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朝の経済レポート
経済・為替市況 2026年08月26日(水) | 市場動向と経済指標カレンダー
🎯 本日の最重要注目ポイント
- 豪州7月CPI: 10:30発表。前年比予想は3.3%と前回3.8%から鈍化する見込みです。上振れすればRBAの引き締め長期化観測から豪ドル高、下振れなら豪金利低下と豪ドル売りにつながる可能性があります。
- 米国PCEと個人消費: 21:30に7月PCE、個人所得・支出を発表します。コアPCEは前月比0.2%、前年比3.3%の予想で、インフレの粘着性と家計需要を同時に確認する重要局面です。
- 米国GDP改定値と耐久財受注: 同じ21:30に第2四半期GDP改定値と7月耐久財受注が集中します。成長率と設備投資の双方が強ければ米金利・ドルが上昇しやすく、弱ければ株式市場の利上げ警戒が後退する展開が想定されます。
- 原油在庫とインフレ連鎖: 23:30のEIA週間原油在庫も注目です。WTIは8月25日に81.87ドル近辺まで下落しており、在庫増なら原油安からインフレ懸念後退、在庫減なら原油反発から米金利上昇という連鎖が考えられます。
🇺🇸 米国経済・為替
動向: 8月25日の米国株は反発し、S&P500は24.42ポイント高の7,677.28、ダウ平均は160.24ドル高の53,577.40、ナスダック総合は171.11ポイント高の26,151.30で終了しました。原油安を受けてインフレ懸念が和らぎ、米10年債利回りが前日の4.70%から4.63%へ低下したことがハイテク株を支えました。一方、消費者信頼感の弱さから家計需要への警戒は残っています。ドル円は8月26日06:19時点で159.23円前後、ユーロドルは1.1673ドル前後でした。
見通し: ドル円は158.50円から160.00円を中心レンジと想定します。21:30のコアPCEが前月比0.2%または前年比3.3%を上回り、GDP改定値も年率1.5%超となれば、米10年債利回りの4.70%方向への反発を通じて160円台を試す可能性があります。反対にコアPCEが0.1%以下で個人支出も予想の0.1%を下回れば、利上げ観測の後退から158円台へ調整しやすくなります。株式はS&P500の7,600から7,750を想定しますが、原油反発と強い物価指標が重なれば、金利上昇により高PERの半導体株が売られるリスクがあります。
🇯🇵 日本経済・為替
動向: 8月25日の日経平均は前日比328.34円高の65,856.43円と3営業日ぶりに反発しました。一時は918円超下落しましたが、65,000円割れから切り返して25日移動平均線を回復し、下値での買い需要を確認しました。米ハイテク株の反発と原油安は輸入コスト、企業収益の両面で日本株を支える材料です。一方、ドル円が159円台にあるため、輸出株の採算改善期待と当局の円安けん制への警戒が併存しています。
見通し: 日経平均は65,300円から66,700円を想定します。豪州CPIが鈍化し、夜の米PCEも予想以下なら世界的な金利上昇懸念が和らぎ、半導体株主導で66,000円台を維持しやすくなります。米指標の上振れでドル円が160円を明確に超える場合、輸出株には追い風となる半面、政府・日銀のけん制や介入警戒が急速な円高と株価変動を招くリスクがあります。原油安が続けば運輸・小売には恩恵がありますが、81ドル台から反発すれば輸入インフレ再燃が内需株の上値を抑えます。
🇨🇳 中国経済・為替
動向: 8月25日の上海総合指数は前日比7.44ポイント高の3,889.44と0.19%反発しました。米中通商摩擦への懸念が上値を抑えた一方、内需の弱さに対応する追加消費刺激策への期待と大型銀行株への買いが下支えしました。7月の中国製造業PMIは49.2と節目の50を下回っており、景気の自律回復にはなお不透明感があります。ドル人民元はオフショア市場で6.72元前後でした。
