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朝の経済レポート

朝の経済レポート 2026年08月11日(火) | 経済・為替市況

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目次

朝の経済レポート

経済・為替市況 2026年08月11日(火) | 市場動向と経済指標カレンダー

🎯 本日の最重要注目ポイント

  • 豪中銀の政策判断: 13:30に豪準備銀行が政策金利と四半期金融政策報告を公表する。現行4.35%の据え置きが予想されるが、インフレと成長見通しの修正方向が豪ドル相場を左右する。豪準備銀行の公表予定では、政策決定と金融政策報告が8月11日14:30 AESTに予定されている。
  • 米住宅市場: 23:00の7月中古住宅販売件数は年率405万件、前月比マイナス1.0%が予想される。全米不動産協会は8月11日10:00 EDTの発表を正式に案内している。
  • 米企業心理: 19:00のNFIB中小企業楽観指数は97.3予想。前回は97.4で、NFIBによると同指数は毎月第2火曜日に公表される。
  • 原油と金利の連鎖: 8月10日のBrent原油は87.72ドルへ5%上昇し、米10年債利回りも4.70%へ上昇した。原油高がインフレ懸念と金利上昇を通じて株式の上値を抑える構図に注意したい。
  • 日本市場は休場: 山の日で東京市場が休場となるため、円相場は海外勢主導になりやすい。ドル円が160円へ接近する場面では当局のけん制や急反落にも警戒が必要となる。

🇺🇸 米国経済・為替

動向: 8月10日の米国株は原油高と長期金利上昇を受けて小反落した。S&P500は4.53ポイント安の7,753.11、ダウ平均は60.95ドル安の53,975.98、ナスダック総合は85.26ポイント安の26,605.36で終了した。Brent原油が5%上昇して87.72ドルとなり、米10年債利回りも前週末の4.65%から4.70%へ上昇したことが高PERのハイテク株を圧迫した。8月10日の米市場概況によると、企業利益は堅調だった一方、原油供給を巡る不透明感が相場の重荷となった。11日7時台の収集値ではドル円159.301円、ユーロドル1.15431ドルとなっている。

見通し: ドル円は158.50円から160.20円、S&P500は7,680から7,820を中心レンジと想定する。19:00のNFIB指数が98を上回り、23:00の中古住宅販売件数も405万件を上回れば、米金利上昇を通じて160円方向へのドル買いが強まりやすい。反対に企業心理が95台へ低下し、住宅販売が400万件を割り込めば、景気減速を意識した金利低下から158円台前半までのドル反落が考えられる。原油が一段高となりBrentで90ドルを突破する場合は、インフレ懸念から米金利とドルが上昇する一方、株式が下落する複合シナリオが主要リスクとなる。

🇯🇵 日本経済・為替

動向: 8月10日の日経平均は前営業日比1,363.51円高、2.08%高の66,970.22円と3営業日ぶりに大幅反発した。TOPIXは25.68ポイント高、0.63%高の4,100.61で、値がさハイテク株と先物主導の上昇が目立った。一方、日経平均の上昇率に対してTOPIXの伸びが小さく、東証プライムの値下がり銘柄も603に達したため、指数ほど全面的なリスク選好ではなかった。ドル円は11日7時台に159.30円前後で推移している。

見通し: 本日は山の日で国内株式市場が休場となるため、ドル円は158.50円から160.20円の範囲で海外金利と原油に左右されやすい。米NFIBと中古住宅販売が上振れれば160円試しとなる一方、160円台では介入警戒が急速に高まり、薄商いの中で1円以上反落するリスクがある。米指標が弱く米10年債利回りが4.60%を割り込めば158円台前半が視野に入る。日本株は次の取引日に米国株、半導体株、原油、為替の複数日分をまとめて織り込むため、日経平均67,000円超では利益確定、66,000円近辺では押し目買いという振幅の大きい展開を想定する。

🇨🇳 中国経済・為替

動向: 11日7時台のドル・オフショア人民元は6.74587元で、人民元は比較的底堅く推移している。本日の対象時間帯には中国の主要統計発表が確認されておらず、豪中銀の政策判断、原油相場、米国の企業心理と住宅指標が中国関連資産の外部材料となる。

見通し: ドル・オフショア人民元は6.70元から6.80元を中心レンジと想定する。豪中銀がタカ派姿勢を維持し、豪ドルと資源価格が上昇すれば、中国景気への期待を通じて6.72元方向への人民元高が考えられる。反対に原油高が世界的なインフレと金利上昇を招き、米中古住宅販売も予想を上回る場合はドル高が優勢となり、6.80元方向を試す可能性がある。6.80元を明確に上抜ける場合は、人民元安からアジア通貨安、輸入物価上昇へ波及するリスクに注意したい。

🇪🇺 ユーロ圏経済・為替

動向: 11日7時台のユーロドルは1.15431ドル、ユーロ円は183.883円。8月10日の欧米市場では原油高と米長期金利上昇がドルを支える一方、エネルギー輸入コスト上昇への警戒がユーロの上値を抑えた。本日の対象時間帯にはユーロ圏、ドイツ、フランスの主要経済指標は確認されていない。

