けの継続性に注目。
  • 米PCEデフレーター+3.8%(2023年5月以来の高水準): インフレ高止まりでFRBの年内利下げシナリオが後退。ドル円は159円台を維持、上方向へのバイアス継続。
  • 米イラン停戦延長交渉・未確定: 60日間停戦延長の覚書報道があったがイラン側が否定。トランプ大統領の最終承認も未了。地政学リスクが原油・ドルの下値を支える。

🇺🇸 米国経済・為替

動向: 5月29日(金)の米国市場は全面高。S&P500が7,580.06(+0.22%)と史上最高値を更新し、ダウ平均が51,032.46(+0.72%)と史上初めて51,000ドルを突破。ナスダックも+0.20%と連日の最高値圏で引けた。DELL好決算を受けAIサーバー関連株が相場を牽引。一方で米PCEデフレーターは前年比+3.8%(2023年5月以来の高水準)、米1-3月期GDP改定値は前期比年率+1.6%(速報値+2.0%から下方修正)。ウィリアムズNY連銀総裁は「金融政策はわれわれが望む水準にある」と発言し、当面の利下げを抑制するメッセージを発した。ドル円は159.343円(-0.03%)と小動き。159.60円付近に厚い売りオーダーが集積。

見通し: ドル円は158.50〜160.00円のレンジを想定。本日23:00発表のISM製造業PMI(前回52.7)が予想を上回れば、インフレ再燃・利下げ後退観測でドル高基調が強まり160円台試しの展開へ。一方、PCEデフレーター高止まりを材料とした株売り・リスクオフが重なれば、ドル買い・株安の複合的な動きとなる可能性がある。米イラン停戦交渉の行方(トランプ大統領の最終承認が未了)も地政学リスクとして残り、合意破談なら原油急騰・ドル買いが再燃するリスクシナリオに警戒。

🇯🇵 日本経済・為替

動向: 5月29日(金)の日経平均は1,655円高(+2.53%)と大幅続伸し66,000円台に乗せた。米株高・中東情勢緩和観測・円安を追い風に全面高の展開。AI半導体需要の波及(DELLのAIサーバー需要拡大、ソフトバンクG・ARMのNAV上昇)を受け、村田製作所・TDK・太陽誘電など電子部品株が急騰。騰落レシオは「まさかの低水準」と報じられ、テクニカル的な過熱感は限定的な状況。ドル円は円買い介入警戒(三村財務官「介入回数に制約なし」)が159.60円台の上値を抑制。

見通し: 日経平均は65,500〜67,500円のレンジを想定。本日09:30発表のJibun Bank製造業PMI確報値(速報54.5)が下振れなければ製造業好況の確認材料。本日23:00のISM製造業PMI次第で米株が堅調を維持すれば日本株にも追い風となる。リスクシナリオは円高方向の急反転で、日銀が6月MPMで追加利上げシグナルを発すれば輸出株への圧力が強まる。当面は158.50〜160円台の介入警戒ゾーンでの攻防が焦点。

🇨🇳 中国経済・為替

動向: 5月29日(金)の上海総合指数は4,098.636(+0.12%)と小幅続伸。USD/CNHは6.764(+0.03%)と人民元はほぼ横ばい。4月のCaixin製造業PMIは52.2と前月50.8から大幅上昇し、新規受注・工場出荷価格がともに上昇。2020年末以来の高水準を記録した。

見通し: 本日09:45発表のCaixin製造業PMI(5月、前回52.2)に注目。予想を上回れば中国景況回復の継続確認としてリスクオン・資源国通貨買いの材料となる。一方、米中の貿易摩擦・中東地政学リスクによる輸出受注の変動も気にかかる。USD/CNHは6.75〜6.78のレンジ想定。強いPMI結果が人民元高に繋がるかどうかを見極める。

🇪🇺 ユーロ圏経済・為替

動向: EUR/USDは1.16598(+0.05%)と小幅ユーロ高。ECBの4月理事会議事要旨では「際どい判断で、利上げが議題に上がっていれば反対しなかった可能性がある」と複数理事が発言し、利上げ議論が本格化していることが判明。5月のユーロ圏製造業PMI速報値は51.4(4月52.2から低下)と3ヶ月ぶりの低い拡大ペース。英FT指数は10,425.96(-0.76%)と反落。