見通し: 上海総合は3,840から3,930、ドル人民元は6.68から6.76元を想定します。本日は中国の主要経済指標が予定されていないため、米PCEと原油価格を通じた外部環境が中心になります。米物価が予想以下ならドル安と世界的なリスク選好が中国株を支えやすく、3,900台定着を試す展開です。反対に米金利上昇と対中関税強化への警戒が重なれば、資本流出懸念から3,840近辺まで下押すリスクがあります。原油安は輸入コストの低下につながりますが、需要減速を示す商品安であれば素材株には逆風となります。
🇪🇺 ユーロ圏経済・為替
動向: 8月25日のドイツDAX指数は0.61%高の26,266.14で終了しました。ドイツ第2四半期GDP確報値は前期比0.3%、前年比1.0%へ上方修正され、Ifo企業景況感指数も市場予想を上回ったことから、景気回復への期待が強まりました。原油・ガス価格の下落も企業コストへの懸念を和らげました。ユーロドルは8月26日早朝に1.1673ドル前後、ユーロ円は185.87円前後でした。
見通し: ユーロドルは1.1580から1.1750、ユーロ円は184.50円から187.00円を想定します。本日のユーロ圏主要指標は限られるため、21:30の米PCEが最大の変動要因です。米コアPCEが予想以下なら米欧金利差縮小を意識して1.1750方向へ上昇しやすく、上振れなら1.1600割れを試す可能性があります。原油安は欧州の輸入インフレと企業コストを抑える一方、ホルムズ海峡を巡る供給不安が再燃して原油が90ドル台へ戻れば、インフレ懸念と景気下押しが同時に強まるリスクがあります。
🇦🇺🇳🇿 オセアニア経済・為替
動向: 8月25日の豪州ASX200は61.5ポイント高の9,164.6と0.68%上昇しました。金融、生活必需品、ヘルスケアが買われ、原油下落を受けてエネルギー株は相対的に弱い動きでした。豪ドル米ドルは8月26日早朝に0.7162ドル前後、豪ドル円は114.04円前後です。NZドル米ドルは0.5966ドル前後、NZドル円は95.02円前後で、NZドルの戻りは豪ドルより弱くなっています。
見通し: 豪ドル米ドルは0.7070から0.7240、豪ドル円は112.80円から115.20円を想定します。10:30の豪州7月CPI前年比が予想3.3%を上回り、トリム平均も3.5%超となれば、RBAの高金利長期化観測から0.7240および115円台を試す可能性があります。総合CPIが3.1%以下なら豪金利低下を通じて0.7100割れが視野に入ります。米PCEの上振れが同時に起きる場合は米ドル高が豪ドルの上昇を相殺します。中国株と鉄鉱石が弱含めば豪ドル、世界的なリスク回避が強まれば流動性の低いNZドルにより大きな下押し圧力がかかる点にも注意が必要です。
🥇 ゴールド & 🛢️ 原油
ゴールド: 8月25日の金は3カ月超ぶりの高値を付けた後、利益確定とドルの持ち直しで一時4,640.40ドル前後へ軟化しました。8月26日06:19時点では4,658.30ドル前後です。想定レンジは4,600ドルから4,720ドル。米コアPCEが予想以下なら実質金利低下を通じて4,700ドル台を試しやすい一方、物価上振れで米10年債利回りが4.70%を超えれば4,600ドル方向への調整リスクがあります。地政学リスクや通貨価値への懸念は中期的な下支えです。
原油 (WTI): 8月25日のWTIスポットは前日比約3.2%安の81.87ドル前後で終了し、ブレントも3.6%安の87.27ドルとなりました。米国とイランの緊張が続く一方、供給途絶への警戒が後退し、株式・債券市場のインフレ懸念を和らげました。WTIは80ドルから86ドルを想定します。23:30のEIA原油在庫が予想の139.2万バレル増を上回れば80ドル割れ、予想外の大幅減なら84ドルから86ドルへの反発が考えられます。ホルムズ海峡の通航悪化が再燃すれば、在庫結果にかかわらず90ドル方向へ急伸するリスクがあります。
