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朝の経済レポート

朝の経済レポート 2026年07月14日(火) | 経済・為替市況

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目次

朝の経済レポート

経済・為替市況 2026年07月14日(火) | 市場動向と経済指標カレンダー

🎯 本日の最重要注目ポイント

  • 米6月CPI(21:30発表): 前月比予想-0.1%、前年比予想+3.8%、コア前月比予想+0.2%、コア前年比予想+2.9%。ガソリン価格急落を背景に鈍化予想が優勢で、FRBの利下げ観測を左右する最大の材料。
  • 中東情勢緊迫化と原油高: 米国とイランの応酬激化を受け、週明けのWTI原油が急伸。ホルムズ海峡を巡る地政学リスクが株式・為替・金価格に波及している。
  • 前日(7/13)の日本株安・ドル円神経質な値動き: 日経平均は中東リスクを受けて67,400円台まで下落。ドル円はGPIF運用方針を巡る思惑と原油高によるドル買いが交錯し162円前後で推移。
  • 日豪の経済指標: 09:30に豪ウエストパック消費者信頼感指数、13:30に日本の鉱工業生産(5月分確報)・稼働率指数が発表される。
  • FRB高官発言が相次ぐ: ウォーシュ議長(23:00)に続き、翌15日未明にかけてバー理事・グールズビー・シカゴ連銀総裁・クック理事・ボウマン副議長の発言が予定され、7/28-29のFOMCへの思惑を左右する。

🇺🇸 米国経済・為替

動向: 7月13日(月)の米国市場は堅調に推移。NYダウは+0.3%高の52,637.01ドル、ナスダック総合指数も+0.3%高の26,281.61、S&P500は+0.42%高の7,575.39、半導体関連のSOX指数も+0.06%高の12,967.16と主要指数が揃って上昇した。米10年国債利回りは4.562%(前日比+0.4bp)とやや高止まり。VIX指数は5.11%低下し、投資家のリスク選好姿勢が強まった。週末の米イラン応酬激化を受けて原油が急伸する中でも株式市場は底堅さを見せている。

見通し: 本日21:30発表の6月CPI(前月比予想-0.1%、前年比予想+3.8%、コア前月比予想+0.2%、コア前年比予想+2.9%)が最大の焦点。予想通りかそれ以上に鈍化すれば利下げ観測が再燃し株高・金利低下・ドル安の流れとなりやすいが、コア指標が上振れれば原油急騰によるインフレ再燃懸念と相まってFRBの追加利上げ観測が強まり、株安・金利上昇のリスクシナリオとなる。19:00のNFIB中小企業楽観指数(予想95.7)、23:00のウォーシュFRB議長発言、翌未明のバー理事・クック理事・ボウマン副議長発言も7/28-29のFOMCの方向感を測る材料として注視したい。原油高値(WTI78ドル前後)が定着すればインフレ再燃→追加利上げ観測→株安・ドル高という複合的な動きとなるリスクも意識される。

🇯🇵 日本経済・為替

動向: 7月13日(月)の日経平均は中東情勢の緊迫化を嫌気して売られ、67,400円台まで下落(前日比-1%台)。TOPIXも4,026pt前後まで軟化した。為替市場では、片山財務相のGPIF運用方針を巡る発言を受けて一時161.28円まで円が買われる場面があったが、原油急伸によるドル買いも入り、ドル円は162円台前半まで値を戻した。

見通し: 本日13:30発表の鉱工業生産(5月分確報)・稼働率指数は改定値のため相場インパクトは限定的ながら、生産動向の基調確認材料となる。ドル円は161.5円〜163円のレンジを想定。原油高(WTI78ドル台)が続けばインフレ連想からのドル買い・円売りが入りやすいが、中東情勢の一段の悪化はリスク回避の円買いを誘発しうる。本日夜の米CPI結果次第でドル円は大きく振れる可能性があり、CPI鈍化ならドル安・円高方向、CPI上振れなら164円方向への上値追いも視野に入る。

🇨🇳 中国経済・為替

動向: オフショア人民元(USD/CNH)は6.78518付近(+0.02%)で小動き。6月CPI・PPI(7/9発表済み)、貿易収支(7/13発表済み)を受けた地合いが継続しており、本ウィンドウ内(7/14 6:00〜7/15 6:00)に中国発の主要経済指標の発表は確認されなかった。

見通し: 本日は重要指標の発表が無いため、米CPI等外部要因への追随的な値動きが中心となる見込み。オフショア人民元は6.78〜6.80元のレンジを想定。中東情勢の緊迫化や原油高が続けば、リスク回避的な人民元売り・元安圧力がやや強まる可能性がある。7/16発表予定のQ2GDP・6月鉱工業生産を控え、ポジション調整的な小動きにも注意したい。

🇪🇺 ユーロ圏経済・為替

動向: EUR/USDは1.13843(+0.03%)とほぼ横ばい。ECBはタカ派姿勢を維持する構えで、本日夜にシュナーベル専務理事(ローマでのChaMP会議クロージングパネル)、翌15日未明にレーン専務理事(夕食会スピーチ、代読)の発言が予定されている。ドイツでは15:00に卸売物価指数(前月比-0.6%、前年比+5.9%)が発表される。