見通し: ユーロドルは1.1480ドルから1.1600ドル、ユーロ円は182.50円から185.00円を想定する。米NFIBと中古住宅販売が予想を下回り、米10年債利回りが低下すれば1.1600ドル方向への反発が見込まれる。反対に米指標の上振れやBrent原油90ドル突破が重なる場合は、米金利上昇と欧州の交易条件悪化が同時に意識され、1.1480ドル割れがリスクとなる。円相場では日本の休場による流動性低下が値幅を拡大させるため、ユーロ円が185円へ接近した後の急反落にも注意が必要となる。

🇦🇺🇳🇿 オセアニア経済・為替

動向: 11日7時台の豪ドル米ドルは0.705425ドル、豪ドル円は112.372円、NZドル米ドルは0.58826ドル、NZドル円は93.7135円。豪州では10:30にNAB企業調査、13:30に豪準備銀行の政策金利、四半期金融政策報告が予定されている。豪準備銀行によると現行金利は4.35%で、次回更新は8月11日14:30 AEST。本日のオセアニア市場で最も重要な材料となる。

見通し: 豪ドル米ドルは0.6950ドルから0.7150ドル、豪ドル円は110.50円から114.00円を想定する。政策金利が4.35%で据え置かれても、金融政策報告がインフレ上振れを強調すれば0.7100ドル超、豪ドル円113円台を試しやすい。成長見通しの下方修正や将来の利下げ示唆があれば0.7000ドル割れがリスクとなる。豪ドル安はNZドルにも波及しやすく、NZドル米ドルは0.5800ドルから0.5950ドルを想定する。原油・商品高が豪ドルを支える一方、米金利上昇によるドル高が相殺するため、RBA声明の文言が方向を決める。

🥇 ゴールド & 🛢️ 原油

ゴールド: 11日7時台の収集値は1オンス4,249.635ドルで、前回比8.943ドル、0.21%高。日中高値は4,253.354ドル、安値は4,236.152ドルだった。想定レンジは4,220ドルから4,300ドル。原油高によるインフレ懸念で米金利が上昇すれば金利を生まない金の上値を抑えるが、地政学的な不透明感と株式調整は安全資産需要を支える。4,220ドル割れでは4,180ドル方向、4,300ドル突破では4,350ドル方向への値幅拡大に注意したい。

原油 (WTI): 11日7時台の収集値は1バレル77.152ドルで、前回比0.281ドル、0.36%安。一方、8月10日の海外市場ではBrent原油が5%高の87.72ドルとなっており、油種間の値動きと供給不安を慎重に見極める必要がある。WTIは76ドルから82ドルを想定し、中東情勢の悪化や輸送障害で82ドルを突破すれば、インフレ懸念、米金利上昇、株安、ドル高へ連鎖する可能性がある。供給再開への具体的な進展が確認されれば75ドル台への反落がリスクとなる。

🪙 仮想通貨

BTC: 11日7時台のビットコインは64,410ドルで、前回比280ドル、0.43%安。高値65,021ドル、安値64,189ドルの範囲で推移した。想定レンジは63,000ドルから66,500ドル。米NFIBと中古住宅販売が強く米金利が上昇すれば63,000ドル方向への調整が考えられる一方、弱い指標によって利上げ観測が後退すれば65,000ドル回復から66,500ドルを試す可能性がある。原油急騰によるインフレ再燃と株安が重なる場合は、暗号資産にも換金売りが波及するリスクがある。

🗓️ 本日発表予定の主要経済指標

時刻 指標名/発言者 前回 予想 重要度
08:01 🇬🇧 7月BRC既存店売上高(前年比) +1.7% +1.5%
10:30 🇦🇺 7月NAB企業信頼感指数 -5 - ★★★
10:30 🇦🇺 7月NAB企業景況感指数 +3 - ★★
13:30 🇦🇺 豪準備銀行 政策金利 4.35% 4.35% ★★★
13:30 🇦🇺 豪準備銀行 四半期金融政策報告 - - ★★★
19:00 🇺🇸 7月NFIB中小企業楽観指数 97.4 97.3 ★★
23:00 🇺🇸 7月中古住宅販売件数(年率換算) 409万件 405万件 ★★★
23:00 🇺🇸 7月中古住宅販売件数(前月比) -2.4% -1.0% ★★

注記:
対象時間帯は2026年8月11日(火)JST 06:00から8月12日(水)JST 05:59まで。重要度は★★★(最重要)、★★(注目)、★(参考)の3段階。米国、日本、ドイツ、ユーロ圏、フランス、英国、カナダ、豪州、NZ、中国、スイスを個別に突合し、この時間帯で確認できた対象指標のみを掲載した。日本、ドイツ、ユーロ圏、フランス、カナダ、NZ、中国、スイスでは掲載対象となる主要指標を確認できなかった。日本は山の日で休場。南アフリカ、ブラジル、メキシコ、シンガポールの指標は対象国・地域外のため掲載していない。翌8月12日未明の対象指標・主要中銀関係者発言は確認されなかった。

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