見通し: 本日16:00発表のドイツ小売売上高(4月、前回+0.1%、予想+0.1%)が焦点。予想を上回れば個人消費の底堅さを示しECBタカ派シフトを後押し、ユーロ買い材料となる。ユーロ圏HICP5月速報は明日6月2日23:00 JST発表予定のため本日の反応待ち。EUR/USDは1.160〜1.170のレンジを想定。ECBの利上げ議論が鮮明になれば1.175〜1.180への上昇リスク。

🇦🇺🇳🇿 オセアニア経済・為替

動向: AUD/USDは0.71792(+0.11%)、AUD/JPYは114.400(+0.08%)と小幅上昇。豪4月家計消費支出は前月比-1.1%と市場予想(-0.5%)を大幅下回り、原油高・RBA利上げの影響で消費が落ち込んだ。豪4月CPI(ABS)は前年比+4.2%と既発表済みで、前月比ベースでも加速傾向にある。NZD/JPYは95.310(-0.08%)と小幅下落。NZD/USDは0.598(+0.13%)。

見通し: 豪ドルはRBAの6月・7月理事会での追加利上げ観測が下支え。CPI4.2%の高止まりはインフレ抑制に向けたRBAの引き締め継続を示唆。一方で家計消費の急減速は景気後退リスクを高める。AUD/USDは0.710〜0.725のレンジを想定。WTI原油が90ドルを維持すればインフレ圧力継続でRBAタカ派期待が豪ドルを支持。豪ドル円は米ISMと日経の動向次第で113〜116円の幅を意識。

🥇 ゴールド & 🛢️ 原油

ゴールド: 4,539.275ドル/オンス(+0.44%)。5/29は高値4,595.310ドルから引け値4,539ドル台へ。米PCEインフレ高止まりでドル強含み圧力がかかるも、米イラン停戦交渉の不透明さが地政学プレミアムを維持し高値圏を保った。本日は米ISM製造業PMI次第で方向感が決まる。強い数値(ドル高)なら上値抑制、弱い数値なら安全資産として4,600ドル台再トライの展開へ。

原油 (WTI): 90.793ドル(-1.08%)。5/29は米イラン停戦延長報道(60日間覚書合意)で地政学プレミアムが剥落し下落。ただしイラン側が合意を否定しており、停戦破談なら90ドル台からの急反発リスクがある。停戦進展が確定すれば88〜90ドルへの調整も。本日は地政学リスクの動向と米ISM製造業PMI(需要見通し)の双方が材料。

🪙 仮想通貨

BTC: 73,930ドル(-0.09%)。高値74,315ドルから上値が重く横ばい。米PCEインフレ高止まりによる利下げ期待後退がリスク資産の上値を抑制。74,000ドル台の奪還と維持がまず目先の焦点。米株が連日最高値を更新するリスクオン環境は続いており、下値は73,400ドル台がサポート。ISM製造業PMIが強い結果なら株高・BTC高の連鎖が期待できる一方、FRBタカ派転換への懸念が増せば75,000ドル突破は後退する。

🗓️ 本日発表予定の主要経済指標

時刻(JST) 指標名 前回 予想 重要度
09:30 🇯🇵 日本 Jibun Bank製造業PMI確報値(5月) 54.5(速報) 54.5
09:45 🇨🇳 中国 Caixin製造業PMI(5月) 52.2 52.0 ★★
16:00 🇩🇪 ドイツ 小売売上高(4月・前月比) +0.1% +0.1% ★★
17:30 🇬🇧 英国 S&P Global製造業PMI確報値(5月) 53.7(速報) 53.7
23:00 🇺🇸 米国 ISM製造業景況指数(5月) 52.7 52.0 ★★★

注記:
重要度は★★★(最重要)、★★(注目)、★(参考)の3段階。時刻はすべて日本時間(JST)。発表時刻・内容は予告なく変更されることがあります。本日は製造業PMI確報値の発表集中日(第1営業日)。ユーロ圏HICP5月速報(★★★)は6月2日23:00 JST発表予定のため本日のテーブルには含まれません。

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