🪙 仮想通貨
BTC: ビットコインは8月25日の日次値で約78,974ドルとなり、8万ドル近辺で上値の重さが確認されました。米金利低下は暗号資産を支える一方、重要指標と米半導体大手の決算を控えて利益確定も出やすい状況です。本日は76,000ドルから81,500ドルを想定します。米PCEが予想以下でナスダックが上昇すれば8万ドル台を回復しやすく、物価上振れで米金利とドルが同時に上昇すれば76,000ドル方向へ調整する可能性があります。原油反発によるインフレ懸念と株安が重なる場合は、レバレッジ解消を通じて値幅が拡大するリスクがあります。
🗓️ 本日発表予定の主要経済指標
| 時刻 | 国 | 指標名/発言者 | 前回 | 予想 | 重要度 |
|---|---|---|---|---|---|
| 08:50 | 🇯🇵 | 7月企業向けサービス価格指数(前年比) | 3.2% | 3.2% | ★ |
| 10:30 | 🇦🇺 | 7月消費者物価指数(前月比) | -0.1% | 0.9% | ★★★ |
| 10:30 | 🇦🇺 | 7月消費者物価指数(前年比) | 3.8% | 3.3% | ★★★ |
| 10:30 | 🇦🇺 | 7月消費者物価指数(トリム平均・前年比) | 3.6% | 3.5% | ★★★ |
| 20:00 | 🇺🇸 | MBA住宅ローン申請指数(前週比) | -0.4% | - | ★★★ |
| 21:30 | 🇺🇸 | 7月PCE価格指数(前月比) | -0.1% | - | ★★★ |
| 21:30 | 🇺🇸 | 7月PCE価格指数(前年比) | 3.7% | 3.6% | ★★★ |
| 21:30 | 🇺🇸 | 7月コアPCE価格指数(前月比) | 0.1% | 0.2% | ★★★ |
| 21:30 | 🇺🇸 | 7月コアPCE価格指数(前年比) | 3.3% | 3.3% | ★★★ |
| 21:30 | 🇺🇸 | 7月個人所得(前月比) | 0.2% | 0.2% | ★★★ |
| 21:30 | 🇺🇸 | 7月個人支出(前月比) | 0.3% | 0.1% | ★★★ |
| 21:30 | 🇺🇸 | 第2四半期実質GDP改定値(前期比年率) | 1.5% | 1.5% | ★★★ |
| 21:30 | 🇺🇸 | 第2四半期GDP個人消費改定値(前期比年率) | 3.2% | 3.2% | ★★ |
| 21:30 | 🇺🇸 | 第2四半期GDP価格指数改定値(前期比年率) | 6.2% | 6.2% | ★★ |
| 21:30 | 🇺🇸 | 第2四半期コアPCE改定値(前期比年率) | 3.4% | 3.4% | ★★★ |
| 21:30 | 🇺🇸 | 7月耐久財受注速報値(前月比) | 0.5% | 0.5% | ★★★ |
| 21:30 | 🇺🇸 | 7月耐久財受注・輸送用機器除く(前月比) | 0.7% | 0.6% | ★★ |
| 23:30 | 🇺🇸 | EIA週間原油在庫(前週比) | 440.5万バレル増 | 139.2万バレル増 | ★★ |
注記:
掲載対象は2026年08月26日(水)JST 06:00から08月27日(木)JST 05:59までです。重要度は★★★(最重要)、★★(注目)、★(参考)の3段階。米国、日本、ドイツ、ユーロ圏、フランス、英国、カナダ、豪州、NZ、中国、スイスを個別に確認し、発表日と対象時間帯を確認できた指標だけを掲載しています。日本の景気動向指数確報値、ドイツGDP確報値、ドイツIfo景況感指数、米リッチモンド連銀製造業指数、新築住宅販売件数は8月25日発表のため除外しました。確認できなかったWestpac景気先行指数、UBS景気期待指数、ニュース見出し由来の項目も掲載していません。対象ウィンドウ内の翌日未明に掲載すべき主要指標・要人発言は確認されませんでした。