見通し: ユーロドルは1.135〜1.145ドルのレンジを想定。ECB高官発言からタカ派トーンが強まればユーロ買い材料となるが、本日夜の米CPIが市場予想を下回りドル安が進行すれば1.145ドル超えを試す展開も考えられる。逆に米CPI上振れでドル高が進めば1.13ドル割れのリスクもある。ドイツPPIは前年比+5.9%とインフレ高止まりを示しており、ECBの利下げ観測後退要因として意識される。

🇦🇺🇳🇿 オセアニア経済・為替

動向: AUD/USDは0.69182(-0.02%)、AUD/JPYは112.376(-0.03%)とやや軟調。NZD/USDは0.57561(+0.06%)、NZD/JPYは93.501(+0.11%)とやや堅調に推移した。

見通し: 本日09:30発表の豪ウエストパック消費者信頼感指数(前回80.6)が焦点。改善が確認されればRBAの据え置き観測を後押しし豪ドル買いが入りやすいが、悪化なら追加利下げ観測から豪ドル売りに繋がりやすい。豪ドル米ドルは0.688〜0.696のレンジを想定。原油高・中東リスクの高まりは資源国通貨である豪ドルへの思惑的な買い材料となる場合もあるが、リスクオフが強まる局面ではむしろ売られやすい点に注意したい。

🥇 ゴールド & 🛢️ 原油

ゴールド: XAU/USDは4,003.916ドル(+0.07%)と史上最高値圏の4,000ドル台を維持。中東情勢の緊迫化を背景とした質への逃避需要が下支えしている。

原油 (WTI): 77.951ドル(+0.26%)。週明けの米イラン応酬激化を受けて一時+3%超の急伸を見せた後はやや落ち着きを取り戻しつつも、77〜78ドル台の高値圏で推移。ホルムズ海峡を巡る地政学リスクが引き続き相場の主導要因となっている。

🪙 仮想通貨

BTC: 62,095.0ドル(-2.8%)。リスクオフムードや中東情勢の緊迫化を受けて上値が重く、64,000ドル台から62,000ドル割れ水準まで軟化した。

🗓️ 本日発表予定の主要経済指標

時刻 指標名/発言者 前回 予想 重要度
08:01 🇬🇧 BRC小売売上高[既存店][前年比] +3.4% +2.7%
09:30 🇦🇺 ウエストパック消費者信頼感指数 80.6 - ★★★
13:30 🇯🇵 鉱工業生産[前月比](5月分確報) +0.5% - ★★★
13:30 🇯🇵 鉱工業生産[前年比](5月分確報) -1.7% - ★★
13:30 🇯🇵 稼働率指数[前月比](5月分確報) -0.8% - ★★
15:00 🇩🇪 卸売物価指数[前月比] -0.6% -
15:00 🇩🇪 卸売物価指数[前年比] +5.9% -
15:30 🇨🇭 生産者輸入価格[前月比] -0.4% -
15:30 🇨🇭 生産者輸入価格[前年比] -1.8% -
19:00 🇺🇸 NFIB中小企業楽観指数 95.3 95.7 ★★
21:30 🇺🇸 消費者物価指数[前月比] +0.5% -0.1% ★★★
21:30 🇺🇸 消費者物価指数[前年比] +4.2% +3.8% ★★
21:30 🇺🇸 消費者物価指数[コア][前月比] +0.2% +0.2% ★★
21:30 🇺🇸 消費者物価指数[コア][前年比] +2.9% +2.9% ★★
23:00 🇺🇸 ウォーシュ・FRB議長 発言 - -
7/15 01:40 🇺🇸 バー・FRB理事 発言 - -
7/15 02:00 🇺🇸 グールズビー・シカゴ連銀総裁 発言 - -
7/15 02:30 🇺🇸 クック・FRB理事 発言 - -
7/15 03:55 🇺🇸 ボウマン・FRB副議長 発言 - -
7/15 05:00 🇺🇸 対米証券投資[ネットTICフロー] +261億USD - ★★
7/15 05:00 🇺🇸 対米証券投資[ネット長期TICフロー] +1031億USD - ★★
7/15 05:00 🇬🇧 ベイリー・英中銀(BOE)総裁 発言 - -

注記:
重要度は★★★(最重要)、★★(注目)、★(参考)の3段階。表末尾の7件は日付をまたいだ翌7月15日(水)未明〜早朝の発言・指標のため、時刻に日付を明記のうえ表の最後に記載しています。日本の鉱工業生産・稼働率指数(13:30発表)は5月分確報値のため、速報値からの改定分のみが反映され市場インパクトは限定的です。豪州のNAB企業信頼感指数・企業景況感指数は一次情報で本日発表の裏付けが取れなかったため、本レポートでは掲載を見送りました。ユーロ圏・フランス・カナダ・中国については、本ウィンドウ内で発表される主要経済指標は確認されませんでした。本レポートに掲載の情報は投資判断の参考情報であり、投資勧誘を目的とするものではありません。

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