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朝の経済レポート

朝の経済レポート 2026年05月28日(木) | 経済・為替市況

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目次

朝の経済レポート

経済・為替市況 2026年05月28日(木) | 市場動向と経済指標カレンダー

🎯 本日の最重要注目ポイント

  • 米GDP Q1改定値・PCEコアデフレーター(21:30): 速報値+2.0%からの改定値と、4月PCEコア前月比(予想+0.3%)の乖離次第でFRBの利下げ期待を大きく揺さぶる。上振れならドル高・株安圧力が強まる。
  • 米耐久財受注(21:30): 4月予想+3.9%(前回+0.8%)と大幅増の見込みだが、航空機受注の押し上げが主因とみられ、設備投資の実態を映す輸送除く(予想+0.5%)との差が重要。
  • ユーロ圏経済信頼感・ECB議事要旨(18:00〜20:30): シュナーベル・レーン両専務理事が6月利上げを相次いで示唆。議事要旨がタカ派姿勢を確認する内容ならユーロに上昇バイアス、EUR/USD 1.17台を試す展開も。
  • 豪州CPI 4月実績+4.2%(昨日5/27確認): 予想+4.4%を下回りRBA利下げ観測が浮上。AUD/USDは0.714付近に軟化。本日10:30の豪州民間設備投資(予想+1.0%)も追加材料となる。
  • WTI原油-4.4%急落・中東情勢(昨日確認): 米・イラン交渉「最終段階」との報道が供給懸念を緩和。ただしイラン外務省は「米国が停戦合意に違反した」と反発中。本日翌01:00にDOE原油在庫発表(メモリアルデー遅延)。

🇺🇸 米国経済・為替

動向: 5月27日(水)の米国株式市場は原油価格の急落(WTI -4.4%)と好決算を追い風に続伸。ダウ平均は+182.60ドル(+0.36%)の50,644ドルと史上最高値を更新。S&P500は7,520ドル(+0.02%)、ナスダックは26,674ドル(+0.07%)とともに最高値を達成したが、半導体株への利益確定売りで上値は限定的。米5月消費者信頼感指数は93.1(予想92.0を上回る)と底堅さを示した一方、イラン外務省が「米国は停戦合意に違反した」と非難声明を発表し中東情勢の不透明感が続く。ドル円は一時159.38円と4月30日以来の高値を記録。

見通し: ドル円は159〜160円台前半のレンジを想定。本日21:30のGDP Q1改定値(予想+2.0%)は速報値と変化なければ市場への影響は限定的。ただし4月PCEコアデフレーター(予想前月比+0.3%)が上振れるとFRBの利下げ期待が一段と後退しドル高・株安圧力が強まる。耐久財受注は輸送除く(予想+0.5%)が予想以下なら設備投資の鈍化懸念でドル売りに振れる可能性。23:00の新築住宅販売件数(予想66.0万件)が弱ければ住宅市場の冷え込みをFRBに利下げ余地として意識させる。160円台に乗せれば財務省・日銀の介入警戒が再燃するため急速な円安は抑制されやすい。

🇯🇵 日本経済・為替

動向: 5月27日(水)の日経平均は65,350円前後(前日比+約0.54%)で終了。米国株の最高値更新と原油安がプラスに寄与した一方、半導体関連株は軟調で上値を抑えた。ドル円が159.38円まで上昇し輸出関連株の支えとなった。日本10年国債利回りは2.725%(前日比+0.022%)に上昇し、円売り・ドル買いの流れに沿った動き。

見通し: 本日の日経平均は米株高を受けて65,000〜65,500円台の底堅い展開を予想。本日は国内からの主要経済指標の発表はなく、中東情勢の進展と本日夜の米GDP・PCEが主な手がかりとなる。PCEが予想を上回れば円安ドル高から輸出株に買いが入りやすいが、ドル円が160円台に乗せれば介入警戒が高まり急速な円安は抑制される。米・イラン情勢が急変し原油が再び急騰する場合は日本株・円ともにリスクオフで売られるシナリオに警戒が必要。

🇨🇳 中国経済・為替

動向: 上海総合指数は5月27日(水)に4,145ポイント付近で小幅軟調(前日比-7.2ポイント程度)。米・台湾間の関税協定締結報道が対中関税への波及懸念を呼び、心理的な重しとなった。USD/CNH(オフショア人民元)は6.777付近で推移しており、人民元は大きな変動なし。

見通し: 本日の中国市場は独自の主要経済イベントが予定されておらず、米国の景気・物価指標(GDP、PCE)に追随する展開を予想。米GDP・PCEが強ければリスクオン的に小幅反発の可能性がある一方、米中貿易摩擦の再燃リスクや中東情勢の悪化が上値を抑える。USD/CNHは6.75〜6.80のレンジ内推移を見込む。

🇪🇺 ユーロ圏経済・為替

動向: 5月27日(水)、ECBシュナーベル専務理事が「米・イラン和平合意が実現してもECBは6月に利上げを行うべき」と明言。レーン専務理事も「6月のインフレ見通しを上方修正する可能性が高い」と述べるも「金利に関して事前にコミットはしない」と慎重姿勢も見せた。EUR/USDは1.1629付近(前日比+0.03%)、EUR/JPYは185.45円。欧州市場は原油安を好感する場面もあったが、ECB利上げ観測が業績への影響を意識させ銘柄によってはまちまちの展開。

見通し: EUR/USDは1.16〜1.17のレンジを想定。本日18:00発表のユーロ圏経済信頼感(ESI予想93.0)と消費者信頼感(予想-19.0)が予想を下回れば欧州景気懸念でユーロ売りに。続く20:30のECB議事要旨(4月29-30日分)がシュナーベル発言のような強いタカ派姿勢を反映すればユーロ買いが加速し1.17台を試す。一方、中東情勢の急変によるリスクオフはユーロ安・ドル高方向のリスクシナリオとして残る。

🇦🇺🇳🇿 オセアニア経済・為替

動向: 5月27日(水)、豪州統計局(ABS)が4月のCPI(月次)を発表。前年比+4.2%と市場予想の+4.4%を下回り、住宅(+6.3%)や交通(+6.6%)の高止まりは続くものの、全体的なインフレ鈍化を示した。RBAが次回会合で利下げを検討する可能性が浮上し、AUD/USDは0.714付近に軟化。AUD/JPYは113.87円。ニュージーランド準備銀行(RBNZ)は政策金利を2.25%に据え置き(予想通り、3会合連続)。NZD/USDは0.590付近、NZD/JPYは94.07円。

見通し: AUD/USDは0.71〜0.72のレンジを予想。本日10:30に豪州第1四半期民間設備投資(予想前期比+1.0%、前回+0.4%)が発表予定。CPI鈍化に続いて投資も弱ければRBA利下げ期待がさらに高まり豪ドルへの売り圧力が増す。本日夜の米PCEが強い場合は豪ドル売り・米ドル買いが加速しやすく0.71を割り込むリスクも。NZドルはRBNZの据え置き後にいったん落ち着いており、今後の雇用・物価データの動向に注目が集まる。

🥇 ゴールド & 🛢️ 原油

ゴールド: 金(XAU/USD)は4,456ドル(前日比-1.13%、-51ドル)と下落。中東情勢の一部緊張緩和と原油安が地政学リスクプレミアムを縮小させ、安全資産としての金需要が後退した。銀(XAG/USD)は74.64ドル(-3.05%)と大幅安。見通しとして、本日夜の米PCE・GDP結果でドル高が進めばさらに下押し圧力がかかる。一方、イラン外務省の「停戦合意違反」反発を受けて地政学リスクが再燃すれば4,500ドル台への急反発もあり得る。

原油 (WTI): WTIは92.66ドル(前日比-4.39%、-4.26ドル)と急落。イランの最高指導者の軍事顧問が「米国との交渉が最終段階にある」と発言したことで供給不安が後退。ただしホルムズ海峡の通行量はなおも減少傾向にあり、停戦合意が再び崩れれば原油価格は急反発するリスクがある。本日は翌01:00 JST(メモリアルデー休暇による1日遅延)にEIA/DOE週次原油在庫(予想-402.5万bbl、前回-786.3万bbl)が発表予定。在庫が予想を大幅に上回る減少なら反発、増加なら続落の材料となる。

🪙 仮想通貨

BTC: BTC/USDは74,595ドル(前日比-1.77%)と反落。米国株がわずかながら最高値を更新した中でも、暗号資産は独自の調整売りに押された。見通しとして、本日の米国指標(GDP、PCE)がリスク選好を高める内容なら76,000ドル台への回復余地があるが、ドル高方向への動きが強まれば上値は抑えられやすい。中東情勢の急変はリスクオフとして暗号資産の下落要因となり得る点にも留意。

🗓️ 本日発表予定の主要経済指標

時刻 指標名/発言者 前回 予想 重要度
10:30 🇦🇺 豪州 民間設備投資[前期比] Q1 +0.4% +1.0% ★★
15:45 🇫🇷 フランス 生産者物価指数[前月比] +2.0% - ★★
18:00 🇪🇺 ユーロ圏 消費者信頼感 -19.0 -19.0 ★★★
18:00 🇪🇺 ユーロ圏 経済信頼感(ESI) 93.0 93.0 ★★★
18:00 🇪🇺 ユーロ圏 鉱工業信頼感 -7.7 -8.0 ★★
20:30 🇪🇺 ユーロ圏 ECB議事要旨 [4月29-30日分] - - ★★
21:30 🇺🇸 米国 耐久財受注[前月比] +0.8% +3.9% ★★★
21:30 🇺🇸 米国 耐久財受注[除輸送用機器][前月比] +0.9% +0.5% ★★
21:30 🇺🇸 米国 GDP[前期比年率] Q1・第2次推計 +2.0% +2.0% ★★★
21:30 🇺🇸 米国 個人所得[前月比] +0.6% +0.4% ★★★
21:30 🇺🇸 米国 個人支出[前月比] +0.9% +0.5% ★★★
21:30 🇺🇸 米国 PCEコア・デフレーター[前月比] +0.3% +0.3% ★★
21:30 🇺🇸 米国 新規失業保険申請件数 20.9万件 21.2万件 ★★★
21:30 🇨🇦 カナダ 経常収支 -7.1億CAD -42.7億CAD ★★
23:00 🇺🇸 米国 新築住宅販売件数 68.2万件 66.0万件 ★★★
23:00 🇺🇸 米国 リッチモンド連銀製造業指数 3.0 - ★★
翌01:00 🇺🇸 米国 DOE原油在庫[前週比] ※遅延発表 -786.3万bbl -402.5万bbl ★★

注記:
重要度は★★★(最重要)、★★(注目)、★(参考)の3段階。時刻はJST(日本標準時)。前回・予想値は発表前の参考値であり、実際の発表後に変更されることがあります。
【昨日(5/27)発表済み】🇦🇺 豪州CPI 4月: 実績+4.2%(予想+4.4%を下回る)/ 🇳🇿 RBNZ政策金利: 2.25%据え置き(市場予想通り・3会合連続)
※DOE原油在庫はメモリアルデー(5/25)休暇による1日遅延のため、翌05/29(金)早朝01:00 JSTに発表予定。

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